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正木の家 12月

カテゴリ名: 正木の家

★うたは世につれ・・

11月11日中区役所で行われた「介護まつり」ののど自慢大会に、
正木の家の歌姫S様が出場しました。
曲は十八番の「東京のバスガール」。
横断幕や応援うちわを持って入居者様、職員総出で応援に行きました。
唄ごえ十八番のお客様も花束を持って応援に駆け付けて下さり、
皆様のS様愛を感じました。

そんなS様は緊張した様子もほとんどみせず、
「○○ちゃーん」の声援に笑顔で手を振り、「発車~往来~♪」のところでは、
打ち合わせもしていないのに振りをつけての余裕っぷり。
唄った後、庄野アナウンサーとOSUとのトークにも沢尻エリカなみの「別に」。
大御所歌手のような貫禄に感心させられました。

入所当初から続くS様の活躍ぶり。正木の家が地域の方々に受け入れられてきた事も、
S様の活躍なくしては語れません。
これからも正木の家の歌姫の活躍を期待したいと思います。

来年8年目を迎える正木の家。
皆様と一緒に楽しみ、笑顔で暮らせるホームを
目指して精進していきたいと思っています。
良いお年をお迎えください。    

(あすか)
 

今おもうこと 12月

カテゴリ名: 今おもうこと

終末期を迎える患者の7割が、自分で意思決定できないという現状から、
アドバンスドケアプランニングという定義が盛んに論じられるようになり、
このたびそれが「人生会議」という言葉に置き換えられました。

事業を始めてこれまで、幾たびも人様の終末期に立ち会わせていただき、
自分なりにどうあるべきか?の答えは秘めているつもりですが、
それもその状況下で意識があってのこと。
意思確認不能な状況で延命することに意味があるのかどうか、
それは本人のみならず家族にとっても難しい判断だと思います。
人生会議という名に変えて、今後議論が深まるとよいのですが・・・。

先のことは誰にもわからないので、やはり健康な状態を維持するよりありませんね。
寒さもこれからが本番です。
どうぞお元気でお過ごしください。
             
丸山秀樹

松原のいえ 12月

カテゴリ名: 松原のいえ

 ★日帰り旅行復活なるか?

のいえに新しく2名の方が入居されることになりました。
先月、ご家族やケアマネジャーさんと見学に来られ、
気に入っていただけたようですぐに入居を決めてくださいました。
お一人は早速今月から、もうお一人は年明けに入居の予定です。
しばらくの間、入居者3名でしたが、久しぶりに4名となり賑やかになりそうです。

昔、入居者の皆さんと昭和村や知多半島へ日帰り旅行をしたことがありました。
しかし高齢になり長時間の移動がしんどくなってしまったため休止。
今度入居されるお二人は、比較的お元気な方のようなので、
また日帰り旅行復活か!? とみんなで夢を膨らませています。

高齢になってからの環境の変化はとても大変なこと。
お二人が早くのいえの生活に慣れ、楽しくおだやかに生活をしてもらえるよう、
スタッフみんなでケアの方法を工夫していきたいと思います。               

(あや)

松原のいえ 11月

カテゴリ名: 松原のいえ

★S君、元気でね!

S君の施設入所が決まりました。
彼が引っ越してきたのは今年2月。
違う環境に早く慣れてもらえるよう、みんなでS君に合ったケアを考えました。
言葉でのコミュニケーションが難しいS君。
コーヒーはブラックかお砂糖入りか?、排泄はどんな方法がいいのか?など、
本人に聞けばすぐ解決するようなことも、
ひとつひとつが手探り。そのうちスタッフ間で
「トイレで排泄できたよ」とか、「ストローは2本にしたほうがたくさん飲んでくれるよ」など、
いろいろな「成功例!」が集まりました。
それぞれアイデアを出してチャレンジすることを繰り返し、
S君に合ったケアを見つけることができたのも、
上手く行った時に見せてくれる「にたぁ~」とした満面の笑顔。
これにやられました(笑)。
この仕事の醍醐味「利用者さんの笑顔」をたくさんくれたS君に感謝です。 

(あや)

正木の家 11月

カテゴリ名: 正木の家

★わたしのジョウシキ?
昼食のカレーを、入居者様と一緒に食べていたある日のこと。
テーブルの向かい側でK様がカレーをお箸で食べようとしていました。
そのK様を見て、ついつい出てしまった一言。
「Kさん、スプーン使ったら?」
言った瞬間に「あっしまった!」と思いました。
案の定、「 これでいいんだわ」と箸で食べ続けられました。
余計なひと言だったのです。
カレーはスプーンで食べるものというのは、私の勝手な常識です。
何で食べたっていいのです。
美味しく食べられたらそれでいいのです。
私達が生活する為には、一般的に言う「常識」は欠かせないものです。
しかし、認知症の人と接する時、これが時々邪魔をします。
その人(認知症の人)独自の感覚や価値観に、
自分の常識を押しつけてしまう。そして、つい
つい余計なひと言。
介護の現場で働いている人なら、少なからず思い当たる節があるのではないでしょうか。
見守り、その人のその時の常識を理解し受け入れる。
分かっちゃいるけど難しい…。(あすか)
 

