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今おもうこと3月

カテゴリ名: 今おもうこと

シベリア抑留や満州のお話を聞かせてくださった利用者さんも、殆ど鬼籍に入られ、
また身の周りにも先の大戦経験をお持ちの方は数える程になりました。

そろそろ桜の便りも聞かれる今、90年前と同じような事態が東欧で繰り広げられています。
起きて欲しくない事だと、世界中の誰もが思っていた筈なのに、また?
ロシアの国情は分かりませんが、資源の無かった我が国が、世界中の反対を押して大陸に進出し、
挙げ句戦争を仕掛けたのは旧知の事。

2年越しのコロナ禍で見通しのつきにくい世の中が、更に見通せなくなりました。
一体、人間の本質は変わらないのか。

塞ぎこみたくなるような気分ですが、いよいよ春です。
どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

正木の家2月

カテゴリ名: 正木の家

年が明け、増えるだろうなと思っていたコロナ感染者数、
想像したとおりみるみるうちに増えて、またまたまたの蔓延防止。
コロナによる自粛生活も3年目を迎えています。

みんな同じ立場なのだから、出来るだけ文句を言わないようにしよう!
と固く誓った決意も早々と崩れ去り、毎日文句のオンパレードが続いております。
「何処かに行きたい」 「あれがしたい」 と欲求だけが増えるばかり。
いけねえ、いけねえと思いながらも、やる気がでないのはコロナのせいだと言い訳ばかり。

そんなダメダメな私とはうらはらに、正木の家の入居者M様。
何事にもおごらず、多くを望まず、常に謙虚。
「身体が丈夫だで幸せだわナ~」
「お腹いっぱい食べられて幸せだナ~」
ちょっと病院に付き添ったでけで
「こんなに良くしてもらい幸せだナ~」
何をしていても、いつもニコニコしながら「幸せだナ~」と言ってくれます。
私たちにとって当たり前の事を、幸せな事と感じられるM様。
お話をするたびに、「なんかごめんなさい」と自分自身を反省する次第です。

私もM様のようにおごらず、望まず、謙虚に生きよう!と思います。
と簡単には言えませんが、欲と文句は減らせるようにしていきたいものです。

あすか

今おもうこと2月

カテゴリ名: 今おもうこと

スノボハーフパイプで平野歩夢君が金メダル!の速報。
70年代、流行に遅れまいと必死に2枚板で滑るスキーの練習をしていた頃、
サーフボードのような1枚板で颯爽と滑る人をときどき見かけました。
当時はまだ珍しかったのでよく記憶しています。

板の裏面にはBURTONのロゴ。
ずいぶんあとで知ったのですが、そのバートン氏が始めたスポーツが、
スノーボード競技のルーツだったんです。

50年前はゲレンデを滑走するだけでカッコよかったのですが、
今は空高く舞い上がり、何度も回転しながら、人間ワザとは思えないような
そのスタイルを競い合う。隔世の感がありますね。

春も近づき、花粉も気になる時期ですが、どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

正木の家1月

カテゴリ名: 正木の家

あけましておめでとうございます。
年が明け、正木の家は11年目を迎えました。

元旦の初詣で早々にW様が転んだのはさておき、
今年は何事もなく皆様お元気で新年を迎える事ができました。

毎年12月から1月にかけて、体調を崩される入居者様が少なからずいるのですが、
今年の入居者様はすこぶる元気。クリスマス会でお寿司とお肉をたらふく食べ、
大晦日には年越し蕎麦、お正月にはまたまたお寿司と、おせちに社長特製お煮しめを
「 もう何も食べられない」と言う程お腹いっぱい召し上がっておられました。
中でも正木の家の破天荒女子W様は、皆様が箸をおいた後も一人で食べ続けるという、
見事な食べっぷりをみせてくれました。皆様お元気でご飯がたくさん食べられる、
こんな当たり前の事が一番幸せだなと感じる素敵な新年でした。

