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今おもうこと9月

カテゴリ名: 今おもうこと

この何年か、夏の間、きっとどこかでゲリラ豪雨による甚大な被害。

橋や堤防を軽く超えて襲う水の勢いは、画面で見ていても足がすくむような恐怖を覚えます。

日本がまだ元気だった頃、「このぐらいの高さの堤防を作っておけば安心だろう。」という感じで設計されたものなのでしょうが、想定外の降雨水量には機能しなかったことになります。

「人生とは、何かを計画しているときに起きてしまう別の出来事のこと」シリアハンターさんの言葉ですが、ずいぶん前、感じ入るところあって通信に載せたことを思い出しました。

たいてい私たち人間は、本当に大切なものと向き合って生きていないのかも知れません。

想定外に続く残暑は閉口ものですが、どうぞ元気でお過ごしください。

丸山秀樹

正木の家5月

カテゴリ名: 正木の家

入院されていたN様が無事退院しました!少しやせておられましたが、麻痺もほとんどなく、元気に正木の家に帰ってきてくれました。

ただ、バルーンをぶら下げて…。入院してから自尿がなく、病院では導尿をしていたそうですが、退院にあたってバルーンの挿入となりました。

なんとか抜く方向にもっていきたいと、日中は膀胱トレーニングを開始しました。バルーンの入った入居者様は、正木の家では初めてで、最初はみんな戸惑いはありましたが色々と頑張ってくれました。

とくに夜間は眠れないと動き回られる為、夜勤さんはバルーンが抜けないようにとN様の居室に待機し、一緒に過ごしてくれていました。大変だったと思います。

それでもみんなが様々な知恵を振り絞って工夫し、お互いに教え合い、 N様の為にと協力し合ってくれました。N様自身も「ない方がいいなぁ~」と言いながら頑張ってくれました。

そして今回は、訪問看護さんにとてもお世話になりました。夜間にバルーンを抜いてしまった時も朝の4時に駆けつけ、入れ直してくださいました。

ようやくバルーンの抜去をしてみようと協力をお願いした時も、1回失敗に終わって2回目をお願いした時も、いつも快く引き受けて下さいました。そして今、しっかり自尿もあり、なんなら尿意もあるという素晴らしい回復を遂げております。

みんなが同じ方向に向かって、入居者様の為に動いてくれる。そしてたくさんの人に支えられている。正木の家はそんなところです。 本当にありがたい限りです。

あすか

今おもうこと5月

カテゴリ名: 今おもうこと

5月になるとよく、事業所を始めたころの心境を思い出します。

他人の体を支えたり、オムツを替えたりなどしたこともないのに、よくも介護を生業としようとしたもの。まだ若くてエネルギーがあったのでしょう。

聞きかじりの介護保険法や制度を学びながらの運営で、予想に違わず初年度は大赤字。

以降、薄氷を踏む思いで日々をしのいできましたが、たくさんのスタッフの努力と奇跡に近い幸運に恵まれ、今日まで継続できています。

周りに数件あった訪問介護事業所もこれまでにすべて撤退され、地域では数少ない古参事業所となりした。

この先、制度改定も含め、どんな展開になるのか想像もつきませんが、若手スタッフを中心に、地域のニーズに応えていけたらと思います。

爽やかな季節が、少しでも長く続きますように。

どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

正木の家4月

カテゴリ名: 正木の家

正木の家で一番元気な98歳N様が先月30日救急搬送されました。

いつものように朝起きて朝食を食べ、針仕事をしながら普通に過ごしておられたようですが、職員さんが「何かおかしい!?」と、すぐに気づき対応してくれました。

MRIの結果、左側に脳梗塞がみつかりました。

お嫁さんと付き添いながら心配しておりましたが、話し掛けるとしっかり返してくれるし、右手や右足も元気に動かし、なんならちょっと目を離したすきに、右手で左腕の点滴を抜くしまつ。元気な姿に少し安堵していました。

でも、先生から入院の話をされた時は、さすがに気弱になっており、「早く帰ってきてよ!」と言う私に「帰れるかな~」と弱々しい声で言われました。「そんなこと言わないで帰るよって言ってよ!」と声を掛けると、笑いながら「帰るよ!」と答えてくれ、右手で拳を握りながら「頑張る! 負けんぞ!」と何度も繰り返し言ってくれました。

強い、強いN様。きっと元気な姿で帰ってきてくれることと思います。

そしてなにより、いち早く異変に気付き、対応してくれた職員さん達。さすがです!正木の家が、入居者さんが頑張って帰ってきたいと思える場所であるのは、間違いなくあなた達のおかげです。

あすか

今おもうこと4月

カテゴリ名: 今おもうこと

街中で入学式や入園式に臨む親子の姿を目にするたび、心のどこかに温かな湯がさしたようになり、懐かしさもあって思わず涙腺が緩みます。

親とずっと一緒に居たかったはずなのに、新しい世界に飛び込み、成長していくために、親に「さようなら」を言わねばならないとき。

「保育園にちゅれていかないで!」って泣き叫んでいた我が子の姿を、つい重ねているのかもしれません。

桜の咲く頃、さようならと言って自分の足で歩きはじめ、いつか遠く大きな場所へひとりで進んでいけるようになる。

さようならの語源は「左様であるならば」だそう。

何事もあるがままでよいのかもしれません。

陽光輝く季節、なにもしていなくても心浮き立つ気分になりますね。

どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

お花見🌸

カテゴリ名: 正木の家

東別院の桜が満開です😊

見頃は今週いっぱいかな??

