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松原のいえ 9月

カテゴリ名: 松原のいえ

★まつりだ!わっしょい

正木の家の夏まつりに行ってきました。
Yさんは枝豆と生ビールで乾杯!、
その後もビールが進んでごきげんさん。
S君は初めての参加だったので少し心配でしたが、とても楽しそうな様子。
周りの方が食べ物をはこんでくれたり、水風船を渡してくれたり、
あっという間に人気者に。
Gさんは焼きそば、フランクフルトカレー、枝豆、スイカにかき氷、玉せんと
大食いチャンピオン顔負けのハイペースでお祭りフード満喫。
フィナーレの花火も楽しまれました。

ご近所の方や、小さな子供たちもたくさん来てくれるようになり、
回を重ねるごとにどんどん賑やかになっている正木の夏まつり。
いろんな年齢のいろんな人たちが集まり、わいわい楽しい時間が
過ごせる機会となり、とても嬉しく感じました。             

(あや)

正木の家 9月

カテゴリ名: 正木の家

★なにかできることはないの?

8月半ばあたりからW様の状態が芳しくありません。
パクパク食べていた食事がほとんど進まなくなりました。
口を開けてもらえない為、私達にはどうする事もできず、
先生に相談するも出てくる言葉は胃ろうか経管栄養。
しかしご家族は望んでいない。
こんな時、何もできない自分に無力感を感じます。
点滴も細い血管では限界がある。
飲めない、食べられない。口を開けたくても開けられないのか。
言葉をほとんど発しないW様の気持ちも知る事ができない。
私達にいったい何が出来るのか。
それとも食べてほしい・・と思うのは私のエゴなのか。
そんな無限ループに陥ってしまいました。
今でも答えはみつからず・・、
答なんてないのだと思います。
じゃあ何もしなくていいのか。そんな訳ありません。
最後まで出来る事を探すのが私達の仕事です。
気持ちは分からなくても、寄り添う事しかできなくても
「私達にしかできない何か」を探究していきたいと思います。
ちなみに、今では少し口を開けてくれるようになってきました。
W様が言っている気がします。
「しゃーないなぁ」と。

(あすか)
 

松原のいえ 8月

カテゴリ名: 松原のいえ

★それゆけ!ドラゴンズ(松原のいえ)

野球が大好きなGさん。
シーズン中はテレビとラジオで放送チェック。
見逃さないよう万全の体制で野球観戦をされます。
ご贔屓はドラゴンズですが、どのチームの試合も楽しみにしていて、
誰かがホームランを打った時には「わぁー」っと大きな歓声をあげ、
楽しそうな様子が部屋の外まで伝わって来ます。
そんなGさんのハイライトは名古屋ドームでの野球観戦! 
今年もヘルパーさんとドラゴンズ戦を見に行く予定です。
その時ばかりは普段は控えめにしているジャンクフードも解禁! 
ホットドッグにジュース。大好きなドラゴンズをホームで観戦です。
なんて素敵な1日!
ドラゴンズが勝っても負けても、結果ではなくその時間を思いっきり楽しむGさん、
連日の暑さで体調が少し心配ですが、今年もドラゴンズデーを楽しんで来て欲しいです。   

(あや)

正木の家 8月

カテゴリ名: 正木の家

★私は迷惑かけてるの?

月壱屋のお客様がこんな事を言っていました。
「介護されるようになるのは嫌だな~」。
まだ元気な人はこう思います。
実際私も「自分の面倒くらい自分でみたい」と思っています。
ではなぜ嫌なのか。『介護される=人に迷惑をかける』と考える人が
多いのではないでしょうか。
入居者のH様、この所入浴拒否が強く、職員も悪戦苦闘。
入浴を断る時はきまって「私は一人だから風邪引いてまわりに迷惑をかけたくない」
と言われます。
お風呂に入るのが嫌なのではなく、迷惑をかけるのが嫌なのです。
I様の場合は必ず「迷惑かけてごめんね」と何度も言ってくれます。
迷惑をかけたくない、申し訳ない、そんな思いからでしょうか。
大手を振り、喜んで介護を受ける人はほとんどいないでしょう。
それでも入居者様は不本意かもしれませんが介護を受け入れてくれています。
更に「迷惑かけてごめんね」と、そんな優しい言葉もくれます。
「ありがとう」と感謝もしてくれます。
そんな思いにしっかりと寄り添える介護者でありたいと思います。    

(あすか)

松原のいえ7月

カテゴリ名: 松原のいえ

★防災計画!

記録的豪雨のニュースで、各地の被害が続々!
堀川はすぐ近くですが、坂の上だし大丈夫だよね~とYさんに話していたら、
昔、大雨で堀川の水があふれ、伊勢山中学の近くまできたことがあったと話してくれました。
闇之森八幡社の階段の下まで水が来てしばらく引かなかったことや、
あれよあれよと言う間に水がきたことなど、
大丈夫だと思っていたことが現実にあったんだと知り、驚きました。
堀川だってまさかの事態が起きるかも!
もしもの時、どこに避難したらいいのか、
何を持っていったらいいのか、
Yさんと話してみるといろいろ困難が予想され、
準備が必要なことがたくさんあると気づかされました。
いざという時に慌てず行動できるように、
「 のいえ防災計画」を考えなければ!     

