正木の家7月
カテゴリ名: 正木の家
先日、入居者K様にピンチが訪れました。朝から飲み込みが悪く、食事も水分も喉が通りません。午後には三八度以上の熱発で呼吸も苦しそうです。北川くりにっくに連絡すると、往診は難しいとの事。
でもこのままじゃ薬も飲めないし、脱水になってしまうと考え、夕方の診察時間に受診しました。
あいにくの大雨の中、カッキーが手伝ってくれ、大きな車椅子ごと自動車に乗せ、くりにっくまで向かいました。
くりにっくに着くと、看護師さんが外で出迎えてくれました。なんせ大型のリクライニング車椅子の為、小さなエレベーターに載せるにもひと苦労です。
看護師さん2名に手伝ってもらい、なんとか2階検査室へ。採血の結果、白血球、炎症反応の数値が高く、肺炎との診断でした。
ひとまず抗生剤とブドウ糖の点滴をしようとするも、血管が細く、針がなかなか入りません。「痛いよね。ごめんね」と言いながら、何度もあきらめずに先生、看護師さんが挑戦して下さり、4回目でようやく成功しました。
点滴中も代わる代わる先生、看護師さんが様子を見に来て下さり、安心して付き添うことができました。翌日も先生が往診して点滴をして下さり、 K様も少しずつ元気を取り戻し、経口摂取もできるようになってきました。
その翌日は土曜日だった為、訪問看護師さんが様子を診に来てくださいました。それからは薬も飲めるようになり、水分も食事も徐々に摂れるようになっていきました。
職員さんもゆっくり時間をかけて食介をしたり、飲み込みやすい形態を工夫したりと、介護士として出来ることを精一杯やってくれました。
こうして多くの人の協力のもと、今ではすっかりもとのK様に戻っています。まだまだ気は抜けませんがひと安心です。正木の家には助けてくれる人がたくさんいます。
心配してくれる人もたくさんいます。感謝すると共に、支えてくれる人がたくさんいる事を本当に嬉しく思います。多くの人の助けのもと、今の正木の家があることを忘れずに日々過ごさなくてはならないと思う次第です。 (あすか)