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カテゴリー別アーカイブ: 今おもうこと

今、おもうこと 4月

カテゴリ名: 今おもうこと

今はもうなくなってしまいましたが、金山センタービルの怪しげな部屋から始まった介護サービス事業所「菜の花」。
当初はこんなところに会社があるの?って感じで訪ねてこられる方もビックリされるような始末。
振り返ってみれば、本当にたくさんの方々に支えていただきながら今日に至っています。
現在在籍している方は全部で75名。過去の台帳をめくってみれば、二百名近い方々のお世話になったことがわかります。
独立された方、他の事業所に移られた方、結婚や出産で退職された方・・などなど。
漢字の示すとおり、人は人に支えてもらって成り立っているんだと実感し
ます。
介護事業は制度に大きく影響されるため決して平坦な道ばかりではありませんでしたが、
それを乗り越えてこられたのもまた支えてくださる皆様あればこそ。
そこで今月と来月、2回に渡り、15年の歩みをご紹介します。
懐かしい話や、エッ!そうだったの?という話など・・。
お楽しみいただければ幸いです。
本当にいつもありがとうございます。
丸山秀樹

今、おもうこと3月

カテゴリ名: 今おもうこと

ずいぶん古い映画になりますが、トムハンクス主演の「フォレスト・ガンプ」。大好きな映画で年に1度や2度は観ます。「 人生はチョコレートの箱、開けてみるまでわからない・・ 」というセリフから始まる物語は、反戦運動など当時のアメリカで放映された映像も混じり、同じ時代を生きてきた感覚がよみがえります。予期せぬ出来事の連続だった主人公の人生ですが、振り返ってみればすべてよい方向へ作用したようで、ドラマですが観たあといつもなにか暖かいもので満たされた気分になります。

ママが言ってた・・のセリフも随所に登場しますが、ラストシーンで、「 人には皆さだめがあり、それにしたがって生きているのか、ただ風に乗ってさまよっているだけなのか・・。たぶんその両方が同時に起こっている」とつぶやく場面があり、まさにその通りだなと感じさせられます。

少しシンドイことが起こると、まるで自分ひとりが世界中の不幸を背負ってるような気分で落ち込む。弱い人間だからこそかもしれませんが、それもこれもみな定めや巡り合わせと考えれば、荷物も少し軽くなりませんか。

たった一度きりの与えられた人生ですが、不思議なことに必要なものは全て、あらかじめ周りに用意されているのかもしれません。

自分のチカラと過信したり、棚ボタを期待して努力を怠ったり、陥りがちな遠回りに気をつけたいと思います。

どうぞお元気でお過ごしください。

 

丸山秀樹

今、おもうこと 2月

カテゴリ名: 今おもうこと

在宅医療や在宅介護という言葉、最近の新聞やテレビには、日常会話のように登場します。私たちは介護職なので直接医療にたずさわることはありませんが、食事がちゃんと摂れているか、薬が服用できているかなど、命をつなぐお手伝いをしていることはまぎれもない事実です。ともすれば自分の体調がすぐれないときでさえ、利用者の体調を気遣って仕事に出たり、関係機関に連絡をとったりします。

なんとも尊い仕事だなと感じますが、反面そんな自分たちもひとりの弱い人間です。

国は「介護離職ゼロを目指す」と大きな公約を掲げています。介護するために仕事を辞める人をなくすという意味のようですが、そのための受け皿である介護サービス全般において、毎年辞めていかれる職員さんの数がいったいどのくらいあるのか。

施設サービスでは特に顕著ですが、低賃金で重労働という現実もあり、施設をつくっても働き手が集まらないという現象が恒常化しています。在宅サービスにおいては1対1での仕事という緊張感からか、新卒や若いスタッフの就労は皆無といってよい状況です。

勉強して資格を取り、誰かの支えになろうと決意したり頑張っている人が、本当は支えを必要としているのではないのか。人が人にするサービス故の難しさと、その打開策を日々見つめたいと思います。

どうぞお元気でお過ごしください。

 

