今おもうこと2月
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もう何年も前から、台所で調理をするのが自分の中では結構大きな楽しみになっています。
禅宗寺院では、修行僧の食事や祖師への供膳を司る役職を典座(てんぞ)というそうで、腹を満たすための食事作りですが、大切な修行の一環でもあるようです。
私の場合、およそ修行には及びませんが、切れ味のよい包丁で、完成時の状態を想像しながら材料を刻んだり、その合間に煮たり焼いたりの作業をしていると、何かにすごく熱中しているときのような気分になり、大げさですが、ある種の瞑想状態のようなこころもちになります。
ついついそれが快感で、包丁を握らない日はないと言ってよいくらいになりました。おっと、「男の調理は・・」と言われないように後片付けもちゃんとね。
どうやら春も近いようです。どうぞお元気でお過ごしください。
丸山秀樹