今宵も松原のいえ
カテゴリ名: 松原のいえ
夜の松原のいえ。
みなさん、お部屋で静かにお過ごしかと思いきや、「ヤッター!」「ああっやられ
た」と熱く野球中継を観戦するM様。
「瀬戸はひぐれて~ゆうなみ こなみ~♪」とひとり歌謡ショーで熱唱するH様。
「ヒックリ!ヒックリ!」と特大音量のしゃっくりをくりかえすY様。
廊下を歩くと「ちょっと、おにいさん?」とスタッフを呼びとめるN様。
それぞれが思い思いに更けていく、のいえの夜。
今夜も皆さまよく眠れますように!
(玉)
夜の松原のいえ。
みなさん、お部屋で静かにお過ごしかと思いきや、「ヤッター!」「ああっやられ
た」と熱く野球中継を観戦するM様。
「瀬戸はひぐれて~ゆうなみ こなみ~♪」とひとり歌謡ショーで熱唱するH様。
「ヒックリ!ヒックリ!」と特大音量のしゃっくりをくりかえすY様。
廊下を歩くと「ちょっと、おにいさん?」とスタッフを呼びとめるN様。
それぞれが思い思いに更けていく、のいえの夜。
今夜も皆さまよく眠れますように!
(玉)
ある日のお昼前。買い物に出掛け、お昼ごはんに間に合うようにと大急ぎで帰ってき
ました。
荷物を抱え2階に上がり、「ただいまー」っと大きな声で言うと、お昼ごはんを待ち
ながらテーブルについていた入居者様とその日の職員さんが「おかえりー」と声を揃
えて言ってくれました。
仕事で帰りが遅い姉と2人暮らしの私は、「おかえり」なんて言われたの久しぶりだ
なぁっと、ふと思いました。
「おかえり」そんなたったひと言がこんなに嬉しいのだなっと、改めて感じました。
「おはよう」「おやすみ」、「ただいま」、「おかえり」、そして「ありがとう」。
当たり前だけど何よりも大切な、そんな言葉が元気に飛び交う『まさきさんち』で
す。
(あすか)
台風十一号が日本列島を横断中の日曜日、窓を揺さぶる風や雨音を聞きながら原稿を
書いています。
この数年、ウナギが食べられなくなるのでは・・というニュースをよく耳にします。
とくに昨年は稚魚(シラスウナギ)が不漁で、価格も一気に高騰したようでした。
川を下りグアムの沖合で産卵、幼生は海流に乗ってまた日本の河川にたどり着くと言
われていますが、生態ははっきり分かっていません。
子供の頃、近くの川でミミズを餌にして立派なサイズのウナギを釣ったこともありま
したし、田んぼの用水にタモを入れて捕まえたりしたこともありました。なので、野
生のトキやカワウソに肩を並べるような希少生物となった気がしないのですが、上昇
一途のうな重の値段を見ると、やはりそうなのかもしれません。
うなぎに限らず、シャコやエビカニ、アサリや蛤に至るまで、美味しい海辺の食材は
食べ尽くされる傾向にあるような気がしますが、こうやって時々台風のもたらす大雨
が、川の養分を大量に海へ流し込み、漁師も船を出せずに休むことなどが、美味しい
資源の養育につながっているのかと思います。
災害になる程では困りますが、時々は必要な自然のサイクルですね。
旅程変更を余儀なくされた方々には残念な夏休みでしたが、後半は晴天続きとなりま
すように!
丸山秀樹
「梅雨明け!」というニュースもそろそろかなと、公園の樹々の間から時おり聞こえ
る蝉の鳴き声に、夏を待つ気持ちが揺さぶられます。今年は冷夏という予想も出てい
ましたが、どうやら平年並みの暑い夏になるようで、夏好きな私としてはちょっと嬉
しい気分です。
幼い頃のことを思い出したりする時間が多くなってきたのは、単に年を取ったから
だ!と、どこからか指摘されそうですが、仮にそうだとしても、純粋な気持ちで毎日
起きる出来事をながめていられた日々に想いを巡らせるのは、悪くないように感じま
す。
特に夏の想い出はいいですね。
もちろん冷房や除湿器もない時代でしたが、井戸で冷やしたスイカを切ってもらうと
きの気持ちや、蚊帳を吊ってもらった部屋で、夏休みに遊びにきた遠方のいとこと、
ふざけあいながら一緒に寝たときのことを思い出すと、おでこのあたりにとても涼し
い風が吹き渡るように感じます。
ずいぶん遠くなってしまったうつろな輝きを夢見ながら、毎年夏が訪れる前の今頃に
なると、今年はどのようにして夏らしい時間をもとうか?と考えたりもするのです
が、追われるままに過ごしてもう何年もたちます。
学校もそろそろ夏休み!
