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松原のいえ 8月

カテゴリ名: 松原のいえ

★お楽しみはこれから

のいえに8月からOさん(女性)が入居されました。

とっても美味しい!と言ってなんでもモリモリ食べてくださり、「ありがとうね」と何かお手伝いするたびに声をかけてくださる素敵な方です。

Oさんが入居されてから私の初めての宿直の日、初対面でお互い少し緊張しているのを感じたので夕食を食べながらお話をすることにしました。

はじめは私が質問しそれに答えてくださる形で会話が進んで行きましたが、しばらくすると自宅にいた時の生活のこと、野菜が大好きなこと、京都で生活をされていたこと、ジャニーズの亀梨くんが大好きなこと、2日前に初めて行ったデイサービスがとても楽しかったこと、のいえに引っ越して安心していること、ラビちゃんというペットのうさぎのこと、オリンピックが始まることをとても楽しみにしていること・・・

ご自身のことやお気持ちを時には涙をこぼされながらたくさんお話くださり、あっという間に打ち解けることができました。

早くのいえでの生活に慣れて楽しく過ごして頂けるようにお手伝いできればと思います。

 

(あや)

今、おもうこと 8月

カテゴリ名: 今おもうこと

もとより涙腺の弱い私。

このところ時折テレビで見るオリンピックの映像に、けっこうやられています。日の丸旗が揚がろうがそうでなかろうが、精一杯戦った選手や、ちからの限り応援している家族・友人の映像など。

ただ眺めているだけですが、なぜか涙。さらに言えば、そこに至るまでの彼

らのストーリーは、自分勝手に想像しているだけ。身勝手な感動といえばそうですね。

トップアスリートたちの努力とはとても比較になりませんが、それでも人間が限界に挑む姿を見て、なにかを重ね合わせて観ているのかもしれません。

お盆と言えども普段通りの毎日ですが、もうしばらく楽しませてもらえそうです。そうそう、高校野球も同様、目が離せませんね。

まだまだ暑い日が続きますが、どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

松原のいえ 7月

カテゴリ名: 松原のいえ

★引越しは大変!?

おかあちゃんことN様。今までの3号室より少し広い1号室へお引越しすることになりました。

とはいえ、タンスやベッドなどの大物家具、その他細々したものなど・・・移動もなかなか大変。

ところが引越しの数日前、福祉用具屋さんからベッドを交換したいと連絡あり。なんというナイスタイミング!

福祉用具屋さんにも参加してもらい、スムーズに済ませることができました。新しいお部屋、今までよりちょっと広くてキッチンにも近く、家事の合間に様子も見られる・・。きっと喜んでくれるはず!

デイサービスから戻ったおかあちゃんに引越ししたことを伝えると、

「あら、そう?」とクールなお返事(笑)

環境が変わることを少し心配しましたが、今まで通り変わった様子もなく、新しいお部屋ですっかりリラックス〜。

ちょっとやそっとのことでは動じないおかあちゃん、さすがです。

 

(あや)

 

正木の家 7月

カテゴリ名: 正木の家

★ここならまぁいっか

7月1日から新しい入居者様が入られました。
独り暮らしで半年位前から認知症が進み、火の扱いが危険・・・出かけて家に帰れなくなる・・などでケアマネさんも施設入所を決断。
ご本人はまだ一人で暮らしていけると思っており、「 引っ越しはいやよ。引っ越すなら九州に帰る 」と言っておられたのですが、
昼間お試し+1回のお泊りを経て、なんとか入所となりました。
今ではすっかり正木の家になじんで、バリバリお仕事を手伝って下さっています。

施設入所を決断するタイミングは難しいものです。近くに身内がなく、一人で住んでいたA様。
初めて見学に来た時はケアマネさんも後見人の方も迷っておられました。
「 ここは素敵だけど、引っ越すなら九州に帰る 」というA様の言葉。
本人の意思を尊重する事が一番ではあるけれど、一人暮らしも限界だし、実際九州に帰れる家はありません。
では私達に出来ることは?

「ここならまぁいっか。」、「本当は九州がいいけどまぁいっか。」と思って頂けたらいいのかな。
満足度百%ではないけれど、60〜70位で正木の家で暮らしてもらえたらいいのではないかと思いました。
「まぁいっか戦法」今のところ成功です。
これからも「正木の家でまぁいっか」と思いながら暮らしてもらえたらなっと思います。

(あすか)

今、おもうこと 7月

カテゴリ名: 今おもうこと

毎月のことですが、月初めからの実績報告と請求処理。それと並行して給料計算や税金等の各種支払い。
併せて菜の花通信の原稿書きなど、15日頃まではアタフタの連続です。
スタッフで手分けして担当してくれるので、昔に比べると、ずいぶんスムーズに運ぶようになりました。

それにしてもひと月という時間が過ぎるのがあまりに早くて・・。

通信とお給料を無事皆様にお届けしたら、なんとすでに月半ば。

あっという間に月末が来て、それでまたひと月の繰り返しとなります・・・嗚呼。

歳月人を待たず・・と言いますが、ほんとうに誰の都合にもかまわず時間は流れていきます。

しかも悲しいほど正確に。

小学生ぐらいの頃はまだ、1日とか1週間がすごく長く感じました。

今も昔と同じように時は流れているはずですが、年を追うごと、確実に加速しているように感じます。

そういえば小学校の運動場も、当時はとても広い場所だと感じていましたが、オトナになった今見るとそれほどの広さは感じません。

自身のモノサシが延びてたるんでいることはまちがいないのですが、それ以上に、何かを見つけたり、
小さな喜びや驚きを感じにくくなっているのかな。

もうすぐ夏休みです。たまには童心にかえって、こころのアンテナを磨かないといけませんね。

暑い日が続きますが、どうぞお元気でお過ごしください。

 

丸山秀樹

今、おもうこと 6月

カテゴリ名: 今おもうこと

少し前の新聞に出ていた記事より。

 

「ヒヤリハット 」は、事故につながりかねない出来事をさす言葉。

業務引き継ぎに書いて同僚に注意を促そうと、職場で心がけている方も多い。

東京都の有料老人ホーム「ライフ&シニアハウス井草」もそうだ。

でもここにはもう一つ、「にやりほっと」がある。

介護していて思わず笑ってしまう、心がなごむ。そんなお年寄りの言葉や振る舞いを職員がカードに残している・・・。

 

そうだ!