丸山秀樹

今、おもうこと 1月

カテゴリ名: 今おもうこと

一年の計は元旦にあり・・とは、戦国時代の智将、毛利元就の言葉だったという説、何かの本で読んだような気がします。それには続きがあり、1ヶ月の計は1日(ついたち)に、1日の計は早朝にあり! だとか。

とにかく計画を立てるのが苦手な私、会社が15年めを迎える今年も事業計画すら立てられないまま、ルーチンの仕事に追われている感じで、今年もまたそれが1年続く予感・・。決して無計画を誇りにしているわけでなく、予期せぬことが次々と起こり、

計画している余裕がない・・のが本当のところかな。衰える一方の体力を片目でにらみつつ、東奔西走しようと考えています。今年も皆様にとって素晴らしい1年となりますように!

丸山秀樹

今、おもうこと 12月

カテゴリ名: 今おもうこと

いよいよ年末。毎年、この時期になると1年分の○○を整理するゾみたいな衝動に駆られます。といってもバタバタの毎日は年中同じなので、大した整理ができる筈もありません。

唯一心がけているのは、交換した名刺の整理ぐらいでしょうか。

空き箱の数から推測すると、1年間に交換した名刺はだいたい200枚ぐらい。

物販等の営業職に比べたら大した枚数ではありませんが、それでも住所録に入力したり、古いものと入れ替えたりしていると、あっと言う間に時間が過ぎてしまいます。

仕事上のお付きあいが継続しているものや、そうでないもの。なんの関係だったのかちっとも思い出せないもの。名刺交換後、意外な交流に発展したもの等々。

1枚1枚確認しながらの作業ですが、机の上に1年分のあれこれが並んで、ちょっとした振り返りタイムにもなっているみたいです。

さて、来年はどんな出会いが待ってくれているのでしょうか。

あわただしい日が続きますが、どうぞお元気でお過ごしください。皆様にとって素晴らしい新年が訪れますように!

 

丸山秀樹

今、おもうこと 11月

カテゴリ名: 今おもうこと

もう10年以上、病気らしい病気はしたことがなく、元気が自慢だった私、

10の半ばから原因不明の発熱や倦怠感に悩まされ、さらにはギックリ腰まで。

・・ついにやってしまいました。

腰の治療に行った鍼灸院で、先生から「このままやってたらプッツンしかねませんよ!」と言われ。

これまでもスタッフからは「仕事引き受けるのもいいけど、いいかげんにしないと!」と注意されていたのですが、今回は体がいうことを聞かず、さすがに猛反省。

3週間経ったでも、まだすっきりとはしていません。

年と言えばそうですが、菜の花の先輩方から見ればまだまだ若い!?(筈)というのは苦し紛れか。

 

自分の体がどんな状態にあるのか、気づかないふりをして毎日を過ごしてきた罰なんでしょうね。

車なら水温計や油圧計がついているのでわかりますが、こと自分の体となると、「まだまだ大丈夫!」なんてタカをくくってました。

倒れてからではたくさんの方々に迷惑をかけてしまう立場でもあるので、直前に気づかせてもらえたことに感謝しないといけません。

お恥ずかしい話ですが、健康で気力に満ちた状態が、いかに素晴らしく価値あることなのか、今更ながらに痛感した秋でした。

えらそうに言える状態ではありませんが、

皆様どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

今、おもうこと 9月

カテゴリ名: 今おもうこと

取るに足りないような事から、人生の転機!といったような一大事まで。人はよく悩み、考える生き物だなぁと思います。

かく言う私も、( 若い頃などは特に)よく悩み、なんだかわからないままに考えていたような気がします。も、例えばこの原稿を書こうとしているときも、「何をどう書くべきか?」などと、目的を持った人のようなフリをして考えています。

ときどき考えることに飽きて、引き出しから手鏡と毛抜きを取り出し、顔に生えた黒い毛を抜いたりしますが、抜くべき毛がなくなると、道具をしまってまた考え始めます。

でも、考えてみたら(←考えてるではなく、単にパソコン入力してるだけですけどネ)アタマの中でぐるぐる考えているときって、実は何も物事が進んでいないんですね。考えることなど止めて、手や足を動かすところから、初めて自分の周りに変化が現れ、それに対してどう対処するかを求められる。

