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麦茶ゼリーは新商品?

カテゴリ名: 松原のいえ

菜の花通信9月号に掲載した「麦茶かんてん」がさらにパワーアップしました。
先日の菜の花研修で、講師よりゼラチンの方が低い温度で溶けるため、柔らかくのどごしが良い、また誤嚥の危険性を軽減すると教えていただいたので、「麦茶ゼリー」を早速作ってみました。
「かんてんよりもやわらかくて食べやすい」と利用者さんも喜んで食べてくださいました。
キラキラきれいな「麦茶ゼリー」
そのうち口コミが広がって商品化されるのでは・・・?
なんて期待してます!

 

いつまでも現役

カテゴリ名: 正木の家

先日、正木の家のお習字大会を行いました。
暖かい日差しの差し込む一回のパブリックホールでお習字セットをセッティング。
お題は「秋の里」。
字の上手な職員さんにお手本を書いてもらい、さあスタートです。

男性のT様、K様は太い文字で力強く書かれ、得意げに何枚も何枚も書かれておられました。
女性のU様は複写がとてもお上手で、お手本をしっかり見ながら一画一画丁寧に書いておられ、A様は、「わたし書けないわよ〜」と言いながらも書き始めると、クスクス笑いながら楽しそうに書いておられました。

そして、最年長94歳T様!!
ご主人の会社を、ご主人亡き後も必死で守って来た逞しい女性です。
正木の家でもお金、給料、従業員、税務署の事と心配がたえません。
そんなT様の書いた里の秋は・・・。

「里の税」!!!!!!
やっぱり心配事が絶えないようです。
みんな大笑いでしたが???。

 

あすか

今、おもうこと 26年11月

カテゴリ名: 今おもうこと

先日の新聞に、「徘徊」→「ひとり歩き」といいかえませんか?という記事がありました。
広辞苑によれば、徘徊とは「どこともなく歩き回ること」とありますが、認知症の方が歩き回るのは、帰宅や買い物など、それなりの目的や理由がある・・・。本人の立場から見た言葉を使い、外に出る気持ちを理解しようという狙いでした。

私たちがヘルパーの資格を取った時の教科書には、認知症ではなく、地方という表現が使われていました。それから10年。
認知症という言葉がすっかり定着したばかりか、専門職のみならず広く一般の方にもずいぶん正しく、その意味が伝わるようになったと思います。
であるならば、徘徊をひとり歩きと言い換えるように努めていけば、さらに幅広く認知症に対する誓いが深まるかもしれませんね。

今月5日には、東京で認知症についての国際会議(主要7カ国)が開催されました。
今や世界レベルの問題ということで、早期診断や地域による支援体制についての議論されたようです。
なにより世の中を動かしている現役世代、わけても政治や経済に影響力のある立場の方々が、いずれは自分の身に起こることだと意識し始めたから、きちんと議論する場ができたのではないでしょうか。

「子供を叱るな来た道だもの、年寄りを笑うな行く道だもの」

 

寒くなります、お身体を大切にお過ごしください。

 

丸山秀樹

誤嚥を防止する対策2 ~臥位ポジショニング編~

カテゴリ名: 介護の知識

誤嚥を防止するためには、食事時の姿勢がとても大切です。

ベッド上で食事を取る際のポイントはこのようなものがあります。

 

仰臥位の場合

①骨盤が傾いていないか、ずり落ちていないか確認する。

②ギャッチアップ30度以上にする。

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③頸部前屈位(頭を高く前かがみの体勢)になるように、枕やタオルで調整する。

pop_chuui2頸部進展位(首を後ろに反らしている体勢)は窒息・誤嚥しやすい!!!

側臥位

①ギャッチアップは30度にする。

②頸部前屈位または回旋西、唾液が口腔外に流れ出すようにする。

 

まくらや布団、クッションなどを活用する事で安楽なベッド上での座位保持ができます。

身体に負担がない姿勢保持の方法をためしてみてください

 

誤嚥を防止する対策 ~口腔ケア編~

カテゴリ名: 介護の知識

誤嚥とは、食物、液体、唾液が間違って気道に入り込むことです。

誤嚥は肺炎の原因ともなりますので、しっかり対策をとりましょう。

 

食事中、食事後に以下の様子が見られるときは、誤嚥しているかもしれません。

  • むせる
  • ガラガラ声になる
  • 呼吸の変化 (呼吸が荒くなる、肩呼吸など)
  • 顔面紅潮
  • 痰の増加
  • 発熱

 

誤嚥を防止するための対策の一つ、口腔ケアについて詳しく見ていきましょう。

口腔内を清潔に保つために

①乾燥の原因をなくす

室内の湿度を40%~60%に保ち、、唇が乾燥するときはリップクリームやワセリンを塗ったりマスクを使うといいでしょう。口内が暑いときは乾燥しやすいため、冷水や氷を含んで口内の温度を下げましょう?

②唾液の分泌を促す

すっぱいもので味覚を刺激する。口腔器官の運動や唾液腺マッサージも効果的です。

いつもより気をつけてよく噛んで食べるだけでも、唾液の分泌を促します。

③、水分の補給をする

一日に0.8~1.3Lの水分補給が目安です。また、うがいをすることも効果的です。

 

こんな便利なものがあります。

義歯用歯ブラシ 普通の歯ブラシよりも硬くしっかり汚れを取れます。

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モアブラシ 頬・唇の内側や舌など口内の粘膜清掃に使います。

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舌ブラシ 歯ブラシでは、固すぎて舌を傷付けてしまうので舌の掃除に使います。

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スポンジブラシ 頬・唇の内側や舌など口内の粘膜清掃に使います。

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転倒を予防しましょう。

カテゴリ名: 介護の知識

obaasan_korobu転倒は高齢者の大敵!