そうだよね。

菜の花だって

会社案内の表紙に書いているじゃないですか。「 介護をもっと楽しい仕事に 」って。

雨の降る日に外の支援だったり、次々とトイレに呼ばれる施設内の日常では、記録する余裕などないかも知れません。でも、心の中で「クスッ 」と笑ったり和んだりする瞬間、1日に1度や2度はあるんじゃないかな。

どちらかといえば身も心も消耗することが多い介護の仕事ですが、

相手が人間だからこそ、「クスッ」の瞬間もあるはずですよね。

いちいち紙に記録する必要はないと思いますが、そんななごみを糧に、明日もがんばらなければなぁと感じました。

過ごしにくい時期を迎えましたが、どうぞお元気でお過ごしください。

 

丸山秀樹

松原のいえ 6月

カテゴリ名: 松原のいえ

★元気もぐもぐ

のいえの朝ごはんは、パン派とご飯派。

ある日、スタッフが自分の朝ごはんの納豆を「ご飯派」の方におすそ分けしました。

G様はギブアップ。

N様もダメかな〜と思いきや、美味しそうに食べてくれたそうです。ねば

る納豆の糸と戦うN様、引く糸を切ろうといつもよりたくさん噛んで、お口の運動にもなったかも。

食欲はあるものの、最近はなかなか食事が進まず、介助が必要になってきたN様。

できる限り好きなものを食べて食事を楽しんでもらえるよう、スタッフみんなで知恵を絞りたいです。

 

(あや)

正木の家 6月

カテゴリ名: 正木の家

★ここに居てくださいね〜★

4月よりアニマルセラピーがスタートしました。

とってもかわいいワンちゃんが4匹、正木の家に遊びに来てくれています。

入居者様もまるで子供をあやすかのように、素敵な笑顔で接しておられます。癒し以上に「この子を守ってあげたい」という使命感が生まれ、感情を豊かにする効果があるとか。

「生きている意味」、 「ここにいるという存在意義」が入居者様に必要なのだと感じました。

子供も自立し、当たり前にしてきた生活ができなくなり、長年暮らした家を離れ、正木の家で暮らしている入居者様にとって、私がここにいる意味を感じてもらうにはどうすればいいのか。

入居者様から時々、「ここにいていいの?」、「何も出来ないけど…。」という声を聞くことがあります。

「私はここにいて役に立っている」、「ここにいていいんだ」と安心してもらえるようなケアが私たちにはまだまだできていないのかもしれま

せん。「毎日楽しければいいじゃん 」とのんきな私ですが、アニマルセラピーを通じて大切な事に気づかされた気がします。

『楽しみ』 +『使命感』を感じられたら、正木の家はもっと素敵になるのかもしれませんね。

 

あすか

松原のいえ 5月

カテゴリ名: 松原のいえ

★リア充〜 (松原のいえ)

のんびり屋さんのG様ですが、この1ヶ月は施設の行事で野球観戦に

出かけたり、週末には妹さんと美容院&ランチ。

名駅までヘルパーさんと映画やボーリングにも出かけられました。

熱心なドラゴンズファンでおしゃれにも気を抜かず、アクティブに過ごしているG様。

今風に言うなら「リア充」です。

そんな素敵女子G様を横目に、私と言えば休みは家でゴロゴロ、

趣味もなくアクティブとは程遠い生活。

高齢になっても楽しみを持ってはつらつと・・と

いつも利用者さんに対して思っていたけど、意外とできていない自分かも・・と感じました。

この夏はG様を見習って、小さな楽しみをたくさん見つけてみたいな〜と思います!

 

 

(あや)

正木の家 5月

カテゴリ名: 正木の家

  • 笑顔でね!ずっといつまでも

 

5月2日、入院中だったA様が永眠されました。

先月書いたように食事も始まり、お見舞いに行くとお話&沢山の笑顔。

職員はまだかまだかと帰りを待っていました。しかし、 A様の身体はもう限界だったようです。

食事を始めては誤嚥と熱発を繰り返し、CVポートから栄養を入れない限り、 身体がもたなくなっていました。

息子様は最後は正木の家でと望んで下さり、「 母の気持ちになって考えたら、正木のあのリビングがいい。 」と。

食事も正木の職員さんからなら食べれるかもしれない」 ・・とも言って下さいました。

本当に、本当に出来る事なら応えたかった。

しかし、ポートが取れない限り正木での受け入れは難しく、他施設への転居が決まりました。

結局、転居予定の日に熱発。その後もメドが立たぬまま病院で最後を迎える事ととなりました。

亡くなる4日前に病室に行った時、苦しそうながらも、笑顔で応えて下さったA様。

「退屈だね~」と言うと、「そうなのよ~」と笑いながら言って下さっていました。

「いっつも笑顔!!」それがA様でした。

そして最後のお顔もやっぱり「笑顔」でした。

A様からもらった笑顔の幸せを、これからは沢山の人に分けてあげられるようになりたいと思います。

笑顔=幸せ。

本当に沢山の幸せをありがとうございました。

 

(あすか)