正木の家 2月
カテゴリ名: 正木の家
昨年、年が暮れるのと同時に入居者K様90年の生涯も暮れようとしていました。
30日から食事が食べられなくなり、少しの水分と点滴のみ。
起き上がることもできず、ベッドで一日を過ごしておられました。
年が明けると少し元気を取り戻し、アイスクリームやプリンを数口召し上がられるようになりましたが、
90年頑張ってきた身体はもう限界だったのでしょう、1月11日の11時50分に永眠されました。
ご家族は近くに住んでおられた事もあり、調子を崩されて以降ほぼ毎日のように面会に来て下さいました。
最後も大好きな息子様に看取られ90年の人生を閉じられました。
息子様の通夜でのご挨拶に、こんな言葉がありました。
「母は昔から心配性で、いつも何かを心配し、
心配事がなくなると、心配事がない事を心配しているような人でした。
しかし、80歳過ぎあたりから、母は忘れる事を覚えました。」・・・と。
忘れる事は悪い事ばかりではありません。
自分を守る、回りを安心させることができるひとつの手段なのかもしれません。
認知症は困った病気ではなく、前向きに向き合えば悪い事ばかりではないのかな。
(あすか)
今おもうこと 2月
カテゴリ名: 今おもうこと
65歳か70歳か。高齢者の定義については、近頃新聞紙上でもよく取りあげられるようになりました。 確かに60歳から年金もらって隠居生活ってのはもはや通用しませんが,支給開始年齢を吊り上げようという政府の意図も見え隠れします。
菜の花でも70歳代の皆様にたくさん活躍してもらっていますし、できれば誰しも「生涯現役!」 を目指したいですよね。
今の制度、医療証でいえば、75歳以 上が後期高齢者となるのかな。でも、制度や年齢のくくりでつまらない区別をしているより、ずっと社会と関わりながら活躍してもらう仕組みを先に考えるべきだと思うので すが・・。
春はもう少し先になりそうです。 どうぞお元気でお過ごしください。
丸山秀樹
今おもうこと 1月
カテゴリ名: 今おもうこと
昨秋、雀荘ダグラス70の大家さんが他界されました。
お元気な頃は区政協力委員長や日置神社氏子総代などを歴任された地域の名士。
後継の長男と話し合い、主人は居なくなったもののせっかくの自宅スペースなので、
今後もなにか地域の方々に役立つ場所として活用したらどうか?という展開になりました。
雀荘は今後も継続しますが、それ以外に元気な高齢者のチカラを活かした「 元気食堂 」とか、
おばあちゃん達が見守る託児所など・・。
松原のいえや正木の家がそうだったように、ご縁から生まれた話ですので、
最大限の努力をする覚悟です。
今度は「川の見える家」になるのかな?
具体的なプランはこれから1年余りかけて練っていく予定です。
寒に入りさむさもこれからが本番、どうぞお元気でお過ごしください。
丸山秀樹
正木のいえ1月
カテゴリ名: 正木の家
★袖すりあうも(正木の家)
明けましておめでとうございます。
年があけ、正木の家は丸5年過ぎ、6年目を迎えています。
本当に怒涛のように過ぎていった5年間でした。
しかし、そんな怒涛のような5年の間にも 名の入居者様との出会いがありました。
そして、6名の入居者様との別れがありました。
先日、ある人から『袖すりあうも他生の縁』と言うことわざについて教えてもらいました。
偶然でほんのささやかな出会いであっても、それは前世からの深い縁でおこるものなのだと。
この5年間に出会った 名の入居者様との出会にもきっと深い縁があったのです。
そんな出会いや、入居者様の最後の何年間かを一緒に過ごさせてもらう事に感謝をしな
がら、これからも明るく元気な「正木さんち」でいたいと思います。
(あすか)
松原のいえ1月
カテゴリ名: 松原のいえ
★年賀状(松原のいえ)
年末のある日、キッチンでYさんがせっせと年賀状を書いておられました。
字がうまく書けなくなったから、もう年賀状を出すのはやめようかな・・・と言いながらも、
去年届いた年賀状を一枚一枚眺め、この人は小学校からの付き合いだな〜とか、
この人は入院したと聞いたけど元気になったかな〜、と
ひとりひとりの顔を思い浮かべながら書いておられました。
年賀状ってちょっと面倒、いまならメールやラインの挨拶でいいか〜と考えていたけど、
一年に一度、こんな風にゆっくりと相手の人を想いながら年賀状を書くのって素敵だなって
思いました。
大人になってから年賀状を出したことのない私・・・。
今度の年越しには年賀状を書いてみたくなりました。
(あや)
松原のいえ 12月
カテゴリ名: 松原のいえ
★思い出はキラキラ!
