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菜の花通信10月

カテゴリ名: 今おもうこと

過日、デジタル世代SNS疲れ・・という新聞記事に目がとまりました。
10代の7割が、「感情がわかりにくい」というのがその理由。

対話アプリで親友に「友達じゃない!」と発信したメッセージが誤解を招いた例が紹介されていました。送り手の「友達だから気にしないで」と励ます意図だったものが、受け手には「あなたは友達ではない」という拒絶の意味で伝わったというもの。

あにはからんや。対話アプリは手軽に相手にメッセージを送れる便利ツールですが、利用者の75%が相手の考えや感情が分かりにくいと回答しているそうです。

最後まで聞かないと、YESかNOかが分からない日本語の特徴か。絵文字、顔文字をうまく活用すれば、誤解もある程度は防げるのか?教育委員会や自治体等によるSNS利用のルール作りも始まっていますが、まさにデジタル時代の難題。

昔、「ここではきものをぬいでください」という風呂屋の張り紙を読み、下足箱の前で着物を脱いだという、ことば区切りを学ぶ例文を思い出しました。

いつもたくさんのお仕事を引き受けてくださり、本当にありがとうございます。

訪問介護部10月

カテゴリ名: ハイ!こちら菜の花訪問介護部

とうとう長女が車校に通い始めました。
自動車学校での運転が楽しくて仕方がないようで、「怖さは全然ない」と笑う姿に、嬉しさと同時に不安も感じています。

事故の多い時代、楽しさだけでなく、運転の怖さや責任も知ってほしい。親として見守ると同時に、自分自身も毎日運転する身として、改めて気を引き締めていきたいと思います。(竹内)

正木の家10月

カテゴリ名: 正木の家

9月始め、正木の家に新しい入居者様が入所されました。
とっても小柄で穏やか~な女性R様。もともと福井の生まれで、京都を経て名古屋に来られたそうです。

書道の先生をされており、イタリアで個展を開くほどの腕前です。更に、民謡もされており、フランスで披露したこともあるとか。とってもワールドワイドな95歳。やんわりとした穏やかな方で、 R様の周りは時間がゆっくり流れているように感じます。

話し方もゆったりとしており、こっちも一緒になってゆったりとした話し方になっていきます。食事も1時間以上時間を掛けてゆっくり召し上がられます。先日、月壱屋で夕食をとってもらったのですが、2時間近くかけて「美味しいわね~」と言いながら完食されました。

歩くときも、手引きする職員に「重いでしょ~」と言いながら、ゆっくり、ゆっくり歩かれます。何をするにものんびり、ゆっくり。

そんな空気感は、ついせかせかしてしまう私たちを、ゆっくりな気分に変えてくれます。介護施設って、あれもやらなければ、これもやらなければ・・。次はこれ、次は・・と、ついせかせかしてしまう所が多いのではないでしょうか。

正木の家も、のんびり、ゆっくりと言いながらも、ついついせわしなくなってしまう事が多々あります。そんな空気感は入居者様にも伝わるし、良くない事は分かっていても、ついい・・。

R様がかもすおだやかな感じは、正木の家の空気を緩やかな方向へ導いてくれることと思います。
私たちも、正木の家の基本理念に、おかげで立ち返ることができました。ようこそ正木の家へ!

これからも、色々勉強させて頂きます。 (あすか)

菜の花通信9月

カテゴリ名: 今おもうこと

戦後80年という区切り年のためか、この夏は、戦争に関するテーマを取り上げたテレビ番組が数多くありました。

日本は戦後、映像に残る焼け野原から驚異的な復興を遂げ、経済大国と呼ばれる規模まで成長しました。
社会人となり、バブル景気も華やかりし頃、『24時間戦えますか』というキャッチコピーが流行語大賞になったこも。
でも最近では、その副作用的な諸問題が社会や個人を揺さぶります。

誰が生きづらい世にしたのか?

