正木のいえ H25.12
カテゴリ名: 正木の家
正木公園の銀杏や桜の木の紅葉がとてもきれいでした。散歩に出かけたとき、入居者様も「わぁ!!」と感嘆の声を上げられました。
色づいた葉もいつしか木枯らしに吹き飛ばされ、冷たい風が身にしみる季節となりました。
「正木の家」開所から約2年になろうとしています。早く満床にしなければ・・・との気負いが先だった1年目。入居者様のため・・・と言い続けてきた2年目。
ここにきて働きやすい職場環境について、ある職員から進言をされました。
言われた時は「えー!私、こんなに頑張ってきたのにー」って、正直ショックでした。しかし、冷静に考えると、多くの職員が居なければ正木の家は成り立たないことにも気づきました。
偶然ですが、書店で「こわせない壁はない」という本を手に取りました。
私は「介護とはこうあるべき。こうしなさい」と書いた壁を、自分の背中に建てていたように思いました。入居者に対する私の関わり方と、他の職員の関わり方は違って当たり前なのです。年齢も違うし、声のトーンも違う、考え方も違うんだから・・・。
なぜ分からなかったのでしょうか。
常識や思い込みにとらわれていた自分、過去やその場の空気に縛られていた自分がいました。
本の中に書いてありました。
「自分の中にすき間を開けてみよう」「何もない空白、余白は、心の余裕、包容力、創造力といった可能性をもっている」「すき間は発想を転換させる」
これからは、すき間時間を見つけ、心に余裕のある熟女になりたいと思います。 (赤)