高齢者にとって、転倒はとても大きな問題です。
高齢者の方は、老化により骨と筋肉が衰えているため、ちょっとのことで転んだり、転んで骨折したりすることが多く、骨折すると治るまでに時間がかかったり、そのまま要介護の状態や、「寝たきり」につながる可能性あります。
また、ケガのあるなしに関係なく、転倒した経緯から「また転ぶのではないか」という不安や恐怖を感じて、日常生活の中で体を動かさなくなり、食事や排泄などの日常生活動作が普通にできなくなってしまう場合や、外出しなくなって「閉じこもり」になってしまう場合があります。そして、家の中に閉じこもっていることで、さらに足腰の筋力が弱まり、ますます転びやすくなるという悪循環に陥ることにもなるのです

pop_chuui2こんなところが転倒しやすい!

  • ○ 1~2cmくらいの室内段差
  • ○ 滑りやすい床(フローリングなど)
  • ○ スリッパやサンダルなどのつまづきやすい履物
  • ○ カーペットの端やほころびなどに躓きやすそうですか?
  • ○ 電気器具のコンセントやコードなど
  • ○ 照明不良(足元が暗くて見えない)
  • ○ 戸口の踏み段
  • ○ 不慣れな環境

 

自宅内には転倒をもたらす危険がたくさん潜んでいますが、
そのことに気付いていない場合が多く、それが自宅での転倒事故の最も大きな原因となっています。
自宅内で転倒しやすい環境がないか、障害物がないかをチェックし、できる範囲で整備しましょう。

 

 

 

火事はどこだ?

カテゴリ名: 松原のいえ

宿直の夜のことです。住人さんの就寝ケアも終わり、お風呂に入っていると、遠くから消防車のサイレンが聞こえてきて、それがどんどん近づいてきました。
なんだか周辺もざわざわした気配!
急いで服を着て出てみると、松原のいえの前の道が何台もの消防車でふさがれています。
となりのマンションからの火災通報だったようで、結局なにごともなかったのですが、数分のあいだ「まず、歩けないNさんを車イスに乗せて、それから、それから・・」と避難の段取りを考えていました。
ありがたかったのは、となりの家の奥様が「おたくかと思って!」と松原のいえの様子をまっ先に見に来てくださったことです。いざという時のご近所パワーはとても貴重なものだと痛感した出来事でした。

たまにはいいよね

カテゴリ名: 正木の家

先月、たまにはいつもと違った食事をと思い、昼食にお好み焼き&焼きそばを作りました。

テーブルの真ん中にホットプレートを置き、入居者様の目の前でジュージューと音を立て、ソースの匂いをプンプンと漂わせながら作りました。
すると、リビングのベットでお昼寝をされていたT様がむくっと起き「いい匂いだなぁ~」と一言。
いつもは起こしてもなかなか起きてくれない事の多いT様ですが、眠気を覚ましてしまう『ソースの匂い』。恐るべし・・です。

出来上がると皆様モクモクと食べ続け、男性陣はお好み焼きを5枚!(小さ目ですが…)も召し上がり、いつも小食のA様も焼きそばをおかわりしておられました。
栄養バランスの取れた食事はもちろん大事ですが、こんな食事もたまにはいいですよね。
次回はマックのハンバーガー大会を計画中(*^_^*)
あすか

今おもうこと

カテゴリ名: 今おもうこと

先月末、10年近く菜の花に勤めてくださったヘルパーさんが、 80歳で退職されました。
担当の利用者様を引き受けてくださって以降、体調不良等による休みは一度もなく、週に4〜5勤務というスケジュールを難なく消化してくださいました。
本当にお疲れさまでした。
菜の花には他にも70歳代のヘルパーさんが5名在籍され、毎日のように活躍されています。有り難いというか、頭が下がるというか、とにかく感謝!です。
昨今、介護人材不足がかなり深刻化している・・といった話をよく耳にします。
サービスを希望される方は増える一方、担い手の確保が困難になっている訳です。
理由は色々あると思いますが、それなら、元気な高齢者の方々に活躍してもらえる仕組みを、世をあげて考えるべきだ!とかなり真剣に感じます。

介護サービスはもとより、寄り合い所でも、喫茶店や食堂でもかまいません。
給料の額も充分・・という訳にはいきませんが、先細る年金の足しにはなる筈。
なにより毎日、仕事やする事があるというのが、元気な老後を送る秘訣だとか。かく言う私も生涯現役を最大目標にしています。
長年培われた先達の技を、少し支援が必要となられた方々のために生かして頂く場所を、一日も早く設けたいと思います。お元気でお過ごしください。        丸山秀樹

松原のかんてん

カテゴリ名: 松原のいえ

この夏、松原のいえでブレイクしたのは「麦茶かんてん」。お茶をなかなか飲んでい
ただけない入居者おふたりのために作りはじめたのですが、これが大ヒット!
冷たくてのどごしがよいのか、おふたりとも作るのが追いつかないほどたくさん食べ
てくださいます。水分補給もバッチリな上、お通じもよくなりました。
すごーいかんてん効果をスタッフ一同目の当たりにした夏でした。

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