寮でもアパートでも結構。苦労して手にいれた自宅なら尚可。酷暑の1日、その日の業を成し終えて帰宅。
シャワーかお風呂を済ませ、冷房の効いた部屋でひと息つきます。冷えたビールなどひとくち頂いたら、「ふわぁぁー」っと思わず幸せのため息。

戦中、戦後、生き延びることだけが命題だった当時の映像を見るにつけ、居場所があること以上の幸せなど、望むべくもないとつくづく感じます。
残暑の毎日、いつもたくさんのお仕事を引き受けてくださり、本当にありがとうございます。

訪問介護部9月

カテゴリ名: ハイ!こちら菜の花訪問介護部

9月1日は防災の日。
台風や災害による被害が多い時期でもあり、関連イベントも色々と開催されています。

私が住んでいる地域は、自然条件のせいなのか、毎年、落雷の被害が多々あります。先日も知人の家の近くにある大きな木に雷が落ち、ドンッという大きな音と共に停電。

復旧が翌日になり、暑さの中、トイレも使えず、暗闇でひと晩を過ごす大変な状態だったとのことでした。
身近での出来事で、懐中電灯や水の備蓄など、日頃からの備えがとても大切だと実感しました。災害がいつ来るかわからない・・と安易に考えていたかもしれません。皆さまも気をつけてお過ごしください。(氏家)

正木の家9月

カテゴリ名: 正木の家

先日、第13回正木の家夏祭りを開催しました。今回は入居者U様のお誕生日が近い事もあり、お祭り前に誕生日会も開催、奥様、娘様も一緒に参加して下さいました。

ケーキを用意し、皆でハッピーバースデーを唄ってお祝いすると、びっくりされ、照れくさそうなお顔をされていました。あんなに恥ずかしがってるU様、なかなかのレア度です。
最後はお決まりのケーキをツンッからのペロッ。とってもとってもいい笑顔がみられ、参加者全員ほっこりする誕生日会となりました。

さてさて、これからが夏祭りの本番です。今年も焼きそば、フランクフルト、かき氷、玉せん、丸さんカレー、 IC提供のホットドックと、豪華なラインナップ。入居者様も大好きな物ばかり。モクモクと食が進みます。

E様はもちろん生ビールも。それを見たW様が「私も飲む」と言われ、ノンアルコールビールを提供。一口飲み「あ~~濃い!!」とご満悦。お代わりもされ、ノンアルコールなのになぜか酔っ払う。ずーっとケラケラと笑っておられました。

お誕生日のU様は、自分のが目の前にあるにも関わらず、奥様の分を取り上げ、2人分完食。その後ケーキも平らげ、底なしの胃袋を披露しておられました。それからは一般の方々が続々来店。あっという間に満席に!

本当にたくさんの方が来てくれました。正木の家が開所し、毎年夏祭りを開催してきましたが、こんなにたくさんの方々に来てもらったのは初めてです。
月壱屋や二丁目食堂、地域イベントへの参加等が身を結んだ結果です。最後は子供達と入居者様、一緒に花火鑑賞もでき、素敵な夏の終わりのお祭りとなりました。


早い時間から食材や飲み物が足りなくなり、課題もたくさんありましたが、ひとまず皆様お疲れさまでした。

ホットドックの提供とお手伝いもしてくれた喫茶ICママ、土曜日なのにお手伝いしてくれた訪問部の皆様、遅くまで頑張ってくれた正木の家の職員さん、本当に有難うございました。そして来年もご協力お願いしますね。 (あすか)

菜の花通信8月

カテゴリ名: 菜の花通信

セミの大合唱と甲子園のラジオ中継、いくつになってもまさに夏の音の風景だなと感じます。

8月に開催される高校野球の感動は、勝敗や技術レベルの高さを超え、さほど野球に明るくはない自身も含め、人々の心を揺さぶる青春のドラマ。球児たちは3年間ほとんど休みなく練習を重ね、夏の一試合のために全てを注ぎます。その全力の瞬間がラジオやテレビの画面越しでも伝わり、観ている人に、力いっぱい打ち込む姿の尊さを思い出させてくれます。ベンチに入れなかった部員も、裏方として支え続ける。全員で戦っているという絆や、チームの仲間と最後の夏を共有する姿がときに涙を誘います。

