正木の家 5月
カテゴリ名: 正木の家
★ゆっくりおやすみください
平成24年に入所された入居者のW様が、先月永眠されました。
私のW様に対するイメージは「生命力にあふれた人」。
入所した頃はとてもパワフルで、エネルギッシュで活力みなぎる人でした。
しかし認知症の進行と共ににADLも低下。
この数年は1日リクライニング車椅子で過ごす状態でした。
更に嚥下機能も低下し、ミキサー食へと変わっていきました。
それでもW様からあきらめのような気配は全く感じられず、
むしろ生きる活力が増したように感じていました。
負けず嫌いのW様、病気に負けまいと戦っていたのでしょう。
昨年の8月からは更に食べる事が困難になり、みるみるうちに痩せてしまわれましたが、
それでもW様からは強い何かを感じました。
私達職員もその力に後押しされ、日々のケアに励んでいたように感じます。
最後は「明後日、息子さんとお孫さんが来るからそれまで頑張ろう!」
と言う言葉をかけ、本当にその日まで頑張ってくれました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
(あすか)