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松原のいえ 12月

カテゴリ名: 松原のいえ

★思い出はキラキラ!

Yさんが小学校のクラス会に行かれました。
小学校のクラス会ということは、かれこれ60年以上も昔!
みなさん70代となりうっすら面影は残っているものの、
名前を聞くまで誰かわからない人もちらほら・・・
Yさん、半分ぐらいの人しかわからなかった(笑)と言っていました。
クラス会から戻られてから旧友たちとの思い出話を、
まるで最近のことのように鮮明に、いきいきとたくさんお話してくれました。
小学生のキラキラした思い出は,70代になっても色あせることなく今も心のなかにあり、
それを共有する仲間がいるって素敵だなと思いました。

次のクラス会は2年後の平成30年とのこと。
それまでみなさんお元気で、また素敵な時間を過ごしてもらいたいと思います。         

(あや)

正木の家 12月

カテゴリ名: 正木の家

★わたし、ひとりぼっち?

先日届いた業者さんの広報誌に『ひとりぼっちの孤独よりも大勢の中の孤独の方が悲しい』
という言葉がありました。
この言葉を見て、ハッとさせられました。
正木の家に居ればひとりではない。
ひとりではないという事=孤独ではない、とどこかで思い込んでいたように思います。
入居者のM様は「寂しいの」と時々口にされます。
「寂しくないよ」とぎゅっと抱きしめると、とても嬉しそうなお顔をして下さいます。
T様は職員の顔をみつけては「ちょっとー」と呼び続け、
K様も職員をみつけては「すいませ~ん。助けて下さい」と呼びかけます。
そして隣に座り、手を握ると落ち着かれるのです。
皆でいるから寂しくないと思っていたのは、私達だけだったのかもしれません。

皆様、沢山の不安を抱えて生きていることと思います。
正木の家に入居する事で、「孤独」という不安材料はなくならないといけないはずなのに、
余計に「孤独」を感じさせていたのでは?と気付かされました。
「寂しさ」「悲しさ」すべてを取り除くことはできませんが、
せめて「ひとりではないな」と感じてもらえる、そんな場所にしなければいけませんね。

(あすか)

今おもうこと 12月

カテゴリ名: 今おもうこと

6歳か7歳ぐらいかなぁ。
男の子がおつかいか何か、胸に大きな包みを抱えて夕暮れの歩道を早足で歩いていました。
一生懸命なその姿、師走の空気がそうさせるのか、見ていてなんだか胸が熱くなりました。

人みな、老いも若きも「今」という瞬間を懸命に生きています。
人口減、経済不調、世情不安定、その他明るい話題の少ない昨今。
とくに若者からは自分将来像が描きにくいという声も聞こえてきます。
それでも生きていかねばならない。
そのヒントを、小走りで脇目もふらずに駆ける小さな子どもが教えてくれたような気がしました。

今日できることを精一杯やろう!
そんな決意で新しい年を迎えたいと思います。
慌ただしい時期ですが、どうぞお元気でお過ごしください。

 

丸山秀樹

今、おもうこと 10月

カテゴリ名: 今おもうこと

お天気は相変わらずイマイチですが、少し秋らしくなったのかな?

陽が落ちるのが早くなりました。あたりが暗くなると、いつもと同じ支援のスケジュールなのに、なんだか遅れているような気分になり、妙に気持ちがあせります。

どこかの家の台所からもれてくるシチューやカレーの匂いが、さらに気持ちを駆り立てます。

子どもの頃、「 よその家に灯りがともる前に帰宅しろ!」 と毎日のように父から怒鳴られていた影響でしょうか。

たまには早く帰って、秋の夜長、映画や読書を楽しむのも素敵な時間の過ごし方ですよね。

これから寒くなりますが、どうぞお元気でお過ごしください。

 

丸山秀樹

正木の家 10月

カテゴリ名: 正木の家

正木の家に小さな職員さんがやってきました。

今までも何度か来てくれているK君です。保育園がお休みの為、お母さんと一緒に出勤です。

10時~16時までと、途中お昼寝を挟みながら、とてもいい仕事をしてくれました。

お母さんに似て肝が座っているのか、全く人見知りすることなく、入居者様のもとへトコトコ。

ちょっとご機嫌ななめの入居者様のもとへも、全く臆することなくトコトコ。

寄ってきてくれた入居者様、コロッとお顔の表情が変わりニッコニコです。

「ボク、か~わい~わね~。」と猫なで声。

「これは完敗だ 」と改めて子どもの存在パワーのすごさに感嘆しました。

それにしてもK君。1歳にしてまわりの空気が読めるのか??というくらいのいいタイミングで、入居者様を渡り歩いてくれました。そして皆様がお昼ごはんの時はお昼寝。本当にできた子で、更に感嘆です。

困ったときの救世主K君。今後の活躍を期待しています。

 

(あすか)

松原のいえ 10月

カテゴリ名: 松原のいえ

新しくのいえの住人となったOさん。

引っ越しのあとしばらくは、少し落ち着かない日もありましたが、ずいぶん

松原のいえに慣れてくださったようです。

そんなOさん、最近いろいろな姿に変身しています

ある日は新人ヘルパーさん♪

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そして、またある日は新鋭画家!