Yさんが小学校のクラス会に行かれました。
小学校のクラス会ということは、かれこれ60年以上も昔!
みなさん70代となりうっすら面影は残っているものの、
名前を聞くまで誰かわからない人もちらほら・・・
Yさん、半分ぐらいの人しかわからなかった(笑)と言っていました。
クラス会から戻られてから旧友たちとの思い出話を、
まるで最近のことのように鮮明に、いきいきとたくさんお話してくれました。
小学生のキラキラした思い出は,70代になっても色あせることなく今も心のなかにあり、
それを共有する仲間がいるって素敵だなと思いました。
次のクラス会は2年後の平成30年とのこと。
それまでみなさんお元気で、また素敵な時間を過ごしてもらいたいと思います。
(あや)
正木の家 12月
カテゴリ名: 正木の家
★わたし、ひとりぼっち?
先日届いた業者さんの広報誌に『ひとりぼっちの孤独よりも大勢の中の孤独の方が悲しい』
という言葉がありました。
この言葉を見て、ハッとさせられました。
正木の家に居ればひとりではない。
ひとりではないという事=孤独ではない、とどこかで思い込んでいたように思います。
入居者のM様は「寂しいの」と時々口にされます。
「寂しくないよ」とぎゅっと抱きしめると、とても嬉しそうなお顔をして下さいます。
T様は職員の顔をみつけては「ちょっとー」と呼び続け、
K様も職員をみつけては「すいませ~ん。助けて下さい」と呼びかけます。
そして隣に座り、手を握ると落ち着かれるのです。
皆でいるから寂しくないと思っていたのは、私達だけだったのかもしれません。
皆様、沢山の不安を抱えて生きていることと思います。
正木の家に入居する事で、「孤独」という不安材料はなくならないといけないはずなのに、
余計に「孤独」を感じさせていたのでは?と気付かされました。
「寂しさ」「悲しさ」すべてを取り除くことはできませんが、
せめて「ひとりではないな」と感じてもらえる、そんな場所にしなければいけませんね。
(あすか)
今おもうこと 12月
カテゴリ名: 今おもうこと
6歳か7歳ぐらいかなぁ。
男の子がおつかいか何か、胸に大きな包みを抱えて夕暮れの歩道を早足で歩いていました。
一生懸命なその姿、師走の空気がそうさせるのか、見ていてなんだか胸が熱くなりました。
人みな、老いも若きも「今」という瞬間を懸命に生きています。
人口減、経済不調、世情不安定、その他明るい話題の少ない昨今。
とくに若者からは自分将来像が描きにくいという声も聞こえてきます。
それでも生きていかねばならない。
そのヒントを、小走りで脇目もふらずに駆ける小さな子どもが教えてくれたような気がしました。
今日できることを精一杯やろう!
そんな決意で新しい年を迎えたいと思います。
慌ただしい時期ですが、どうぞお元気でお過ごしください。
丸山秀樹
今、おもうこと 10月
カテゴリ名: 今おもうこと
お天気は相変わらずイマイチですが、少し秋らしくなったのかな?
陽が落ちるのが早くなりました。あたりが暗くなると、いつもと同じ支援のスケジュールなのに、なんだか遅れているような気分になり、妙に気持ちがあせります。
どこかの家の台所からもれてくるシチューやカレーの匂いが、さらに気持ちを駆り立てます。
子どもの頃、「 よその家に灯りがともる前に帰宅しろ!」 と毎日のように父から怒鳴られていた影響でしょうか。
たまには早く帰って、秋の夜長、映画や読書を楽しむのも素敵な時間の過ごし方ですよね。
これから寒くなりますが、どうぞお元気でお過ごしください。
丸山秀樹