1月にはもうひとつお楽しみが待っています。昨年は開催できなかったお寿司大会です!
目の前で握ってもらうお寿司、またまた素敵な食べっぷりを拝めることと思います。
当たり前の毎日に時々特別を。今年も正木の家は良く食べ、良く寝て、よく遊ぶ。
そんな1年にしようと思います。

あすか

今おもうこと1月

カテゴリ名: 今おもうこと

何度めかの感染拡大の報道。
耳目にするたび、携帯電話を忘れて家を出てしまったときのような焦燥感に苛まれます。

自身や職員も含め、事業所が関わる誰かが感染したら・・。
起きてもいないコトを想像して不安がるのは、人間の悪い癖だと思うのですが、
焦る気持ちはジワジワと膨らみます。かと言って出来ることは従前の感染予防対策のみ。
新年が始まって早々だけに、やるせない思いの方々も多いですよね。

気休めにもなりませんが、起こることを変えるのは無理なので、
あとは自分のこころ持ち次第。建物入場前の体温チェックや手指消毒をするのも日常となり、
新しい生活様式で今年もコツコツ励みたいと思います。

目に見えないウイルスの存在を、あまり意識せずに生活できる日が訪れるのはもう少し先なのかな。

今年の冬は例年より寒い予報。
どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

正木の家12月

カテゴリ名: 正木の家

さてさて今年も最後の1ケ月となりました。

最近の正木の家は11月に素敵な入居者様が入所され、秋の遠足があり、
12月にはクリスマス会、年が明ければお正月、お寿司大会とイベント続きで
なんだかみんなソワソワしています。

新しく入所されたN様。超元気な96歳です。
よく食べ、よく喋り、よく笑い、何をしていても楽しそう。
もう既に正木の家では癒しの存在になっています。

そんな素敵なN様が入所され、入居者様9名、合計772歳のバス旅行が決行されました。
今年のテーマは『刈谷ハイウェイオアシスで観覧車に乗ろう!』です。
昨年に引き続き観光バスを貸し切って刈谷まで。
景色を楽しみながらバスに揺られあっという間に到着です。
皆様各々選んだご飯をたらふく召し上がり、さあいよいよ観覧車。

N様、人生初の観覧車体験にずーっとにっこにこで景色を眺めていました。
皆様も怖がることなくとってもいい笑顔。
そして、なんと今日は正木の家のお父さんことK様の88歳のお誕生日でした。
皆でハッピーバースデーを唄ってお祝いです。
お父さんも一生懸命ケーキのロウソクを消してくれました。
正木の家に来て8回目のお誕生日。色々あってなんだか感動してしまいました。
やっぱり入居者様が元気で笑っていてくれる事が、私たち職員の元気の源です。

入居者様が楽しければ私たちも楽しい。ホームの中にいるだけではなかなか実感できない、
そんな事を感じさせてくれたバス旅行でした。
入居者様と職員がみんな元気で、笑顔で暮らせる正木の家がずっーと続くといいな。
そんな事を思いながら今年残り1ケ月を過ごしたいと思います。

あすか

今おもうこと12月

カテゴリ名: 今おもうこと

先日、少し休みをもらって広島にでかけました。
原爆資料館とか宮島のコースで学ぶところ多かったのですが、道中気になったのが
呉の造船ドックにあった洋上風力発電の風車を建てるために作られた専用の船。

巨大なクレーンのついたほぼ真四角の船で、中には宿舎や体育館も整備され、
ひとつの工事が済んだら、自力航行して次の風車を建設するというもの。

再生可能なエネルギー利用への転換が、諸外国に比べ遅々として進まない我が国ですが、
これで一気に風力発電大国になるかも!って強く感じました。

すでに他のゼネコンで稼働中の船もあり、他にも計画があるそうです。
変化は以外に早いかも。

どうぞよい新年をお迎えください。

丸山秀樹

正木の家11月

カテゴリ名: 正木の家

今年もあと2ケ月を切りました。
毎年あっという間に1年が過ぎていき、気づけばもう11月です。

振り返れば、今年は悲しい別れが3度も訪れました。
2月に入所したばかりだったM様、9月の終わりに永眠されました。
96歳のとても可愛らしい素敵な方でした。
あっという間に正木の家の人気者になり、他の入居者様からも
「Mちゃん」と呼ばれ親しまれていました。
隣に座ると必ず手を握ってこられ、にっこり微笑む顔が本当に愛らしく、
一緒にいると癒される・・そんな人でした。