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次はどんな姿に変身してくれるのか楽しみです。

 

 

(あや)

正木の家 9月

カテゴリ名: 正木の家

★祭りのあとの寂しさは?

先日、5回目となった正木の家夏祭りを開催しました。

年に1回、地域の方をご招待してのお祭り、年々参加して下さる方が増え、今年は入りきらない程の大盛況でした。

「楽しかったよ~ 」とのお声も頂き、お世話になっている地域の方々への恩返しが少しはできたのかなっと思います。

入居者様はというと、男性陣は美味しそうにビールで乾杯。 S様は浴衣を着てご近所の方とお話をしたり、花火をしたりと楽しそう。

ADL低下で、車イス移動の入居者様も多く、混み合った1階に車イスで降りる事ができませんでした。お祭りムード満載の中、いつもと変わらずリビングでご飯を食べてもらっている。少し空いてきてからようやく1階に降り、水風船や綿あめを楽しんでは頂けたものの、なんだかもどかしい気持ちでした。

祭り囃子が流れ、子供の頃を思い出せるような、そんな雰囲気をもう少し味わって頂きたかったなぁと反省しました。とはいえ、とっても大盛況だった夏祭り。

ご協力頂いた職員さん、ボランティアの方々に感謝です。

お疲れ様でした。

有難うございます。

そして来年も宜しくお願いします!

 

(あすか)

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今おもうこと 9月

カテゴリ名: 今おもうこと

朝日新聞朝刊に 「教えて!2025年問題」という連載があり、毎日切り抜きました。

介護関連のセミナーや講義では、必ずといっていいほど紹介されてきたデータですが、実に9年後に迫ってきました。

今、お世話をさせてもらっている利用者さん、ほとんどが大正末期〜昭和初期生まれです。その対象の多くが戦後生まれとなる。

人口構成から推測し、病院も施設も看護師もヘルパーも、すべて足りなくなってしまう・・・という予想ですが、はたしてそうなのかな?と、

ひとり首をひねっています。ゴルフを楽しんだり、デパートでの買物が日常だったりした方々も多く存在する年齢層です。

言わずもがな、お世話のされ方も仕方も、現状のまま・・という訳にはいかなくなるはず。

今でこそ当たり前ですが、サービス付き住宅や往診専門のドクター。

みんな国が考えるより先に、必要性を感じた先達が行動してきました。法律は、やはり後追いの感じ。今、たよりになる仲間を募って、市内の便利な場所にて、蜂を飼ったり野菜を作ったりして暮らす場が作れないかと、けっこう真剣に考えています。

2025年問題。政策や財政面での対策も必要だと思いますが、足りないなら足りないなりに、人は自らの知恵と工夫でどうにかするんじゃないのかな。過剰に不安をあおるよりは、流れに任せた方がよい場合もありますよね。

どうぞお元気でお過ごしください。

 

 

丸山秀樹

松原のいえ 9月

カテゴリ名: 松原のいえ

★やればできる!?

野球大好きで熱心なドラファンのGさん。

シーズン中はテレビ観戦と同時にラジオの野球中継も聴く熱の入れよう。

月に一度以上はナゴヤドームにヘルパーとでかけられます。

観戦と一緒に楽しみにされているのが売店の「ホットドッグ」。

ところが今年は大好きな「ホットドッグ」を食べていないとのこと。

理由は??

最近膝の調子があまり良くなく、主治医の先生から負担を減らすために減量を言い渡されてしまったのです。

あんなに楽しみにしてるのにちょっとかわいそう、たまにはいいのでは・・とスタッフも心配していましたが、なんと2キロの減量に成功!

そしてダイエットを成功させたGさんはゴキゲン♪

色々なダイエットがありますが、まずはGさん

の「折れない心」を見習いたいです。

 

(あや)

正木の家 8月

カテゴリ名: 正木の家

★いまもむかしも(正木の家)

いつもは職員のMパパがひとりで行ってくれる朝ご飯の買い物に、新入居者S様が同行することになりました。初日は私も一緒にお付き合い。

大須のサノヤへ出かけると、大須商店街が懐かしいようで、歩いていると「平和堂薬局に薬買いに来たことあるわ!」。やきとり角屋をみつけると、「あそこ前に先輩に連れて来てもらったぁ〜」などと懐かしそうに話して下さいました。

買い物はS様にカートを押してもらい、パパが前からカートを引く感じです。階段ではMパパが心配して手を繋いでくれていました。歳が近いだけに夫婦のよう。S様もMパパの事を「お父さん」と呼んでいました。昔はご主人と大須を一緒に歩いていたのかもしれません。会社の先輩達と飲み歩いていたのかもしれません。S様の昔の姿が垣間見えた気がしました。

短期記憶が苦手な認知症の人にとって、昔を思い出す事はとても大切です。私もですが、普段は思い出せなくても何かきっかけがあれば思い出す。認知症の人だってそうですよね。

大須へのお買い物はS様にとっていいきっかけになったのかもしれません。新しいお店が増え、変わりつつある大須商店街ですが、やっぱり昔ながらのお店にはまだまだ頑張ってもらいたいものです。

 

 

(あすか)