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松原のいえ 2月

カテゴリ名: 松原のいえ

★百歳!百歳!

1月19日にのいえのおかあちゃんことN様が百歳のお誕生日を迎えられました。年末に体調を崩し入院され、のいえでお誕生日を迎えられるか心配でしたが、無事退院され、ささやかですがスタッフとご家族でお誕生日会を開くことができました。

百歳ですが、大好きなお寿司は一人前ペロリ! あっぱれな食欲です。

1世紀を経て今もみんなから愛されるアンティークのようなおかあちゃん。その優しくゆったりした存在でいつまでもみんなを優しく包んでいてくれたら・・・と思いました。

おかあちゃん、お誕生日おめでとうございます!

 

 

正木の家 2月

カテゴリ名: 正木の家

★九十歳!九十歳!

正木の家には2名の元気な90代の入居者様がいます。お二人ともご飯をモリモリ食べ、スタスタ歩き、大きな声でおしゃべりをし、他のどの入居者様より活発です。そして、何より驚くことに、傷、ケガの治りがとても早いのです。

1月後半に、この90代の入居者様2名が転倒してしまい、ひとりは顔に5センチくらいの傷を、もう一人は左足の骨にヒビが入ってしまいました。職員たちも痛々しい姿に申し訳ない気持ちでいっぱいだったのですが、お二人ともアレヨアレヨという間に傷は治り、お一人でスタスタと歩き始められました。

「恐るべし90代!!」と職員一同ビックリです。年齢が進むにつれて傷の治りが遅くなると言われていますが、正木の家の90代には全く当てはまらないようです。

先日、「百歳で元気ピンピンな人」という記事を読みました。長寿の命運を握る鍵は「ポジティブ」「ストレスを溜めない生活」だそうです。それを見て「あ〜なるほど」となんか納得してしまいました。

なにはともあれ、いつまでもお元気で、「目指せ百歳!」ですね。

 

 

今おもうこと 2月

カテゴリ名: 今おもうこと

過日、厚労省老健局の課長から、新年度より取り組みが始まる日常生活総合支援について、直接話を聞く機会を得ました。

解説によれば、現行の有資格者(ヘルパー2級とか介護福祉士等)によるサービスのみでなく、地域住民のマンパワーを支援が必要な方々のために役立てるというもの。 現在サービス対象となっている介護予防の掃除や買い物などがそれに当たるわけですが、自治体ごとに仕組みを考え、平成29年度より完全実施という計画です。確かに生活支援(日常の掃除や買い物など)に絶対数不足の専門職が取り組み続けるのも無駄なこと・・・というのは理解できます。

団塊の世代が75歳以上となる頃を目標としていますが、それなら中区正木町界隈を自分たちで相互支援できる街として、行政より先に作ってしまおう!と考えました。計画第一弾は「高齢者専用雀荘」今ある訪問先でも、デイサービスには行きたくないけど、何かしたいという声は少なからず耳にします。松原3丁目で、その昔雀荘だった場所を復活させる方向で調整中です。

もちろん元気な高齢者に店番をしてもらい、遊びに来られない方には送迎も!
カラオケ喫茶や一杯飲み屋なんかもできたらいいですよね。詳細はまた後日。

お元気でお過ごし下さい。

 

丸山秀樹

のいえな毎日 1月

カテゴリ名: 松原のいえ

★初夢なるか!

入居者Y様のお楽しみは、毎年必ず購入する年末ジャンボ宝くじ。毎年必ず購入する年末ジャンボ宝くじ。去年もスタッフと一緒に名駅チャンスセンターまでお出かけになられました。

「当たったらマンション棟買いしちゃいますか」などと見んなでワクワク。結果はいつも通りでした(笑)が、「これで肉のたたきでも買ってみんなで食べよう」はずれ券を差し出してくださる、優しいY様でした。

来年こそ!

正木の家 1月

カテゴリ名: 正木の家

かなり前になりますが、ダウンタウンの松本人志がテレビでこんなことを言っていました。

「うちの親父が最近ちょいちょい変なこと言うようになって、この前なんか上海万博行ったって言ってましたから・・・」

「行ってないんですよ」

「それがあんまり楽しくなかったって言いよるんですよ」

「せめて楽しんでくれよって思いましたけどね」

俺の親父、なんでこんな事を言うようになってしまったのだろうっと深刻になるのではなく、「せめて楽しんでくれよ」と笑うまっちゃんに共感したのを覚えています。

2025年には700万人にもなると言われている認知症の介護も、こんな発想の転換があれば、あまり深刻に考えることではないのかも・・・と買ってに楽観的に考える私。

こんな笑いのネタが豊富な場所で働ける私は幸せだなぁとしみじみ思いました。時にお笑い芸人より面白いネタを提供してくれる認知症の方々に感謝!

