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カテゴリー別アーカイブ: 正木の家

正木の家:H25.7月

カテゴリ名: 正木の家

「その方を知る」

今、水井さんが実践者研修を受けています。

修了まで10日間、中5日間は施設実習で、テーマを決め取り組んでいます。

ある入居者様を対象として、『その方を知る』そして『スタッフ間で情報の共有を図る』がテーマだそうです。

本人様から伺った生活歴情報、ご家族様から得た情報をシートにまとめていました。

私はご本人からお話を聞いているからそれも知っている、その話知っている・・・と、自分は分かっていると思い込んでおりましたが、エーッそんな話聞いたことない!

そうなんだ!その出来事がこの話に繋がっているんだ!と、知らないことや勝手な思い込みがあまりにもたくさんで驚きました。

聞いても記録に残していない・・・

自分一人でわかったと思い込んでいた・・・

カンファレンスでは通り一辺の検討で本人の気持ちに沿っていない・・・等。

研修を通じて反省することが多々ありました。

チームケアの在り方、そして情報共有の大切さに改めて気づかされましたと、水井さん。

一人ひとりに向き合ったケアを行う上では「その方を知ることが大切である」ということですね。入居者様との日常生活から得た情報や発見は他のスタッフにも伝え、統一したケアを目指していきたいものです。 (赤)

正木の家:H25.6月

カテゴリ名: 正木の家

☆初ツイッター(赤澤のつぶやき)

今の私、動きが鈍くなった気がする。

頭の中ではやるべきことわかっているのに・・。

要領悪く、段取り悪い!毎日ばたばたしている気がする。

なんでかな?・・・

安定したケアができていないから?入居者の居心地、悪いんじゃないですか? どうしたらよいのでしょう・・。そう!一人ひとりにあったケアをしなければいけない。声かけでも、その方に合った声かけ、その場に即した声かけや対応が必要なんだ。

≪認知症が進んだから≫なんて考えるのではなく、今、この場の不安を解消してあげられることを考えていこう。この方はどんな気持ちでこういう言動をされるのか推し量ってみよう。その方の頭の中、心の中はわからないけれど・・、でも私達が何とかしてあげたいという気持ちは通じるのではないかしら。

 

『ここは正木?金山に帰りたいの。歩いて来たから帰る。パパ怒るよ。』

「遠いから車で行きましょうか。」と、玄関まで降りたものの動かれず。30分位同じ内容の会話が続く。

「パパが迎えに来てくれるって言っていましたよ。ここで待っていましょうか。」

『おねえちゃんがそう言うならそうするわ。』

「ありがとう。一緒にコーヒーでも飲みましょうか。」

『はい。』

涙が出そうなくらいうれしい気持ち。想いが通じたのかなぁ。

いいえ、その方が、私の事を気遣ってくださったのだと思います。ですから『ありがとうございます』なのです。

毎日、笑顔で挨拶ができ、入居者皆さんの笑顔が見られますように!!

ベランダの朝顔のように、花開くような笑顔を引き出していきましょう。

正木の家:H25.5月

カテゴリ名: 正木の家

先日、入居者A様と中村区役所へ出かけ、近くにあるその方のお住いにも立ち寄りました。以下はそのときのひとコマです。

 

(赤) :「これから一緒に出掛けましょうか?」

(A様):「えーー。どこへいくの?」

〜車中〜(名駅付近で)

(A様):「賑やかな所だね。名古屋となんもかわらんねぇ」・・・「ここが豊橋か!??」

(赤) :中村区役所つきましたよ

(A様):「うん、わかった。ここで降りるんだね。」

区役所へ書類提出後、3分ほど車椅子に乗っていただきご自宅へ向かいました。

(A様):「こんなところで離されたら迷子になってまう。たのむよ!」(豊橋に来てると思っておられる様子)

 

ご自宅へ着くと、長男様がおられ「一人で豊橋支店をやっているのか、大変だな」と労をねぎらっておられました。頼りにされていたお嫁さんが不在で早々においとましましたが、お別れ時、手を振る姿がとても自然でした。

中村区役所駐車場まで戻って乗車中、お嫁さんが走って会いに来てくださいました。

「まあ、あんたさんもこの近くにいたのかね。そうかね〜」と、いかにも他人行儀な挨拶に、お嫁さんの目には涙がにじんでいました。その光景を見て私はお嫁さんに駆け寄り「ごめんなさいね」と思わずハグしてしまいました。

「お母さん、いいところでお世話になってよかったね!」とお嫁さん。その言葉を聞いて私も涙が出てきました。

お嫁さん(ご家族)の気持ちは複雑なんですよね。面倒見たいけどできないジレンマ。私たちは家族にはなれませ

んが、安心して過ごしていただける環境が提供できているのかな・・・。

私たち職員も環境の一部です。良い環境となるべく心していきましょう。 (赤)

正木の家:H25.4月

カテゴリ名: 正木の家

「正木の家」の今年の花見はいつだった!!と言うくらいパットしない花見でした。

3月31日に予定はしましたが、あいにくの空模様でした。出かけてみたら雨に降られ雨宿りする始末。皆さんごめんなさい<m(__)m> じつは、私は雨女だったのです。

春は桜。日本人は桜が大好きですよねって、皆さんと話していると「桜は日本のこころだ」って、K様が言われました。
認知症ってなんだろう!この感性に感服し、そうですねって納得しました。

日本の四季折々の花。春はさくら・夏はひまわり・秋はきく・冬はつばき(?)でしたか。
今年のちぎり絵は四季の花を作っていこうと皆さんと決めました。
今、玄関にはさくら、チューリップ、マーガレットが咲いています。

またまた、本の話で恐縮ですが、
渡辺和子著「置かれた場所で咲きなさい」

『人はどんな場所でも幸せを見つけることができる。どんなところに置かれても、そこで環境の主人となり自分の花を咲かせよう。咲くということは、仕方がないと諦めることではありません。それは自分が笑顔で幸せに生き、周囲の人も幸せにすること・・・』

私の中での今年の想いは「笑顔」だったので、誘われるように本を手にとっていました。
入居者様の笑顔・スタッフの笑顔が相乗効果を発し、気持ち穏やかに笑顔で暮らせるといなぁ。

不機嫌は環境破壊。
顔から、口から、態度から、ダイオキシンを出して人の心をむしばむ・・・。
笑顔は立派なエコだそうです。

いつでも、誰でもができる笑顔作りというエコ活動、さあ始めてみませんか。(赤)