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正木の家 12月

カテゴリ名: 正木の家

きのうまでもこれからも(正木の家)

正木の家が開所し、早いもので4年が過ぎようとしています。入居者様も歳を重ね、介護度も高くなってきています。

認知症の進行も止めることができず、日々変わりゆく変化に戸惑いながらも、職員みんなで試行錯誤しながらケアをさせて頂いています。

ここのところなんだか落ち着かないK様。色々な事が分からなくなってきているのが不安なのか「すいませ~ん」、「どうしたらいいですか?」と職員の顔を見るたびに呼ばれます。

夜間も途中で覚醒してしまうとしばらく眠れず、「すいませ~ん」と呼ばれ、居室内を歩き回られます。歩行が不安定な為、職員もヒヤヒヤです。

それでも呼ばれたら「はいはい!」と飛んでいき、夜間も体をさすりながら眠るまでついててくれたりと、職員皆、一生懸命対応してくれています。

そんな職員の姿を見て、娘さんが、「職員さんがほんとに一生懸命やってくれて。気が強い母にいつもニコニコしながら接してくれて、私ではとてもできません!」と、とてもありがたいお言葉を頂きました。

そんなお言葉を頂けるのも、職員の頑張りがあってこそ。感謝してもしきれません。

来年「正木の家」も5年目に入ります。

まだまだ試行錯誤の日々は続きますが、頼りになる職員さん達と、より一層「正木さんち」を盛り上げていけたらなっ!と思います。

 

(あすか)

今、おもうこと 11月

カテゴリ名: 今おもうこと

もう10年以上、病気らしい病気はしたことがなく、元気が自慢だった私、

10の半ばから原因不明の発熱や倦怠感に悩まされ、さらにはギックリ腰まで。

・・ついにやってしまいました。

腰の治療に行った鍼灸院で、先生から「このままやってたらプッツンしかねませんよ!」と言われ。

これまでもスタッフからは「仕事引き受けるのもいいけど、いいかげんにしないと!」と注意されていたのですが、今回は体がいうことを聞かず、さすがに猛反省。

3週間経ったでも、まだすっきりとはしていません。

年と言えばそうですが、菜の花の先輩方から見ればまだまだ若い!?(筈)というのは苦し紛れか。

 

自分の体がどんな状態にあるのか、気づかないふりをして毎日を過ごしてきた罰なんでしょうね。

車なら水温計や油圧計がついているのでわかりますが、こと自分の体となると、「まだまだ大丈夫!」なんてタカをくくってました。

倒れてからではたくさんの方々に迷惑をかけてしまう立場でもあるので、直前に気づかせてもらえたことに感謝しないといけません。

お恥ずかしい話ですが、健康で気力に満ちた状態が、いかに素晴らしく価値あることなのか、今更ながらに痛感した秋でした。

えらそうに言える状態ではありませんが、

皆様どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

松原のいえ 11月

カテゴリ名: 松原のいえ

★キレイな落ち葉と思いきや

 

ベランダで洗濯物を取り込んでいたら、足元に赤く色づいたこんな葉っぱが

写真1

秋も深まってきたんだな〜と、まじまじ顔を近づけて見ていたら・・・

いきなり飛んだ!!!

写真2

「ギャオーーォ」という悲鳴が静かな松原3丁目に響き渡る。

 

あとでGoogleで調べてみたら「アカエグリバ」という蛾でした。

 

完全に騙された〜。

小さな虫に脱帽。

 

(あやこ)

