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菜の花通信12月

カテゴリ名: 今おもうこと

寒くなりました。例年並みという天気予報の解説がどのくらいの体感温度だったのか、もはや思い出す術もないほど、季節感が薄れたような気がします。

それでもやはり季節のうつろいは、日の暮れる早さや、食べ物を通じて感じさせてくれますね。

今年は不漁だと言われていますが、牡蠣もそのひとつかな。以前、文鳥を飼っているときに与えていた、ボレー粉というエサの一種。

鳥のエサとしてはポピュラーなもので、ペットショップにも色々並んでいます。

牡蠣の殻をすりつぶしたものらしく、カルシウム分の補給に効果があるとか。ずーっと長らくボレー粉(外来語みたいな理解)と思い込んでいたのですが、ある日、ボレイ=牡蠣(ぼれい)だと知りました。

わかったつもりで使っていました。知らないことの方が多いまま、アタマの回転は、紅葉を終えた葉のように落ちるばかりです。

いつもたくさんのお仕事を引き受けてくださり、本当にありがとうございます。

訪問介護部12月

カテゴリ名: ハイ!こちら菜の花訪問介護部

「僕、結婚はしない!」と、東京の大学を出て一人暮らしをしている甥がいるのですが、最近、彼女が出来たと本人から家族に報告、程なくして彼女を連れて帰るから・・と連絡があったそうです。

翌日、久しぶりに実家に帰ってきて、「俺たち結婚することにした」との報告でした。

今時なのか、式はせずに写真撮りだけするから、誰も来なくて良いからね! とのことでした。

母親(私の姉)は怒って八つ当たりをしてくるし、困っていましたが、彼女は明るい方で、気さくに初対面の家族と話しもしてくれ、なんだかホッとしました。

後日談ですが、父親には話していたけれど、母親へは怖くて話せなかったそうです。色々ありますが、今後の二人の幸せを願うばかりです。(氏)

正木の家12月

カテゴリ名: 正木の家

先月、正木の家は恒例、秋の遠足です。今年は、各務原にある「アクア・トトぎふ」に出かけました。

実はここ、世界最大級の淡水魚水族館です。過去に絶滅危惧種を保全する取り組みが評価され、環境大臣賞を受賞した程のすごい水族館なのです。そんなことはつゆ知らず、呑気に出かけた正木の家御一行。テンションも高く観光バスに乗り込み、あっという間に到着です。

いつものごとく、まずは腹ごしらえ。オアシスパークでお昼ご飯です。岐阜タンメンや、飛騨牛コロッケなど、岐阜ならではのメニューもあります。各々好きなメニューを選んで、みんなお腹一杯。腹ごしらえも済み、メインの水族館に移動。

晴天の空の下、パーク内をお散歩しながらの移動はとっても気持ちが良く、紅葉も始まっていて景色もとてもきれいでした。食後の運動には丁度いい距離です。

さて、本日のメイン淡水魚水族館に到着。入場すると、まずゾウガメがお出迎え。その後、長良川に生息している小さな魚に始り、可愛らしいコツメカワウソ、アジアやアフリカの川に生息している巨大な淡水魚など、多種多様な魚類や両生類を楽しむことができました。

最後は、想像以上に大きいカピバラくんがお見送りしてくれました。帰る前には、やっぱり外せないスイーツタイムを満喫し、無事正木の家に帰ってきました。

今年は初参加の入居者様が3名いらっしゃいました。御縁があって正木の家に来てくれた入居者様方。楽しい体験をたくさんしてもらえればと思います。来年も9名、全員そろって出かけられる事を願っています。 (あすか)

菜の花通信11月

カテゴリ名: 今おもうこと

朝、片目で味噌汁の具を探りながら、もう片方の目でテレビを見ていると、季節の食材が日替わりで紹介される映像が楽しめます。

網の中で跳ねるサンマやカニ、松茸、りんごやみかんなど。スーパーで目にすることもできますが、やはり獲れたて、もぎたてのサカナや果物は美味しそう。
地産地消は大切で、近くで採れた野菜や魚も充分に美味しいですが、やはり遠くまで行かないと手に入らないご馳走も、たまには食べたい!!

