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カテゴリー別アーカイブ: 今おもうこと

今おもうこと10月

カテゴリ名: 今おもうこと

新しい総理大臣が選出されました。
この国の行先がどう変わるのか、大勢の国民が見守っています。

私たちが携わる介護や医療など、制度によって報酬が支払われる仕事は制度ビジネス。
制度外のビジネスでは、市場調査や戦略、価格決定や与信管理など、さまざまな検討や企画立案が求められ、
その優劣が収益をも左右します。

対して私たちの仕事は、初めから価格が決まっていて、サービスにも細かな取り決めがあります。
また介護を必要とする人が増え続ける中、税や保険料など財源が今以上に増えないように制度は設計されます。
そこに今後担い手が明らかに不足する事態となることへの手当てがあるのか?

秋も本番!どうぞお元気でお過ごしください。 

丸山秀樹

今おもうこと9月

カテゴリ名: 今おもうこと

スキーでパラレルターンと言えば、上級者のテクニックですが、
パラレル(平行)というコトバ、この頃、ふと頭をよぎるようになりました。

米テロ後の長年に渡るアフガン戦略、東京オリンピック開催の賛否、
後手後手になるコロナ対策、世界中で起こる異常気象と甚大な被害、
その他あれもこれも。あのとき、こうしておけば良かったのに。
こちらを選択すれば結果は違ったのに。

SF映画じゃないですが、もしかしたら戦争のない世界や、
コロナと共存している世界がこの世のどこかに平行して存在しているのではないのか?
目や耳を覆いたくなるようなニュースが多すぎ、感覚がおかしくなっているのか、
あるいは衰えはじめた脳の誤作動か。

過ごしやすい季節を迎えます。
どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

今おもうこと8月

カテゴリ名: 今おもうこと

何度目かの蔓延防止か緊急事態だか。
日本中の多くの街で、人と顔突き合わせて飲んだり歌ったりという場面が消えて久しいです。

写真やコトバに対する反応が瞬時に得られるSNSで!
という方法もあるのでしょうが、人と人が直接向き合う行為には、
コトバ以上になにか通うものがあると感じます。

あいさつ程度の会話でも、顔見ただけで心にそよぐものを感じます。
コトバを持たない動物とだってたぶん分かり合える。
元来人間が持ち得た感性のようなものかも。

残念ながら、味気ないメールやテレビ会議の日々はまだしばらく続きそうです。
気兼ねなくお会いできるその日まで、どうぞお元気でお過ごしください。 

丸山秀樹

今おもうこと7月

カテゴリ名: 今おもうこと

災害に見舞われ、避難所生活を余儀なくされている方々の報道を見るたび、
自分もその中のひとりだったら、どんな行動をとるだろうかと想像します。
あるいは事故か何かで無人島に独り漂着し、生きるためにまず何をするだろうか・・
などと、ぼんやり考える事もあります。

手のひらに乗るスマホひとつで、ほとんどの事ができてしまう昨今、
生きるチカラやカンのようなものが、どんどん失われてしまっているのではないのか?
何もないところで、火をおこしたり風雨をしのぐ場所をこしらえたり、
異常な事態下でも生きのびる知恵を身につけておくべきではないのかな。

なんて考えるなら、まずはクルマを降りなさい!って。

夏本番!どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

今おもうこと6月

カテゴリ名: 今おもうこと

もはや持続可能な社会の実現に反対する人はいないでしょう。
エコバッグの利用や電気自動車の普及は日常となりました。

でも、知らないって恐ろしいなと感じた事実のひとつが、海に漂うプラスチックゴミの量。
世界中で毎年800万トンが海に流れ込んでいるとか。
災害でペットボトルや発泡スチロールが流されたりして、不可抗力とも言うべき事象もあるとは
思いますが、それにしても・・・です。
現状のレベルでプラ利用が進めば、先々海に住むすべての生き物の重量を越してしまうとのこと。

食品ラップやペットボトルのお世話にならない生活は無理ですが、なにか出来ることを!
そうだ!かく言う私、釣り好きで海へ出ます。
大物に釣り糸を切られ、テグスで海を汚さないようにせねば。

どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

今おもうこと5月

カテゴリ名: 今おもうこと

週末の新聞に掲載される書評を見ながら、気になる書籍をアマゾンでポチッっていうのが最近多くなりました。
街に本屋さんが 少なくなるのも無理ないですね。

だいたい新書が多いですが、ときに川魚漁師の話だったり、著名な音楽家のことだったり。
自分にあたえられた残り時間がなんとなく 見通せる年齢になったせいもあるのか、
今から違う人生航路を望むべくもなく・・。 フツーに見たらちょっと変わったと言うか、
すごい生き方をされた人たちの記録など、ワクワクしながら読み進めて、
「アア、ちょ っとあこがれるなぁ」の読後感。

薪割りしたり、魚を採っての自給自足生活はかないませんが、
慌ただしい毎日に少しだけ潤いを与えてもらったような気持ちになります。

明るい話題の少ない毎日ですが、どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

今おもうこと4月

カテゴリ名: 今おもうこと

桜の花と主役を交代するようにハナミズキが咲きそろい、
さわやかな季節の到来を告げてくれます。

毎月、なにかしらその時期らしい写真が掲載できればと腐心するのですが、
以前にくらべると被写体となる草木の出番がひと月くらい早い!
4月号なら桜、5月には新緑の樹々っていうのが定番でしたが、
すでに緑の葉も多くみかけますね。これも地球温暖化の影響でしょうか。

いつもたくさんのお仕事を引き受けてくださり、本当にありがとうございます。
どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

今おもうこと3月

カテゴリ名: 今おもうこと

2001年の春、ヘルパー養成講座の卒業生向けに「へるぱあさんネット」
という同人誌を創刊しました。

いく号かの編集後記や、その後も菜の花通信に名前を変えて以降、
つたない文章を書き続けて20年が過ぎました。

月に一度、ぼんやり心に浮かぶ事象をなんとか文字に変えたいと、
持ち合わせる限りの語彙を並べてはみるものの、すんなり描けたためしはありません。

好きな作家が残した言葉に、「 書くということは、野原を断崖絶壁のように歩くことだ!」とあります。
目の前に起こる様々な事実や、風のようにそよぐ心の中のわずかな感情が、ちゃんと伝わるような表現が
いつかはできるのかな。

イマドキの若者が上手に使うスタンプの方が的確かも。

いよいよ春本番!どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

今おもうこと2月

カテゴリ名: 今おもうこと

私の古い友人。彼はコンサート機材や舞台装置の運搬を業とする運送会社を営んでいましたが、
折からの自粛でほとんど仕事がなくなってしまったとのこと。
音楽や芸術にあまり縁のない身ですが、左様な話を聞くと身につまされるものを感じます。

不要不急の掛け声のもと、安全で文化的な活動まで抑制してしまうのは如何なものかと
考えずにはいられません。人と集い、同じ感動を分かち合う行為は不要か。
混雑する地下食料品売り場は安全で、換気に配慮した劇場は危険なのか。

正しく恐れ、深く考え、広く見渡せる視野を、私たちは今こそしっかり持つべきなのではないのかなぁ。
まだ若い頃、切なさや虚しさに打ちひしがれる長い夜を、一編の映画やレコードにどれほど救われたことか。

そろそろ春の足音が聞こえる頃、どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

今おもうこと1月

カテゴリ名: 今おもうこと

紙ストローや中身計り売りの洗剤使用など、持続可能な社会実現に向けた取り組みが始まっています。

時代劇のようにワラジ履きで移動は徒歩とはいきませんが、個人レベルでも出来る事を!
の取り組みは、孫子の代まで青い地球を存続させる上で大切なことです。
でも人間って身勝手で、「寒いー」と言ってすぐにエアコン、「時間が無い!」と言ってすぐに車。
それぞれ理由をつけ、これまでの便利さを求めます。

ペットボトルやレジ袋の手軽さにどこかで見切りをつけねばならない筈なのに、
便利の連鎖を断ち切れません。冷えて澄んだ空の向こうに眺める美しい山並み。
手間を省く便利な暮らしを「快適」と置き換えてしまっている私たちの愚行を、
今、改めるべきだとは思うのですが・・。

寒さもこれから本番、どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