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カテゴリー別アーカイブ: 今おもうこと

今おもうこと11月

カテゴリ名: 今おもうこと

選挙イヤーと呼ばれた今年、争いごとの多い国はもとより、アメリカも日本もその行く末に未確定なところ多し・と感じさせる結果になりました。

元来、政治やイデオロギーにあまり関心はなかった方ですが、若者が希望の持てる未来を見つけにくい時代だということを、日増しに強く感じ、おのずと考える時間も多くなりました。

明日のことは誰にもわかりませんが、ルター曰く「たとえ明日、世界が滅亡しようとも今日私はリンゴの木を植える」。

考えてもわからないので、やはり今日出来ることを精一杯やるより他ないのかなと思うこの頃です。

寒い季節を迎えますが、どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

今おもうこと10月

カテゴリ名: 今おもうこと

過日所用で大阪へ出かけた折のこと。梅田郵便局のフロアで、目の青い若者が、日本で購入したお土産を床に広げ、一所懸命に荷造りしている姿を見て、改めて外国からの来訪者の多さに驚かされました。

まだ子どもだった頃、ガイジンという人種でもあるかのように、根拠のない不文律で、誰もがひとくくりに外国からの来訪者を見ていた時代があったように思うのですが、果たして今、進むべき道を見失い、内にこもりがちな多くの日本人の方が、世界の目から見たら、特異な姿に写っているのかもしれません。

これから季節は一足飛びに進みます。寒暖差が体に応えますが、どうぞおぞ気でお過ごしください。

丸山秀樹

今おもうこと9月

カテゴリ名: 今おもうこと

学生時代から音楽好きで、小遣い貯めてはレコード店へ。時代は変わってCDが主流になり、それでもせっせと買い集めて好きな曲を楽しんできました。

ところが最近、ネット経由でいくらでも曲が楽しめます。しかも古い曲から新しい曲まで、無料で聴き放題というケースも。棚に並べたCDから聞きたい曲を探す時間は、ともすれば聴いて楽しむ時間より長くかかったりしますが、それも不要。

便利この上ない時代ですが、待ちに待って手にいれた盤を、再生するときのあのワクワク感は過去のものなのかな。

秋風が待ち遠しいこの頃。夏の疲れも出やすい時期ですが、どうぞお元気で お過ごしください。    

丸山秀樹

今おもうこと8月

カテゴリ名: 今おもうこと

甲子園での熱戦が続いています。小学校低学年の時には、すでに野球チームがあり、親にせがんでユニフォームをあつらえてもらいました。

もらった背番号は13。およそレギュラーで試合に出られるレベルではなかったんですが、それでも夜、外に出て一所懸命素振りをした記憶があります。

ひと試合ごと合間に流れる「栄冠は君に輝く」を聞くにつけ、持って生まれた才能とは別に、ひたすら白球を追い続けた選手たちの、日常の生活など想像すると、自然と目頭が熱くなります。

普段忘れてしまいがちな、好きなことに熱中して努力し続けることの素晴らしさに気づかせてくれる夏。

厳しい暑さはまだまだ続きますが、どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

今おもうこと7月

カテゴリ名: 今おもうこと

すでに熱帯夜もいく日か。暑い季節が始まる前にエアコンの点検を!って、まぁ半分他人事のように聞き流していました。

ところが・・です。

過日、寝室のエアコンがいきなりアウト。買ってまだ4年なのでまさか?と疑いつつも、汗をかきながら扇風機でひと晩過ごしました。

幸い、買い替え機も翌日には付いて事なきを得たのですが、しみじみ考えされられました。およそ日本中でエアコンが消費する電力たるや、想像を超える量。もし電気が止まったら、この暑い国でどうやって安眠を得ることが出来るだろうか?

