菜の花通信

ヘルパーのつぶやき:H25.4月

先日、菜の花の利用者様の家にドロボウが入りました。被害にあわれたS様は、そのときリビングでテレビを見ておられて、その隣の部屋の金庫が盗まれたのだそうです。

「仏間にはいったら、遺影が畳の上に落ちていたので、変だなと思って・・」と利用者様。犯行に気づいたそうですが、犯人と鉢合わせにならなくてよかった!とホッとしました。

日常、家にあがらせてもらう私たちにも、防犯のお手伝いはできそうです。

・独居か、日中ひとりになることが多い
・一軒家で裏にも入口がある
・耳が遠い
・駐車場の車で家族の不在が外からわかる

そんな条件がいくつかそろう利用者様には、ぜひ声をかけて、一緒に家のとじまりをチェックしてみてください。
また、不審な訪問者や電話があったときは、さりげなく「他にも人がいる」ことをアピールする、利用者さんの様子を観察するなどして、目と耳をすましてください。

さて、盗まれたS様の金庫は、数日のちに近所の空き地で発見されました。どうしても鍵を開けられなかったらしく、中のものは無事だったとか。大きな重い金庫を白昼必死で持ち出した犯人が、少しこっけいに思えた事件でした。(玉)

今おもうこと:H25.4月

今年の桜、例年より早く満開になったうえに、週末ごとの荒天でめでられる機会も少なく散ってしまったような気がします。まだまだ気温の変化も激しく、衣類の選択に悩まされる日々が続いていますが、皆様お変わりありませんか。

数日前の新聞に、「ひとりで介護」6割超・・という見出しの記事が出ていました。家庭で日常的に介護する中で虐待に至った人のうち、6割の人が協力者のないままひとりで介護にあたっていたという内容でした。
京都桂川でしたか、介護のために生活が困窮し、心中を決意した母子の惨劇を記憶されている方も多いと思いますが、それ以降も毎年どこかで繰り返される悲劇は、一向に減る気配をみせません。

私たちが仕事として在宅介護や支援にあたるのは、ほとんどの場合、長くても2時間程度ですが、支える家族となると1日24時間切れ間なく、またそれが毎日続きます。その重圧たるやさぞ・・と想像に難くありません。
ただこれから迎える超高齢社会の中で、同じように家族が支えなければならないケースが減るとも思えませんし、なんか手だてはないものかと、読後ひとりで思いあぐねてしまいました。

過日、ふとしたきっかけから、この地域で暮らし続けたいという願いをかなえるような仕組みを作る計画に、一員として混ぜてもらう機会に恵まれました。
全体としては50床規模のサービス付高齢者向け住宅のイメージですが、1階には多目的ホール、デイサービス、事務所(もちろん菜の花の)、2階には食堂、働く人のための託児所、実費ショートステイなど。3階は低家賃のフロア、4階から上が1DK、2DKなどの個室という壮大なものです。
託児所や食堂では、まだ働ける地域の高齢者に経験を発揮してもらうなど、全体として元気な方々が支援を必要としている方々のお手伝いをする・・という仕組み。

もちろん事業として継続できるような費用設定や運営管理、人員配置も含め、綿密な計画と裏付けがないと実現し得ない話ですが、支援を必要としている方々に、「こんな場所があってよかったねと感じてもらえる場所に!」というコンセプトで、今後も計画実現に向かって努力するつもりです。
先のことはわかりませんが、近いうちにもう少し詳しくお話しできる機会が訪れるはず!

暖かな陽気でこれから動きやすくなる季節です。どうぞお元気でお過ごしください。

丸山榮出樹