菜の花通信

月別アーカイブ: 2014年12月

正木の家 12月

11月、「正木の家」ではおめでたいことがありました。M職員が待望の!子供を授かりました。正木の母達も大喜び。母達は心配でしょうがないようで「私達が守ってあげなきゃ!」とはりきってくれています。

そして、M職員が夜勤の朝に騒動が起きました。入居者K様が何かを探しているのか、ひと晩中入居者様の居室のドアを開けようとしながら歩きまわっておられました。

一睡もせず朝が来て、それでも変わらずガタガタと音を立てながら、居室のドアを開けようとしていました。

そして、T様のドアを開けようとした瞬間、堪忍袋の緒が切れたのでしょう。

T様、「なんだー!」と大きな声を出してK様に飛び掛かりました。

それにK様も反撃!!

あわや殴り合いの喧嘩になりそうな所でM職員が「お願いだからやめて! 私、お腹に赤ちゃんがいるから間に入って止められないの!」と叫びました。

それを聞いたT様。

ぱっとK様から離れ、「それはいかんな。大事な体だからな。」と微笑み居室に入って行かれました。

そしてK様も「そうだな。」と居室に戻って行かれたそうです。

とんだ騒動が心温まる結末を迎え、職員皆「ホッ」と胸をなでおろしました。

 

そして、この話にはまだ続きが…

朝の申し送りでこの話を聞いた正木の母M職員。「これみんな使えるねー。またこういうことがあったら(出来ればあってほしくはないですが)みんな赤ちゃんがいるって言えばいいんだよー。私も言っていいかな~。私なんて一番リアルじゃない?」っと自分のお腹をなでなでなで???

騒動を自虐ネタで笑いに変える。やっぱり母にはかないません(笑)

 

 

あすか

 

今おもうこと 12月

平成26年も残りの日数を数えられるほどになりました。

1年間の皆様のご努力に感謝すると共に、新年も変わらぬお力添えを賜りますよう、この場を借りてお願い申し上げます。

改めて振り返ってみますと、今年は介護中の事故やトラブルが少なからずあったように思います。中には皆様がコツコツ積み上げた信用を瞬時に失いかねないような事件もありました。その都度、肝をつぶしながらも誠意を持って対応すべく、ない知恵を絞って乗り越えてきたように思います。もちろん担当のスタッフも一生懸命対応してくれますが、やはり事業主という責はまぬがれません。 お詫びや事後処理で走り回った日の帰り道、「いつまでこの重圧と向き合い続けるのだろう?」と自問したことは、ないといえば嘘になりますね。

少し前ですが、そんな落ち込んだ気持ちで現場に現場に入った時のこと。シワシワの手をもみながら、暖かい湯呑みを両手でそっと包んで、お茶を飲む利用者様と向き合いました。老いていく命と向き合える素晴らしいご縁をもらっていると感じました。命のとなりだからこそ、常にリスクもつきまといます。でも、その仕事のために60人以上の素敵なスタッフが集まってくれています。来年もまたヒタヒタ頑張ろうと決意を新たにしました。

良い新年をお迎えください。

 

 

丸山秀樹