カヤと風鈴で夏の夜を過ごす訓練をしておいた方がよいかもしれません。

過ごしにくい季節ですが、どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

今おもうこと6月

カテゴリ名: 今おもうこと

自身の生来の性質なのだと思うのですが、まずじっとしていられません。

よく言えばマメに動く。悪くいえばせっかち。

振り返ってみれば、もう何十年もの間、人の迷惑かえりみずというか、気持ちが常に焦っていて、今日やっておかねば、何とかせねばの繰り返し。

ところが最近、自身の中に僅かな変化。思えば、何とかせねば・・だって、そうしなければならない理由も、確かな意味も見当たりません。

たとえて言うなら、予定していた電車に乗り遅れたならば、次の電車を待てばいいだけのようなもの。意味なく、無駄になる時間も受け入れる心持ちっていうのかな。今日も1日という時間は正確に流れていきます。

過ごしにくい季節ですが、どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

今おもうこと5月

カテゴリ名: 今おもうこと

釣り好きなことは何度か触れました。よく出かける伊勢湾や、イカナゴの名産地である明石沖など、海の水がキレイになり過ぎ、プランクトン不足となって、小魚も不足。

腕の悪さは別にして、相対的にサカナが取れなくなっているようです。

自然界の仕組みを単純に考えることはできませんが、生物循環の輪に異変が起きていることは事実で、下水処理後の水質基準を見直すなど、様々な研究が始まっているそうです。

海のみならず、切り開かれる森や、農薬漬けの田畑なども同様かも知れません。およそ地球上で、生分解できないものを生んでいるのは人間だけ。環境に不可をかけ続ける現在の暮らしぶりは、やはり考え直すべき時ですが、食品ラップやプラ容器の便利さは手放せません。取捨選択の難しい時代ですが、考え続けたいです。

どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

今おもうこと4月

カテゴリ名: 今おもうこと

昭和末期のバブル経済華やかりし頃、東京の生活に違和感を覚え、八ヶ岳南麓に引っ越しました。

仕事や生活費など、先のことなど考えずだったのですが、幸い大型トラックの仕事に恵まれ、桃やトマト、りんごなどを市場に運びました。昼から農協で荷物を積み込み、関西の市場へ。夜9時ぐらいには配達を終え、帰路につきます。

山梨の車庫に着くのは早朝で、ドライバーの実労働は十五時間前後。でも収穫された新鮮な野菜や果物が、翌日には消費地に届けられていたんです。

ところがこの4月から、運転手の残業時間も規制され、長時間運転も不可能に。新鮮な農水産物が、近所のスーパーで手軽に買えたのが、過去の話になる恐れ・・。

遠くの産地で採れる美味しい食材はあきらめ、地産地消を心がけるべきかも。

よい季節を迎えます。どうぞお元気でお過ごしください。  

丸山秀樹

今おもうこと3月

カテゴリ名: 今おもうこと

利用者や入居者、これまで少なからぬ数の方々のお見送りをしてきました。

それぞれの人生の最後に臨ませてもらえることは、仕事とはいえかなり貴重な体験だと思います。だからといって、自身のその時に、どんな状況が待ち受けているのかはわかりませんけどね。

人生会議という言葉、よく聞くようになりました。

終末期の医療や、万が一の場合に、自分に代わって意思を尊重してもらう仕組みを用意しておくってこと。でも言葉で表せるほど簡単なことではないですね。

命の限りがいったいどの変にあるのか、与えられた寿命が誰にどのくらいあるのか。大きく影響を受けた作家やアーティストの訃報しきりのこの頃。ちびまる子ちゃんの声も聞けなくなりました。

なんだか見えそうで見えない、遠くの山並みを見ているような気がします。

どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

今おもうこと2月

カテゴリ名: 今おもうこと

もう何年も前から、台所で調理をするのが自分の中では結構大きな楽しみになっています。

禅宗寺院では、修行僧の食事や祖師への供膳を司る役職を典座(てんぞ)というそうで、腹を満たすための食事作りですが、大切な修行の一環でもあるようです。

私の場合、およそ修行には及びませんが、切れ味のよい包丁で、完成時の状態を想像しながら材料を刻んだり、その合間に煮たり焼いたりの作業をしていると、何かにすごく熱中しているときのような気分になり、大げさですが、ある種の瞑想状態のようなこころもちになります。

ついついそれが快感で、包丁を握らない日はないと言ってよいくらいになりました。おっと、「男の調理は・・」と言われないように後片付けもちゃんとね。

どうやら春も近いようです。どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