正木の家 11月

カテゴリ名: 正木の家

★お祭り大好き!(正木

先月14日、闇之森秋祭りに出掛けました。和太鼓を叩く元気な子供姿を見て皆様ニコニコ。

太鼓が終わると・・・

「私は、産まれも育ちも葛飾柴又、帝釈天に産湯をつかり、姓は車、名は寅次郎・・」っと寅さん登場。

M様、見るなり「キャー寅さーん!」と大興奮。

寅さんに握手をしてもらい、にっこにこです。

W様はしゃべり続ける寅さんに「もぉええわ〜!」とニコニコしながら厳しいツッコミ。

A様、U様も声を出して大笑いです。

寅さん出番も終わり、そろそろ帰ろうかと言

うと、W様「…。」無言。

「まだいる?」と聞くと「いる」と。

じゃあもう少しだけと思い、2人だけ残りカラオケを2曲聞いて帰りました。

日中はリクライニング車椅子で過ごす毎日で、

なかなか外出もできないW様。

ご主人話では、にじっとしている事が嫌いで、お祭りなどワイワイした雰囲気も大好き

だったとの事。この夏、盆踊りに出かけた翌日に熱発し、今回は大丈夫かなと心配しながら出

かけましたが、お祭りであの表情を見て、行ってよかったなぁとしみじみ思いました。

いつもと違う事をする時には心配や不安はつきものですが、だからと言って何もしないのは寂

しい。多少リスクがあれど、楽しい事、うれしい事には変えられませんよね。

 

(あすか)

松原のいえ 10月

カテゴリ名: 松原のいえ

★おいしい!はハッピー!(松原のいえ)

Y様のお誕生日、お寿司と、大好きな肉の戸松のローストビーフを用意して、誕生日パーティーをしました。

食いしん坊スタッフたちの箸は止まりませんが、それ以上に見事な食べっぷりを見せてくれたのは、あと2ヶ月で101歳となるN様でした。(笑)

Y様がぽつりと「やっぱりみんなで食べると美味しいなぁ、ありがとう」と笑顔で言ってくれました。

お寿司を満喫されるN様、その姿を見て笑顔を見せるY様、そんなY様の笑顔を見て嬉しくなる私たち。

ちいさなハッピーの連鎖を感じてとても嬉しい気持ちになりました。

 

(あや)

正木の家 10月

カテゴリ名: 正木の家

先日、秋遠足と称しまして、ダリア・コスモスまつり絶賛開催中「なばな里」に出掛けました。

始めはみんなうきうき笑顔でしたが、しばらくすると「お腹がすいた」「お尻が痛い」とテンション↓。

ようやく到着し、腹ごしらえにレストランへ。

お造り定食、穴子重と皆様各々好きな物を注文しました。お酒大好きK様は昼間っから焼酎2杯。

「じゃあ私も」とH様もビールを注文。普段、ミキサー食多いT様も穴子重をそのままモリモリ。お腹もいっぱいになりテンション↑、いざ〜。

満開コスモスを前に「きれいね~」と笑顔です。

いつも気配りを忘れないK様はダリアお世話をしている人に「ご苦労様」と声をかけておられました。

M様はビール好きな息子さんに地ビールお土産。

 

後日写真を見ると、入居者様だけでなく、職員もいつもとは違った笑顔で映っていました。外出で名古屋を出るのは初試みで、体力が低下している入居者様には、少し遠いだろうかと心配もありましたが、無事に9名全員出掛ける事ができました。

行き中でM様が「前にあなたと菊を見に行ったわよね」と言われました。確かに菊人形展を見に行った際、私が車椅子を押しました。楽しかった事、

印象に残った事は、しっかり記憶に刻まれているだと改めて実感しました。来年も記憶に残る外出を9名全員で出来たらと思います。

 

(あすか)

今、おもうこと 9月

カテゴリ名: 今おもうこと

取るに足りないような事から、人生の転機!といったような一大事まで。人はよく悩み、考える生き物だなぁと思います。

かく言う私も、( 若い頃などは特に)よく悩み、なんだかわからないままに考えていたような気がします。も、例えばこの原稿を書こうとしているときも、「何をどう書くべきか?」などと、目的を持った人のようなフリをして考えています。