農水産物の重量と輸送距離をかけた数値をフードマイレージといい、輸送のために排出される温室効果ガスを減らす目的の指標で、食料自給率が低く、食品や原材料のほとんどを輸入に頼っている日本は、これがどんどん高まっているそう。

季節の美味しい食材を楽しむためには、やはり畑を借りて耕し、日々食べる野菜などは自分で育て、マイレージ低下を図るべきか。

牡蠣やアワビの不漁が続いた海をもとに戻すために、森に木を植え続けた気仙沼の畠山重篤さんの活動を思い出しました。
いつもたくさんのお仕事を引き受けてくださり、本当にありがとうございます。

訪問介護部11月

カテゴリ名: ハイ!こちら菜の花訪問介護部

みなさん、「推し活」してますか?
私は好きなアーティストのライブに行く事が何よりの楽しみです!

私が行くのは、座席付きの会場ではなく“立ちっぱなし”のライブハウス。いわゆる「体力勝負」な現場です(笑)

先日も夫と一緒に参戦したのですが、ライブが始まるやいなや、頭の上を人がゴロゴロと転がっていく大熱狂!周りの圧がすごく、呼吸もままならず・・・。

終わるころには、頭にタンコブが2つ、手足にはアザがいくつかできていました(汗)
それでも、「あぁ~やっぱり生の推しは最高!」と、痛みもどこかへ吹き飛びました。この先も元気に推し活を続けられるよう、まずは筋トレから始めようと思います。(山本)

正木の家11月

カテゴリ名: 正木の家

十月半ば、闇之森八幡社の秋祭りに参加しました。毎年出場している夜のカラオケ大会に、今年はE様が初出場です。

週2回の正木の家のカラオケで、最初は照れ臭そうに唄っていたE様。最近はすっかり慣れて、堂々と唄いあげてくれるようになりました。そんな練習の成果を披露する格好の機会です。

歌はE様の大好きな石原裕次郎と牧村旬子の「銀座の恋の物語」です。シャツとジャケットにスカーフを巻いて裕次郎スタイルでバッチリ決め、さあ準備万端です。
後ろでは黒子がミラーボールを回し、スナックの雰囲気を演出。E様もはじめは緊張していたものの、曲が進むにつれてノリノリになってきました。

ポケットに手を突っ込みながら気持ちよさそうに唄いあげて下さいました。他の入居者様は応援団です。始まる前、小雨が降っていたので心配しましたが、無事に全員で応援に行くことができました。
職員さんが作ってくれた「Eさんこっち向いて」の応援うちわを持って声援を送ってくれました。

更に、いつも月壱屋に来店してくれている地域の方々が一緒に応援してくれたり、二丁目食堂に来てくれている子どもたちが舞台に手を振ってくれたりと、正木の家の応援団が大きくなってきていました。

本当に有難いです。コツコツと正木の家の宣伝を行ってきた成果です。なかなか難しいコツコツ。
根気よく続けるって本当に難しい。でもやっぱりコツコツ、これ大事ですね。このままコツコツ続けたら、そのうち正木町のみんなが正木の家の応援団になってるかもな~。(あすか)

菜の花通信10月

カテゴリ名: 今おもうこと

過日、デジタル世代SNS疲れ・・という新聞記事に目がとまりました。
10代の7割が、「感情がわかりにくい」というのがその理由。

対話アプリで親友に「友達じゃない!」と発信したメッセージが誤解を招いた例が紹介されていました。送り手の「友達だから気にしないで」と励ます意図だったものが、受け手には「あなたは友達ではない」という拒絶の意味で伝わったというもの。