(あや)

正木の家 7月

カテゴリ名: 正木の家

★ヒトは忘れる!(正木の家)

『健康寿命の延伸10か条』という冊子に
「ヒトは忘れるようにできていて、モノは無くなる」とありました。
とは言え、忘れられずクヨクヨ引きずってしてしまう時は、やはりあります。
入居者のK様、キャリアウーマンで定年後もひとり暮らしをしておられましたが、
限界となり昨年入所されました。
入所後、住んでいた家をお姉さんが片づけると、
認知症に関する冊子や、認知症の講演会の資料、ありとあらゆることをメモした紙、
などがたくさん出てきたそうです。
忘れていく自分に気づき、私は認知症ではないかと不安になり、認知症について調べ、
話を聞き、さぞ不安な日々を送っていたと思います。
そんな日々も過ぎ、今のK様は忘れていることを忘れます。
テレビで認知症についてやっていても他人事。
他者様を見て、「 あの人、何を言っても憶えていないのよ!」と怒ったりします。
さて、それは本人にとって悪い事でしょうか。
「 私は認知症ではないか」と不安に襲われ、悩んでいた頃に比べたら
何倍も健康的な気がします。
忘れてしまえばクヨクヨもしない。
ある意味、健康寿命の延伸10か条の一つをクリアです。
                 
(あすか)

今おもうこと7月

カテゴリ名: 今おもうこと

手元に「未来の年表」という新書があります。
人口減少の日本でこれから起こること、という副題がついています。
近未来、人口の3割が65歳以上とか、
自治体の半数が消滅・・など、思わず本を閉じたくなるような内容です。
小学生の頃でしたか、教室が足りず学校新設ラッシュって、
どこの国の話だったのかな?数字や確率の計算は弱いので、
示めされれば鵜呑みにするより仕方ないのですが、
なんか違うような気がします。

人間、いざとなれば・・ってちょっと楽天的すぎるかもしれませんが、
もっとたくましい筈。水や火を使いこなして、
何千年も生きてきたんですから。
この夏、久しぶりにキャンプでもしようかな。
過ごしにくい季節ですが、
どうぞお元気でお過ごしください。 

丸山秀樹

松原のいえ 6月

カテゴリ名: 松原のいえ

★お祭りは楽しいな!(松原のいえ)

GさんとSさんが通う福祉施設でお祭りがありました。
梅雨真っ只中に開催されるお祭りなのに、
今年もやっぱりお天気に恵まれました。
30回目になるこのお祭り、地域の飲食店、他の福祉施設や
ボランティアさんがブースを出したりと様々な出し物があり、
地域のお楽しみとなっています。

ビーズアクセサリーの売り子として頑張っているGさん! 
私たちを見つけると手を振ってくれました。
Sさんはヘルパーとランチを兼ねて参加。楽しい時間を過ごされたようです。
行く度に思うのですが、このお祭りに来ているお客さんも運営スタッフも、
みんな笑顔でいきいき、いい表情をしているんです。
みんなが笑顔になれるこのお祭り、これからも毎年続けていって
欲しいと思いました。 

(あや)

正木の家 6月

カテゴリ名: 正木の家

★まさか!?(正木の家)

W様に2週間前、歯科の先生より奥歯のインプラントが
2本グラグラだから抜いたほうがいいと提案。
その2週間後、まさに抜こうとした時、
「ない!?」 抜く筈だったインプラントが見当たりません。
抜けたモノを見た職員もおらず、
飲み込んでしまったのではないかと大騒ぎ。
今迄も抜けた歯を飲んでしまった入居者様はいたものの、
やせた小さなものばかり。今回のインプラントは2連で2センチ角程の大きさ。
これは危険!レントゲンにくっきり映っているモノを見て
「この大きさ、小腸通るかな~」とつぶやく北川先生。
クリニックでは取れないので、その足で坂文種病院へ。

モノは十二指腸の手前位にあり、今なら内視鏡で取れるとの診断。
ご家族と相談し、内視鏡でとる事になりました。
消化器内科の先生の悪戦苦闘の末、なんとか大きなモノを取ることが
できました。大きな出血もなく、念のため3日ほど入院し無事に帰宅。
飲み込んだ時や、内視鏡の時、どんなに苦しかったことか。
歯科医も「まさか飲み込めるとは」と驚いていました。

高齢者には、まさかが命取り。
気づいたら先延ばしにせず、すぐに対処しなければいけませんね。
今回の件、新たな教訓を得させてもらいました。   

(あすか)

今おもうこと 6月

カテゴリ名: 今おもうこと

アプリをダウンロードして・・というフレーズ、
ラジオやテレビから聞こえない日はありません。
お店の特典や割引のみならず、先日はカーシェアリングの際、
スマホでドアの開閉&エンジン始動ができるというニュースに驚愕! 
もち、清算も。

時代の変化は加速の一途。スマホや日々の生活が便利になることを
悪いとは思いませんが、なんだか大きな碁盤の目の上を
歩かされているみたい。
進む方向さえも導かれているんじゃないのかっていうのが
正直な気持ちです。
人間って、自分の手や体を使って、もっと自由に
いろんなことが出来る生き物じゃなかったのかな?
空こそ飛べないけど、鳥みたいに。

過ごしにくい季節ですが、どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