正木の家4月
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先日、毎年恒例の餅つき大会が開催されました。昨年は雨上がりの肌寒い気候でしたが、今年は暑いくらいの晴天に恵まれ、気分も晴々な餅つき大会となりました。
たくさんのシニア応援隊がお手伝いに来て下さいました。皆様本当にお元気で、杵の重さもなんのその。手慣れた腰つきで、どんどんお餅が出来上がっていきました。
子供達も大活躍で、応援隊の皆様に手を貸してもらい、頑張って餅をついてくれました。餅つきを初めて体験する子もいて、日本の伝統行事を経験させてあげられる良い機会となりました。
さて入居者様はというと、基本食べる専門です。一応餅つきを見学し、記念撮影をすませ、さあ食べようと室内へ。あんこ、きな粉、大根おろしにお汁粉と出来立てのお餅をパクパクパクパク。嚥下機能が芳しくない方には、特製豆腐白玉を用意しましたが、白玉でスイッチが入ったのか、結局はお餅を爆食。なんなら嚥下しにくい食べ物ベストテン? に入るであろう食品を見事に組み合わせた、最強海苔巻き餅も普通に爆食。今年も素晴らしい食べっぷりを見せて下さいました。
餅つきは縁起のいいお餅をみんなで協力して作り、喜びを分かち合う社会的意義があるのだとか。最近では地域の繋がりが希薄になり、様々な行事がなくなりつつあります。更にコロナウィルスやノロウィルス等、感染症リスクの観念から、食品を扱う行事を開催する事も難しくなってきています。高齢者から子供たちまで、幅広い年齢層が協力して楽しめる行事が減りつつあるのは、とても残念なことです。
そんな世間の流れですが、正木の家は懲りずにずっと続けるつもりです。正木の家というこの場所が、少しでもこういった行事を担う場所になり続けられたら幸せです。
あすか