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正木の家 7月

カテゴリ名: 正木の家

正木の家に新しい入居者様が入られました。

Kさん(75)まだまだピチピチの70代です。

高校卒業後から定年まで大手企業で総務をされていたそうで、

最後は課長まで昇進したバリバリのキャリアウーマンです。

定年後はご自分でマンションを購入、自宅でお茶とお花の先生をされていたとの事。

同い年のSさんとすっかり打ち解け、 Nさんを含め70代の女子会が毎日開かれています。

徐々に正木の家に慣れてきてはいるものの、やはりまだ「どうしてここにいるのか」、「いつまでいるのか」と毎日不安は尽きません。

そんな時に頼りになるのがSさんの存在です。

誰とでも分け隔てなく仲良くなれるSさん。「そっかー」、「それは大変だね~」とうんうんとKさんの話を聞いてくれます。

Sさんの存在はKさんにとってとても重要な存在となっています。

もちろん正木の家にとってもとても重要な存在。

本当にSさん様様ですね。

はやくKさんの不安がなくなり、毎日笑顔で暮らせる日がくるようスタッフ一同思案中です。

 

(あすか)

今、おもうこと 7月

カテゴリ名: 今おもうこと

過日行われた都議選の結果は、戦っている立候補者よりも、
市民の方が予想できていたのではないかと思います。
民意というものがどこに存在するのか、目には見えないので誰にもわかりませんが、
「なんか変」とか、「解せない」というひとりひとりの気持ちの合計が
大きな結果として現れたんでしょう。
「 思いのエネルギーが物質の存在にも影響する」 という考え方は、
物理学の世界でも大きな研究課題のようです。

ひとりの人間の思いはとても小さなものでしょうが、千人万人となると、
もしかしたら岩をも動かすような力になるのかもしれません。
小さな地球上で多くの人間が孫子の代まで安全に暮らしていくためには、
解決しなければならない問題が山積みです。
よりよい明日が訪れるような思いを持ち続けたいとオモイマシタ。
暑い毎日ですが、どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

今、おもうこと 6月

カテゴリ名: 今おもうこと

訪問サービス先や、入居されている高齢者の方々の多くは昭和初期生まれ。
事業所を始めた頃は、明治生まれという方もチラホラありましたが、
今では大正生まれの方も数えるほどになりました。

私も含めスタッフの多くは昭和生まれで、元号変わりは平成のみ。
明治から3つも経験している利用者の皆さんてすごい!と思っていました。
ところがこのたび、来年末か再来年の春に、新しい元号に変わることが決まったようです。
大化以降、何回変わったのか知る由もありませんが、なんだか歴史の1ページを刻んでいるような気持ち。
ちなみに平成の意味は、内外天地とも平和が達成されるとのことだったそうです。
その通りの30年であったどうかは不明ですが、よい時代になるよう新しい元号に期待するとしましょう。

過ごしにくい季節になりますが、どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

正木の家 6月

カテゴリ名: 正木の家

★明日は今日の続きじゃないかも(正木の家)

5月は正木の家にとって、とても寂しい出来事がふたつありました。
4月から入院しておられたK様の転所と、突然のT様との別れ。
お二人とも開所してまもなく正木の家に入所され、もう6年のお付き合いでした。
正木の家で90歳を迎え、認知症の進行やADLの低下はみられましたが、
まだまだお元気で、これからもお付き合いは続いていくものだと思っていました。
T様と最後に交わした言葉を、私は思い出す事ができません。
出勤したら、当たり前のようにいつもの席にいて、「おはよう」 とあいさつを交わすものだと思っていました。
K様もまたいつものように復活、退院して正木の家に帰って来てくれるものだと、
当たり前のように思っていました。
90歳を超えたお二人の年齢を考えたら、いつまでも同じ日々が続くことはないと、
わかっているようでわかっていなかったのです。
一日一日の大切さを分かっていなかったのです。
入居者様と過ごす毎日がどんなに貴重なものか、改めて感じさせてもらいました。
当たり前のように一緒に過ごす日々を、当たり前と思わず、毎日を大切にしたいと思います。  

(あすか) 

松原のいえ 6月

カテゴリ名: 松原のいえ

★みどりのカーテン(松原のいえ)

玄関のお花がゴーヤに変わりました。
毎年この時期、園芸係の社長がゴーヤを植えます。
ちいさな苗だったのにぐんぐん伸び、あっという間に大きくなりました。
大きなマンションやビルに囲まれ、日当たりはいまひとつですが。
でも、これからもっと大きくなって、夏の盛りには実をつけて欲しいと思います。
わさわさに茂った葉っぱは、緑のカーテンとなり見た目にも涼しげ。
実がなったらゴーヤチャンプルにしてみなさんと食べようと思ってい
ます。
早く立派な実がならないかな〜。
      
