転倒を予防しましょう。
カテゴリ名: 介護の知識
転倒は高齢者の大敵!
高齢者にとって、転倒はとても大きな問題です。
高齢者の方は、老化により骨と筋肉が衰えているため、ちょっとのことで転んだり、転んで骨折したりすることが多く、骨折すると治るまでに時間がかかったり、そのまま要介護の状態や、「寝たきり」につながる可能性あります。
また、ケガのあるなしに関係なく、転倒した経緯から「また転ぶのではないか」という不安や恐怖を感じて、日常生活の中で体を動かさなくなり、食事や排泄などの日常生活動作が普通にできなくなってしまう場合や、外出しなくなって「閉じこもり」になってしまう場合があります。そして、家の中に閉じこもっていることで、さらに足腰の筋力が弱まり、ますます転びやすくなるという悪循環に陥ることにもなるのです
こんなところが転倒しやすい!
- ○ 1~2cmくらいの室内段差
- ○ 滑りやすい床(フローリングなど)
- ○ スリッパやサンダルなどのつまづきやすい履物
- ○ カーペットの端やほころびなどに躓きやすそうですか?
- ○ 電気器具のコンセントやコードなど
- ○ 照明不良(足元が暗くて見えない)
- ○ 戸口の踏み段
- ○ 不慣れな環境
自宅内には転倒をもたらす危険がたくさん潜んでいますが、
そのことに気付いていない場合が多く、それが自宅での転倒事故の最も大きな原因となっています。
自宅内で転倒しやすい環境がないか、障害物がないかをチェックし、できる範囲で整備しましょう。