あにはからんや。対話アプリは手軽に相手にメッセージを送れる便利ツールですが、利用者の75%が相手の考えや感情が分かりにくいと回答しているそうです。

最後まで聞かないと、YESかNOかが分からない日本語の特徴か。絵文字、顔文字をうまく活用すれば、誤解もある程度は防げるのか?教育委員会や自治体等によるSNS利用のルール作りも始まっていますが、まさにデジタル時代の難題。

昔、「ここではきものをぬいでください」という風呂屋の張り紙を読み、下足箱の前で着物を脱いだという、ことば区切りを学ぶ例文を思い出しました。

いつもたくさんのお仕事を引き受けてくださり、本当にありがとうございます。

訪問介護部10月

カテゴリ名: ハイ!こちら菜の花訪問介護部

とうとう長女が車校に通い始めました。
自動車学校での運転が楽しくて仕方がないようで、「怖さは全然ない」と笑う姿に、嬉しさと同時に不安も感じています。

事故の多い時代、楽しさだけでなく、運転の怖さや責任も知ってほしい。親として見守ると同時に、自分自身も毎日運転する身として、改めて気を引き締めていきたいと思います。(竹内)

正木の家10月

カテゴリ名: 正木の家

9月始め、正木の家に新しい入居者様が入所されました。
とっても小柄で穏やか~な女性R様。もともと福井の生まれで、京都を経て名古屋に来られたそうです。

書道の先生をされており、イタリアで個展を開くほどの腕前です。更に、民謡もされており、フランスで披露したこともあるとか。とってもワールドワイドな95歳。やんわりとした穏やかな方で、 R様の周りは時間がゆっくり流れているように感じます。

話し方もゆったりとしており、こっちも一緒になってゆったりとした話し方になっていきます。食事も1時間以上時間を掛けてゆっくり召し上がられます。先日、月壱屋で夕食をとってもらったのですが、2時間近くかけて「美味しいわね~」と言いながら完食されました。

歩くときも、手引きする職員に「重いでしょ~」と言いながら、ゆっくり、ゆっくり歩かれます。何をするにものんびり、ゆっくり。

そんな空気感は、ついせかせかしてしまう私たちを、ゆっくりな気分に変えてくれます。介護施設って、あれもやらなければ、これもやらなければ・・。次はこれ、次は・・と、ついせかせかしてしまう所が多いのではないでしょうか。

正木の家も、のんびり、ゆっくりと言いながらも、ついついせわしなくなってしまう事が多々あります。そんな空気感は入居者様にも伝わるし、良くない事は分かっていても、ついい・・。

R様がかもすおだやかな感じは、正木の家の空気を緩やかな方向へ導いてくれることと思います。
私たちも、正木の家の基本理念に、おかげで立ち返ることができました。ようこそ正木の家へ!

これからも、色々勉強させて頂きます。 (あすか)

菜の花通信9月

カテゴリ名: 今おもうこと

戦後80年という区切り年のためか、この夏は、戦争に関するテーマを取り上げたテレビ番組が数多くありました。

日本は戦後、映像に残る焼け野原から驚異的な復興を遂げ、経済大国と呼ばれる規模まで成長しました。
社会人となり、バブル景気も華やかりし頃、『24時間戦えますか』というキャッチコピーが流行語大賞になったこも。
でも最近では、その副作用的な諸問題が社会や個人を揺さぶります。

誰が生きづらい世にしたのか?

寮でもアパートでも結構。苦労して手にいれた自宅なら尚可。酷暑の1日、その日の業を成し終えて帰宅。
シャワーかお風呂を済ませ、冷房の効いた部屋でひと息つきます。冷えたビールなどひとくち頂いたら、「ふわぁぁー」っと思わず幸せのため息。

戦中、戦後、生き延びることだけが命題だった当時の映像を見るにつけ、居場所があること以上の幸せなど、望むべくもないとつくづく感じます。
残暑の毎日、いつもたくさんのお仕事を引き受けてくださり、本当にありがとうございます。