脱水症の予防と改善
カテゴリ名: 介護の知識
高齢者は以下のような理由で脱水症になりやすいといわれています。
①身体の水分量が減る ②腎臓の機能が低下する
③感覚機能が低下する ④利尿剤の影響
◆脱水症の初期症状
○ なんとなく元気がなくなる(活動性が低下する) ○ 微熱がでる
○ 皮膚が乾燥する ○ 唾液分泌量が減少し、○ 渇感をおぼえる
◆水分摂取を促すポイント
言葉で「水を飲んでください」と促しても、「飲みたくない」とか「喉が乾いてない」と拒否されることもあります。さまざまな工夫をして脱水症にならないように工夫する必要があります。
①好きな飲み物を用意し、いつでも飲めるように工夫する。
→ 比較的よく飲んでいる飲み物を把握し、いつでも飲めるようにしておく。
②家族や友達と一緒に飲む。
→ 一人でお茶を飲むのは味気ないものかもしれません。できれば誰かと一緒にお茶を飲む機会を増やすことを考えてみましょう。
③ゼリーや寒天質のものを食べてもらう。
→ 「飲み物」だけでは、飽きてしまう可能があります。ゼリーなど、水分量の多いものをおやつに取り入れてみましょう。
④こまめに水分を摂取するように促す。
→ 高齢者が1回に飲む水分の量は、それほど多くはありません。こまめに水分を摂取することを促しましょう。