厳しい予選を戦い抜いて各県の代表となり、多くの期待を背負っての勝負ですが、トーナメント方式なので負けたら終わり。予想外の逆転劇や延長戦、まさかの敗退など。通信をお届けする頃は2回戦の真っただ中かな。

暑い日が続きますが、いつもたくさんのお仕事を引き受けてくださりありがとうございます。

訪問介護部8月

カテゴリ名: ハイ!こちら菜の花訪問介護部

専門学校に通っている19歳の息子が、ただいま就職活動まっただ中! 会社説明会や見学に行ったりと、毎日なかなか忙しそうです。つい先日は、行ったことのない大阪の街中で行われる本社面接へ、地図をたよりに出かけて行きました。親としては「そっと見守る」が正解なんだろうけど、ついあれこれ口を出してしまうんですよね・・。どれだけ成長しても、やっぱり心配は尽きません。息子が希望する会社からご縁をもらえるように、あたたかく応援しながら見守っていきたいと思います。(山本)

正木の家8月

カテゴリ名: 正木の家

先月、7月お誕生日の入居者E様と居酒屋デートに行ってきました。

お酒の強いE様。正木の家では、月末の月壱屋でしか飲む機会がないので、せっかくの誕生日だからと、近所の焼き鳥屋に出かけました。2人でカウンターに座り、「おめでとー」と乾杯。

焼き鳥をつまみにどんどんお酒が進みます。お酒が進むに連れ、どんどん饒舌になっていくE様。ご家族の事、職人時代の仕事の事、はては恋愛話しまで、たくさんお話ししてくれました。あっという間に2時間立ち、 E様は酎ハイを6杯も平らげていました。

「楽しかったね~」 と言いながら、全く酔っぱらった様子もなく、平気な顔で徒歩にて帰所。その日の夜は朝までぐっすり眠れたようです。なかなか入居者様と2人きりでゆっくり話す機会がないので、色々な話が聞け、私もとっても楽しい時間を過ごすことができました。大勢でわいわいするのも楽しいですが、2人でしっぽりと過ごす時間があってもいいなと感じました。

E様はまだまだ認知症状も初期の段階です。ケアに要する時間も、他の方に比べたらどうしても少なくなってしまいます。自分からなにかを要求される事も少ないし、掃除機がけや食器拭き、洗濯たたみまで、お願いしたらなんでも手伝ってくれます。介護者側からしたら、なんて有難い人なんだろうと思いますが、だからこそ余計にそれに甘え続けてはいけないような気がします。

何も言わないから何もしないのではなく、 E様個人が楽しめる事をもっと考えていけたらと思います。まだまだどこにだって行けるし、何だってできます。全体を含めて考えるケアも大切ですが、個々に寄り添ったケアもできるのが1ユニットのグループホームの強みです。その強みを活かしたケアをもっともっとしていけたら、正木の家は最強です!


先日競馬が当たったE様。また居酒屋行こうと約束済み。ご馳走してくれるそうです。楽しみだな~♪(あすか)

菜の花通信7月

カテゴリ名: 菜の花通信

小中学生の頃の作文は原稿用紙に鉛筆。
初めてワープロで年賀状を作ったのは20代はじめ。
以降、パソコンの普及で、ずいぶん長い間、文字を書くという作業をこなすのは概ねキーボードでした。

出版、印刷、企画など、文字を扱うことを職業とされている多くの分野でも、だいたいそうなんだろうと思います。
ですがこの頃、AIの進化で小指の先ほどのボイスレコーダーが、音声入力をそのまま文字にしてくれる!!
しかも長々と喋っていても適当な長さの文節に変換し、漢字変換も正しい。

聴覚(ラジオや日常会話)と視覚(本や新聞など)では、少なからず脳の働くところが違っていたような気がするのですが、文字で表現するのに、もう鉛筆やキーボード入力は不要なのか・・。

声で文字が書ける時代、散歩したり寝転びながら声で書けるよう、社内報のあり方も考え直さねばならないのかもしれません。いつもたくさんのお仕事を引き受けてくださり、本当にありがとうございます。