9月の初め頃からほとんど食事が摂れなくなり、
食べてくれるものと言ったらチョコレートくらい。
そんな状態で2週間以上も頑張ってくれました。
最後の2週間は、娘様が毎日のように足繫く正木の家に通われ、
親子2人の時間を過ごされました。
きっと娘様と過ごす為の2週間だったのでしょう。
本当に優しく、みんなから愛される人でした。
そしてそれと共に強く逞しい人だったように感じました。

お別れの時、「最後が正木の家でよかった」と娘様が言って下さいました。
こんな言葉をいただく事ができ、本当に有難い限りです。
悲しい別れと共に、最後を看取らせていただく事のできる有難さを感じられた年でもありました。

今年もあと少し。
今月からは、また新しい入居者様も入所されました。日々有難さを感じながら、
新しいご縁を大切に、とにかく毎日ハッピーに2021年の残された時間を過ごしたいと思います。

あすか

今おもうこと11月

カテゴリ名: 今おもうこと

1年に一度くらいは会いたいね!
って言いながら、古い友達とも会えなくなって2年近く。
まあ、会ったところで話す内容は十年一日。
動きの悪くなった体の事や病気の話が増えてるぐらいかな。
同窓会なんかもそうですが、でも会って顔見て会話をすると、
数十年も前の様子がまるで昨日の事のようによみがえるから不思議です。

コロナ禍で世の中の仕組みがずいぶん変わり、
必要以上に人と会わないことが半ばフツーとなった昨今。
仕事や商談はともかく、人間同士のやりとりは、
相手の波長や体温が感じられる距離であって欲しいなぁ・・。
なんて思うのは、すでに前時代的なんでしょうね。

朝夕の冷えこみが身にしみる季節を迎えました! 
どうぞお元気でお過ごしください。 

丸山秀樹

正木の家10月

カテゴリ名: 松原のいえ

オカメインコ2羽と一緒にH様が正木の家にやってきました。
黄色のリュックがチャームポイントの、とても若々しい83歳。
社交的で姉御肌な性格が幸いしたのか、すんなり正木の家に溶け込んでくれました。
更に何事も「はい、はい」と受け流せる懐の深さ。これには私も見習わなければと感心しきりです。

そんなH様。文頭にも書いたように黄色のリュックがチャームポイント。
どこに行くにも黄色のリュックは欠かせません。居室から2階に降りてくる時も、
カラオケの時も、トイレの時も。夜中のトイレ時にもリュックを背負って出てきたのには、
私もちょっとびっくりしました。

それほど大切なリュックなのに、何故かトイレには時々忘れてしまう。
そんなところがまたチャーミングなH様。とっても衣装持ちでおしゃれなお洋服がたくさん。
1日に何度も衣装チェンジが繰り返されます。居室から降りてくる度に衣装をチェンジし、
毎回ばっちり決めて降りてこられます。

さすがお洒落さん~と思いきや、用事があって居室をたずねると、
パジャマのズボンにタンクトップ姿でインコちゃんにご飯をあげてるH様。
そのギャップがたまらなく素敵です。しっかりしているようで時々可愛いらしい一面をみせてくれるH様。
これからどんなドラマが生まれるのか楽しみです。

一緒にやってきたオカメインコちゃん。名前はナナちゃんだかララちゃんだか、
ぴーちゃんだかキキちゃんだか…。ほんとのところは分かりませんが、
とにかく赤いほっぺの可愛いインコちゃん達です。

あすか