ときどき考えることに飽きて、引き出しから手鏡と毛抜きを取り出し、顔に生えた黒い毛を抜いたりしますが、抜くべき毛がなくなると、道具をしまってまた考え始めます。

でも、考えてみたら(←考えてるではなく、単にパソコン入力してるだけですけどネ)アタマの中でぐるぐる考えているときって、実は何も物事が進んでいないんですね。考えることなど止めて、手や足を動かすところから、初めて自分の周りに変化が現れ、それに対してどう対処するかを求められる。

心に浮かんだことを文字にしたり人に話したりすると、次に直すべきところがわかる。行ってみたりやってみたりしなければ、その結果は得られませんね。よい考えが浮かばないときほど、さらに考えてしまうという悪い循環に陥りがちのように思います。

 

「へたの考え休むに似たり 」とは囲碁や将棋でコマを手にしたまま長く何もしない状態から出た言事らしいです。考え込むより「まず一歩!」ですかね。

 

お元気でお過ごしください。

丸山秀樹

松原のいえ 9月

カテゴリ名: 松原のいえ

★あなた誰だっけ?

、認知症あるS様が入居されました。

いえ生活に慣れてくれるか、他住人が受け入れてくれるか、スタッフはドキドキしていました。

初めはやはり落ち着かず、元気がなかったりイライラ怒りっぽくなったり日々でしたが、1週間を過ぎた頃から少しづつ落ち着き、今ではとても穏やかな表情を見せてくださる様になりました。

そんなS様、スタッフを色々な名前で呼ばれます。あるスタッフはママ。話を聞いてみると行きつけだったカラオケ喫茶大好きだった「ママ」に似てる!他にも、「ミチヨさん」・「先生」・「看護婦さん」等々。次々と新しい登場人物が!S様思い出にある人たちを、スタッフに重ねてくれたこと、少し嬉しく思いました。

 

(あや)

正木の家 9月

カテゴリ名: 正木の家

★あたりまえはありがとう!

7月末に入所されたM様お話です。

入所されてまだ2ヶ月とたたないうちにあっという間に正木アイドル座を獲得しました。目はパッチリ、まつ毛バサバサでとってもお綺麗な上、言う事がまた素敵。ご飯時は「あ〜美味しい。最高!」と食事度に言って下さり、職員顔を見ては「ここはべっぴんさんばっかりだね~」と嬉しい言葉オンパレードです。目が合うと毎度にっこり微笑んで下さり、職員一同もうメロメロ。

T様をご主人と思い込み、目の前からいなくなると「お父さんどこいった?」と探す探す。隣K様とは、かみ合っているか、かみ合っていないか毎日『あんぱん』話で盛り上がります。

「パン買いにいかないかん」と立ち上がる立ち上がる。それを聞いたK様が「私、お金がないよ」とお金事で頭がいっぱい。『あんぱん』と『お金』話で なぜだか会話が弾みます。職員がお手伝いをお願いすると、「あいよ」と元気に答えてくださり、こちらがお手伝いさせてもらった時には「ありがとう」とお礼を言って下さいます。

先日、「人に何かをしてもらったら、当たり前顔をしていちゃだめなよ。」と話して下さいました。『あたりまえ』を『ありがとう』と言うが感謝という話を聞いた事があります。

愛らしく、常に感謝気持ちを忘れない、そんな素敵女子M様です。

 

(あすか)

今、おもうこと 8月

カテゴリ名: 今おもうこと

昨年の秋以降、スタッフのご懐妊の知らせを聞くことが多かったのですが、

このひと月ぐらいでおめでたラッシュでした。

みなさん無事のご出産、おめでとうございました。

3人とも妊娠中も仕事を続けてくださっていたので、お腹の中でママと利用者さんの声を聞いていたかも。

暑さも峠は越したようです。夏の疲れが出ませんよう、どうぞお元気でお過ごし下さい。

丸山秀樹

岡本虎太朗

丹羽陽斗

奥村ひまり