正木の家の入居者様と、松原のいえのYさんも参加され お花見へ行ってきました✨

東別院内をゆっくり桜を観てまわり、写真もたくさん撮って🤳

最後にお参りをして帰りました🙏

正木の家に帰ってからは、、、

お昼を食べ、桜餅も食べ🤤皆様、食欲も旺盛です。

食欲があるのは元気な証拠っですよね🎵

餅つき。

カテゴリ名: 正木の家

3年ぶりに開催できました👏

餅つき❤

当日はあいにくのお天気でしたが、お餅をつく間はなんとか雨☔に降られずにすみました✨

チワワずの応援を受けながら🔊

みんなで協力して、6升分のもち米をつきまして、、、

沢山できたつきたてのお餅✨

遊びに来て下さったご近所様、入居者様や、職員みんなでいただきました🥰

手作りあんこやおしるこ、定番のきなこに大根おろし、どれも美味しかったです🎵

やっぱりイベントは楽しいなーと改めて実感する一日でした☺❤

正木の家3月

カテゴリ名: 正木の家

2月のとある日曜日。正木の家に3歳から6歳までの子供たちが5人大集結しました。

職員の子供とお孫ちゃん、みんな男の子です!この日初めて会ったのにあっという間に仲良くなり、キャーキャー言いながら走り回る子供たち。子供のコミュ力って本当にすごい!一気に正木の家が若返り、にぎやかになりました。

入居者様も本当に喜んでおられ、いつもとはまた違ったお顔をされていたように思います。以前から犬と子供は最強だと思っていましたが、やっぱり最強でした。

そしてこの日は正木の家の隠れ人気ナンバーワン、 K様の八十歳のお誕生日でした。

子供たちも一緒にみんなでお祝いしてくれ、とても盛り上がったお誕生日会でした。普段は目を閉じていることが多いK様ですが、子供たちの「おめでとー」の声が届いたのでしょう、ぱっちり目を開けておられました。

本当の家族ではないけれど、いつも一緒の時間を過ごしている入居者様や職員、そしてその職員の子供や孫、みんなにお祝いしてもらえるお誕生日。最高だなと思った本当に素敵なお誕生日会でした。

入居者様と職員だけでなく、その家族も集まれる。そんな居心地が良くて、温かい正木の家でありたいなと思います。

あすか

今おもうこと3月

カテゴリ名: 今おもうこと

毎日きっと何度か、「パスコードを入力」という画面に数字を打ち込みます。

ネットショッピングやアプリの利用には必ずログインやパスワード。

覚えていられなくて手帳に控えたりする作業もなんだか本末転倒。

自身が本物であることを証明する作業は日を追うごとに増えて、この先何をするにもこの操作が必要かと、少々うんざりしていました。

先日、紙面にマイクロチップを手に埋め込み、開錠、支払い、その他なんでも手をかざすだけでOKという記事を見つけ、ついにSFの世界が現実になったと感心。

すでに何十万人もが利用しているそうで、早晩私たちも利用することになるのかも。

カード入りの財布や鍵を持たずに出かけられる日、案外近いかも知れません。

春らしくなってきたこの頃、どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

正木の家2月

カテゴリ名: 正木の家

2月3日の節分、今年も正木の家では豆まき&巻き寿司大会が開催されました。

今年も社長にそっくりな鬼がやってきたので、みんなで豆をぶつけまくります。

正木の家の癒し系N様も爽やかな笑顔で投げまくっていました。

さて、散々豆をぶつけまくってすっきりしたところでいよいよ恵方巻作りです。

かっぱに干ぴょう、玉子焼き。そして社長の差し入れ明石の穴子。

皆様各々、ご自分で食べる巻き寿司を作られました。

「太いと食べにくいから具は2種類くらいがいいんじゃない!」

と言う職員の言葉をよそに、あれもこれも入れたいご様子。

案の定、破天荒娘H様はあれもこれも入れて巻けなくなる始末。

出来上がった巻き寿司も、やっぱり暴れ散らかしておりました。

I様は、皆様3本巻いて満足しているなか、「食べれる。食べれる」と、4本めを作りご満悦。

てんやわんやしながら、四十本以上の巻き寿司が完成しました。

さてさて今年の恵方は南南東。皆様で恵方を向いて黙って食べましょう、とはいかない正木の家。

H様のおしゃべりは止められない。そしてそれに答えてしまうI様。

結局ずっとおしゃべりしながら美味しそうに巻き寿司を召し上がっておられました。

まあこんだけ元気なら、だまって食べなくても無病息災は間違いないでしょう。

そんなこんなで今年も例年通り大盛り上がりの正木の家の節分でした。

あすか