(あや)

今、思うこと 5月

カテゴリ名: 今おもうこと

昨年より実施された要支援者(軽度者)の切り離し。
日常生活支援総合事業という名でボランティアもどきな活動も含め、
それぞれの自治体任せとなっています。
超高齢社会を支えるために地域の活力を!という狙いですが、
名古屋市の場合は参入する事業者が少なく、ホントに大丈夫?といった状況です。
他方、3月に開催した婦人服メーカーとコラボのフリマ。
松原学区という限定でしたが、お元気なオバチャマ達で大にぎわいでした。
楽しみや衣食住など生活に密着した取り組みであれば、
自然に人は集うのだと強く感じました。
制度や理屈で支え合う仕組みを模索するより、人と人が自分の意思で集ったり関わりあえるような
「文化」を醸成すべきだと、大きなヒントをもらったような気持ちです。

過ごしやすい季節、どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

松原のいえ 5月

カテゴリ名: 松原のいえ

★ちいさないのち(松原のいえ)

最近文鳥を飼い始めました。
名前はオカちゃんといいます。
まだヒナで1日4回餌をやらなければならず、のいえの宿直に連れて行くことにしました。
早速、のいえの皆さんにもご紹介すると、
「かわいいね〜小さいね」と大喜び!
GさんもYさんも満面の笑みで、わたしのオカちゃんと遊んでくれました。
動物のちからってすごいですね。
ちいさな文鳥にみんなくぎずけでした。

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正木の家 5月

カテゴリ名: 正木の家

★意欲はい・い・よ・く!(正木の家)

先月、K様(95)が入院されました。
気管支に物がつまり、左肺はほぼ機能しておらず、
右肺も肺炎で真っ白な状態でした。
救急搬送された時点では血中酸素が50台まで下がり、危険な状態でした。
入院して1ヶ月、まだ絶飲食ですが酸素も外れ、嚥下の訓練や、
車イス移乗で座位を保つリハビリもしておられます。
GW明けからはお粥食もスタート。ドクターもびっくりです。
食べる事が大好きなK様。レントゲンを撮っている時も、
「 今日、お昼ご飯は出ますか?」と、食事の心配をされ今も毎日、お寿司が食べたい〜、
今からお蕎麦屋さんに行きます〜等と食べ物の話をされています。

「食べたい」 この気持ちがK様に生きる気力を与えているのでしょう。
生きる気力を湧かせるものはやっぱり「意欲」なのだと思います。
生きたい、食べたい、歩きたい。 ○○したいと思う事で年齢、病気に負けない気力が生み出されるのでしょう。
そして、医療従事者でない介護職の私達に出来る事は、意欲を生み出す事、
意欲をなくさないようお手伝いをする事なのではないでしょうか。
いつまでも意欲をなくさないK様。この意欲で歳にも病気にも打ち勝ってくれる事を願っています。

(あすか)

 

 

今、おもうこと 4月

カテゴリ名: 今おもうこと

施設か在宅か! テレビ討論などで取り上げられることも多い話題です。
誰だって人の世話にはなりたくないしできれば最後まで自分の家で・・
と思います。
でも百例あっても叶うのは1〜2件でしょうか。
最後はやっぱり施設か病院。なにかもっと方法はないのかな?
ちょっと前からこのテーマがずっとアタマの中に。
それはやがては訪れる自分たちの老後の居場所探しなのかもしれません。
最低限の安心安全は確保するものの、手厚い医療介護はせず、
与えられた寿命を完結できるような仕組み。
もちろん医者や看護師、法律家やその他、およそ老後に発生するであろう諸問題に
対峙できるチームでなければなりません。
それと安価であること。
十万円ハウスと、自分では命名しています。

暖かくなりました。
どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

松原のいえ 4月

カテゴリ名: 松原のいえ

★朝はゆっくり

のいえの朝の時間、好きです。
みなさん好きな時間に起きてきて、それぞれ朝ごはんが始まります。
パン派のYさんにはパンと目玉焼きを焼いて、ご飯派の女性陣にはお味噌汁と煮物を用意。
ひと通り準備が終わったらNさんの隣に座って、まったりテレビを見ながら食事介助をします。
最近は怖い事件があるね〜とか、桜の開花は今週だねなど、
ニュースの話をしながら食事が進みます。
ちょっと遅れて起きてくるGさんが、先に食卓にいる人たちに「おはよう」と言うと、
みんなが「おはよう」と返します。
何も特別なことはないのですが、いつもバタバタした朝を過ごしている私は、
このゆるりとした朝の時間になんだか癒されます。  

(あや)