皆様、どうぞ素敵な夏をお過ごしください。
丸山秀樹
平成23年5月に行った10周年記念行事の席で皆様に約束したことのひとつに、若い世
代のスタッフに事業を継承できるようにする・・というのがありました。
自分でも現場に入り、利用者が望む介護や、スタッフの苦労などを肌で感じることは
大切だと思っています。
それよりなにより男性ヘルパー希望の利用者に対応できないというのが本当のところ
で、いつもアタフタしています。
小規模事業者の世代交代が難題であることに説明の必要はないと思いますが、どなた
様にも命の限りはありますから、覚悟を決めて対処しなければなりません。
(とは言っても 準備すらできていませんが・・)この1年くらいは、仕事をスタッ
フに任せ、何も予定のない日を作るようにしています。
それで始めたのが魚釣りなのですが、昨年暮れに大物を1本仕留めてからは、自分で
も可笑しいくらいのハマりようです。枕元に釣りの本を置いたまま寝てしまうことも
しょっちゅう。
先日は2時起きで福井まで出かけた甲斐があって、神様が少しだけ微笑んでくれまし
た。
丸山秀樹
私たち日本人のDNAには「寿司が好き」と刷り込まれているのか。何度も書きましたが、松原のいえ4人の住人さんも、もちろんお寿司大好き。誕生会、クリスマス、お正月、なにはなくともお寿司ラブなのです。少し前までは回転寿司に出かけ、まわる寿司を見つめすぎて目を回すほど楽しんだものですが、車イスの方が増えたこともあり、この頃は出前が主流です。
盛り合わせ寿司と、伊勢山の肉屋「戸松」さんのタコ唐揚げ(肉屋ですが、なぜかこれが旨い)が定番。
当日は、やはり寿司ラブなスタッフもソワソワと集合し、住人さん4名に対しスタッフ6名という手厚さです(笑)。
乾杯もそこそこに、食べる食べる。いつもとはお箸の勢いがまるでちがいます。総入れ歯のおふたりも、見事な食べっぷり。
N様(99歳)にいたっては、スタッフが目を離したスキに唐揚げの大皿から手づかみで食べようとして、あわてて止められる始末。
今月25日には、正木の家で職人さんを招いてのお寿司大会。この日は「道場破り」的な勢いで、松原のいえの住人さんたちも集結します。皆さん、どんな食べっぷりを見せてくださるのか、楽しみなようで、ちょっぴりこわいような・・・。 (玉)
介護事業所の中には、「今月の営業目標は○×!」とか、「 新規利用者獲得○○件」 あるいは「昨年対比 ○○%アップ」のような、営業目標を掲げて頑張っているところもけっこうあります。
事業所を運営する経費や、 人材募集に要した費用。はたまた各種手当や賞与、 福利厚生に至るまで、 昨年よりも今期はもっと内容をよくしよう!という熱い思いの裏返しでもあるわけで、 とても大切なことだと思います。
もちろん菜の花だって営利法人なので例外ではありませんが、 なんか違和感を覚え、はずかしながら事業所開設以降、これまで一度も冒頭のような目標を立てたことがないんです。
もとより事業計画をきちんと立てたこともないので、達成率などという計算もできないのですが・・。
経営コンサルタントの先生が営業に来られたこともあったのですが、毎日ヘルパーに出ているうちに連絡が来なくなってしまいました。
開設当初も今も、規模の差こそあれ、経営自体は決して楽ではありませんが、大勢の素敵なスタッフの、たくさんの一生懸命に支えられて事業が成り立っていることだけが真実です。
なので、私の大事な仕事は、ソロバンで何かを計算するのではなくそんな素敵なスタッフの一生懸命を、絶対裏切らないように努力することしかないんだろうなと、この頃強く思っています。 丸山秀樹
事務所の窓越しに見てもわかるほど、線路沿いに並ぶ桜の枝先が赤く膨らんできました。春もいよいよ本番間近ですが、朝夕の冷え込みや花粉症対策で体調管理も大変な季節です。
毎日ありがとうございます。皆様おかわりありませんか。
原稿を書いている今日は3月11日。3年前の震災がもたらした過酷な現実に対し、ほとんどの問題について未だ解決の糸口すら見出せていないのが本当のところではないのかと、新聞の特集記事を読みながら痛感しました。
さりとて復興支援の物資を購入するほか私に出来ることも見当たらず、せめてもの思いで、未来のことについてちょっと視点を変えて考えてみました。
もとより日本は火山列島で、極論を言えば絶対安全な場所などありません。
生命の存続も含め、いつどんな場面で天変地異による試練に遭うかは、人が伺い知るところではないわけです。
ならば。
そんな事態に遭遇しても生き抜けるよう、自己責任でサバイバル術を少しずつ身につけてはどうでしょう。地震か、火災か、水害か、なにが災いするかは不明なものの、命があれば次の行動に移れます。
四季折々の美しい変化や山海の幸に恵まれている日本ですが、そんな好条件も時として牙をむきながら生命を脅かす魔神と化します。
災害に見舞われ、漆黒の闇の中で夜明けを待つために何をどうしたらよいのか。
茫然としながら援助の手を待つより、手近なもので火をおこしたり水を確保したりする術を身につけ、命を守るために対処するのはとても大切なことのように感じます。
(ほんの数十年前までは、皆さん普通の生活手段として取り入れていたことだったのでしょうけど・・)
自然を敬い、知恵と少しの道具を使って命をつなぐといえばサバイバルと言えますが、有史以前から人類が生きのびるためにやってきたことですよね。連綿と続いている技の遺伝子、ボタンやスイッチを押して生活することに慣れすぎてしまった私たちの体にも、きっといくらかは残っている筈です。
いよいよ躍動の季節到来!
引き出しの奥にしまってあった十得ナイフをリュックに入れて、野山に出かけるところから始めてみようと思っています。
素敵な春。皆様どうぞお元気でお過ごしください。 丸山秀樹