今、おもうこと 11月

カテゴリ名: 今おもうこと

先日の中日新聞、介護の日を前に「介護の仕事を知ろう」という全面広告を掲載。
中で紹介されていた上条百合奈さんという女性、特養で働きながら、
モデルとしても活躍されている美人!
(詳しくはインスタグラムをどうぞ)。
中学時代の職場体験が刺激になり、
生きる希望を持ってもらう介護の仕事に進むことを決めたそうです。
少子高齢化が波のように押し寄せ、介護の担い手不足も合言葉のような毎日ですが、
こんな素敵な方がひとりでも多く出てきてくれたら・・。
働き方もフレキシブル、好きなことをあれこれやって生きていける
世の中にしないといけませんね。
学生時代に先生から、「 医療に限界はあっても介護に限界はない」と聞かされ、
心の支えになっているとか。

日増しに寒くなりますが、どうぞお元気でお過ごしください。  

丸山秀樹

今おもうこと 10月

カテゴリ名: 今おもうこと

年に1度か2度、人前でギターを弾くことがあります。
必死で練習した高校生のころと違い、指が思うほど動かないのですが、
どうにかって感じ。
素敵な楽曲を聴くたび、「 よし今度こそ俺もマスターするゾ!」って心に
決めるのですが、次の日もギターは壁に立てかけたまま。
それでまた1年が過ぎます。なんだかな〜。
でも、最近考え方を変えました。次々と起こる日常のトラブル、身体の不調
や老化のきざし。不安や焦燥。やり場のない怒りと諦め。
こんなにたくさんのモノと戦いながらもしぶとく生きているのだから、
そんな自分をありのまま受け止めてあげよう・・と。
さらに人に聴かせられるような演奏ができれば尚いいんですけどね。

朝晩冷えるようになります。
どうぞお元気でお過ごしください。    

丸山秀樹

松原のいえ 10月

カテゴリ名: 松原のいえ

 ★ごみ箱はどこにいった?

台風の連続だったこの秋、入居者さんが通っているデイサービスの休所、
お弁当配達時間の変更、スタッフのシフトの交代など、
少なからず影響がありました。
建物は坂道の上にあって、左右の大きなマンションに挟まれており、
風や雨の影響はそんなにないはずと思っていましたが、
翌朝、宿直スタッフが裏口を開けると・・・
3つある大きなゴミ箱がない!!
見渡すと、3メートルくらい下の隣地に吹き飛ばされていました。
結構大きなゴミ箱なのに、恐るべし台風の風!
一人ではとても取りに行けず、交代に来たスタッフと二人
でなんとか引き上げることができました。
台風パワーに圧倒された出来事でした。

(あや)

正木の家 10月

カテゴリ名: 正木の家

★なんだか楽しそう

最近、 T様がお昼寝中に手を挙げ誰かとお話をしたり、
食事中に誰もいない所を見て、「 ○○さん」と呼びかけていたりします。
M様は何もないテーブル上から何かを拾い集めては口に運びを繰り返し、
「はーお腹いっぱい」と満足気に言われたりします。
幻視か?! でもなんだか楽しそう。
お2人の姿を見ているとマイナスイメージの幻視が、
なんだか楽しい事のように思えてしまうのです。
話相手がいれば寂しくないし、食べてないのにお腹いっぱいになるなら、
なんか得した気分になります。
もちろん人によって見えるものは違うし、虫や蛇が見えてしまったら楽しいなんて言ってられません。
でも幻視全てが悪い事ではないし、無理に消そうと躍起になる必要もないのではないかと思います。
見えない物が見えていようと、本人が楽しそうならそれで良し。
そのくらいに構えていた方が、きっと介護は楽しいものになるのだと思います。
症状にばかり目を向けるのではなく、入居者様本人に目を向け、
不安があれば原因を探り対処法を考える。楽しそうならそれでOKでしょう! 

(あすか)

今おもうこと 9月

カテゴリ名: 今おもうこと

地震、洪水、土砂崩れ、高潮など、次々起こる天災地変。
昨日まであった日常が一変する様を画面越しに見るたび、
避けようもない現実なんだと痛感させられます。
なかでも電気がこないことによる影響は計り知れず、
現生活の脆さが浮き彫りに。
ケータイの電池があっても、中継局が機能しなければ使えないんですね。
いっそ、便利な道具がなにも無い時代の暮らしに戻した方が、
生き延びられる確率が上がるのかも。
明日かもしれない、避難所で水や食料の到着を待つ状況を想像するたび、
燃料(薪)や水(井戸)のある地域に引っ越すべきではないかと、
かなり真剣に考えたりします。

そろそろ過ごしやすい季節になりますか。
どうぞお元気でお過ごしください。
            

丸山秀樹