心に浮かんだことを文字にしたり人に話したりすると、次に直すべきところがわかる。行ってみたりやってみたりしなければ、その結果は得られませんね。よい考えが浮かばないときほど、さらに考えてしまうという悪い循環に陥りがちのように思います。

 

「へたの考え休むに似たり 」とは囲碁や将棋でコマを手にしたまま長く何もしない状態から出た言事らしいです。考え込むより「まず一歩!」ですかね。

 

お元気でお過ごしください。

丸山秀樹

今、おもうこと 8月

カテゴリ名: 今おもうこと

昨年の秋以降、スタッフのご懐妊の知らせを聞くことが多かったのですが、

このひと月ぐらいでおめでたラッシュでした。

みなさん無事のご出産、おめでとうございました。

3人とも妊娠中も仕事を続けてくださっていたので、お腹の中でママと利用者さんの声を聞いていたかも。

暑さも峠は越したようです。夏の疲れが出ませんよう、どうぞお元気でお過ごし下さい。

丸山秀樹

岡本虎太朗

丹羽陽斗

奥村ひまり

今、おもうこと 7月

カテゴリ名: 今おもうこと

例によってなにげなく新聞を見ていましたら、高齢者自身が感じる高齢者年齢という統計があるそうで、なんだかちょっと興味を惹かれました。

内閣府が6月に公表した「高齢者の日常生活に関する意識調査」なるモノによるらしいのですが、要は自分でトシだなぁ〜と感じる年齢のことのようです。過去の調査では「65歳以上」が最も多かったのが、「75歳以上」「80歳以上」が大きく伸びているとのこと。反して「60歳以上」でトシだと感じる人は調査対象の6%程度しかなかったそうです。

生涯現役を目標としている自分にとって、65歳はまだまだ序の口と思っていましたので、多くの方が同様に感じているのは、なんだか嬉しい気持ちです。よく自分に都合の悪いこと(物忘れだったりズッコケたり・・)があると、「もうトシだからなぁ〜」などとごまかしたりしますが、他人から年齢を指摘されると「いやいやオレはまだまだ・・」などと開きなおったりしますよね。

結局のところ、自分の都合次第ってことになるのでしょうが、超高齢社会の日本を考えると、ひとりでも多くの人に「オレはまだまだ」と元気に過ごして欲しいものです。

 

現在65歳以上で菜の花スタッフとして日々活躍してくださっている人は65名中11名。

スゴくない?

暑さもこれからが本番。シンドイ日々が続きますが、どうぞお元気でお過ごしください。

 

丸山秀樹

今おもうこと 4月

カテゴリ名: 今おもうこと

通信2月号で紹介しましたシニア向け麻雀荘「ダグラス 」改修工事が始まりました。今月中には設備等も含めて完成予定ですが、営業許可証がもらえるのは5月中旬になりそうです。

記憶をたぐると平成 21年春に松原のいえの改築工事、23年の春には正木の家の古家解体工事が始まったことを思い出します。今回の雀荘改修工事もそうですが、工事が始まった現場を見た瞬間、「あぁ 、もう止められなくなったんだ!」と後戻りできないことを実感します。

契約して工事しているので、当たり前と言えば当たり前のことなんですが、図面を見て打ち合わせしているうちは、まだどこか他人事のようなイメージ。それが人の手を介して工事が始まった途端、ひとつの生き物が動き始めたように感じるんです。

若い二人が結婚を決めたり、新境地を求めて生まれ育った場所を後にしたり・・など、気持ちが行動に変わるときというのも、もしかしたら同じようなものかもしれません。

春。出会いと別れの季節、新入生や新社会人など、日本中でたくさんの人々が、新たな出会いと向き合っています。ほのかな期待と大きな不安を胸にした日は、きっと誰にもありますよね。この素敵な季節を気持ち新たに楽しみたいと思っています。

どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