 

今おもうこと 1月

カテゴリ名: 今おもうこと

平成27年が幕をあけました。

今年は3年に一度の介護報酬改定があります。報道では9年ぶりとなるマイナス改定とのこと。

施設サービスや在宅サービス、地域密着型のサービスなど、それぞれ改定幅は違うと思いますが、いずれにせよ頭の痛い話です。さらには障害者福祉サービスの切り下げという情報。明るい要素としては、処遇改善に当てる部分についての増額が見込まれるようで、介護の従事する方々の待遇が少しでも改善できればと考えています。

増え続ける高齢者に対し、どのような仕組みでその暮らしを支えるのか、介護保険によるサービスが始まって以来、本質的な打開策を見出せないまま、制度だけが二転三転。この春からは、鳴り物入りで始まった介護予防についても、その仕組みが大きく変更されます。介護が制度ビジネスと言われる以上、仕方のないことかもしれませんが、多くの方々の困っていることを解決できれば、それが次の仕事や信用となって継続できることもまた事実。

ならば・・・との決意で、今年は保険や公的給付以外のサービスも色々考えていくつもりです。自費による安否確認や、離れて暮らす家族への安心メール配信。喫茶や食事、お参りや旅行の付き添い。さらには元気な高齢者の経験を生かした出産や子育ての支援など。実現できるかどうか・・・みんなで知恵を絞ってみたいと思っています。

 

正木の家 12月

カテゴリ名: 正木の家

11月、「正木の家」ではおめでたいことがありました。M職員が待望の!子供を授かりました。正木の母達も大喜び。母達は心配でしょうがないようで「私達が守ってあげなきゃ!」とはりきってくれています。

そして、M職員が夜勤の朝に騒動が起きました。入居者K様が何かを探しているのか、ひと晩中入居者様の居室のドアを開けようとしながら歩きまわっておられました。

一睡もせず朝が来て、それでも変わらずガタガタと音を立てながら、居室のドアを開けようとしていました。

そして、T様のドアを開けようとした瞬間、堪忍袋の緒が切れたのでしょう。

T様、「なんだー!」と大きな声を出してK様に飛び掛かりました。

それにK様も反撃!!

あわや殴り合いの喧嘩になりそうな所でM職員が「お願いだからやめて! 私、お腹に赤ちゃんがいるから間に入って止められないの!」と叫びました。

それを聞いたT様。

ぱっとK様から離れ、「それはいかんな。大事な体だからな。」と微笑み居室に入って行かれました。

そしてK様も「そうだな。」と居室に戻って行かれたそうです。

とんだ騒動が心温まる結末を迎え、職員皆「ホッ」と胸をなでおろしました。

 

そして、この話にはまだ続きが…

朝の申し送りでこの話を聞いた正木の母M職員。「これみんな使えるねー。またこういうことがあったら(出来ればあってほしくはないですが)みんな赤ちゃんがいるって言えばいいんだよー。私も言っていいかな~。私なんて一番リアルじゃない?」っと自分のお腹をなでなでなで???

騒動を自虐ネタで笑いに変える。やっぱり母にはかないません(笑)

 

 

あすか

 

今おもうこと 12月

カテゴリ名: 今おもうこと

平成26年も残りの日数を数えられるほどになりました。

1年間の皆様のご努力に感謝すると共に、新年も変わらぬお力添えを賜りますよう、この場を借りてお願い申し上げます。

改めて振り返ってみますと、今年は介護中の事故やトラブルが少なからずあったように思います。中には皆様がコツコツ積み上げた信用を瞬時に失いかねないような事件もありました。その都度、肝をつぶしながらも誠意を持って対応すべく、ない知恵を絞って乗り越えてきたように思います。もちろん担当のスタッフも一生懸命対応してくれますが、やはり事業主という責はまぬがれません。 お詫びや事後処理で走り回った日の帰り道、「いつまでこの重圧と向き合い続けるのだろう?」と自問したことは、ないといえば嘘になりますね。

少し前ですが、そんな落ち込んだ気持ちで現場に現場に入った時のこと。シワシワの手をもみながら、暖かい湯呑みを両手でそっと包んで、お茶を飲む利用者様と向き合いました。老いていく命と向き合える素晴らしいご縁をもらっていると感じました。命のとなりだからこそ、常にリスクもつきまといます。でも、その仕事のために60人以上の素敵なスタッフが集まってくれています。来年もまたヒタヒタ頑張ろうと決意を新たにしました。

良い新年をお迎えください。

 

 

丸山秀樹

 

誤嚥を防止する対策4 〜食事介助〜

カテゴリ名: 介護の知識

食事形態を考慮し、環境を整えて出来るだけご自分でお食事して頂くことが一番ですが、いろいろな理由で難しい方もいらっしゃいます。
正しい食事介助を身につけましょう。

食事介助が必要か決めるポイント

手でスプーンや箸がうまく使えない

自分で食べると疲れてしまい、十分な量が摂取できない

一口量が多く、急いで摂取しようとする傾向がある

自分で食べると時間がかかり過ぎてしまう方。

食事動作が自立していても、一口量が多く、調整が困難な方、駆け込んだり詰め込んだりする傾向のある方、嚥下せずに口腔内に溜め込んでいる方、むせたり痰がらみが見られるにもかかわらず食事を続けてしまう方は要注意です。
窒息、誤嚥につながる可能性があるため、声かけや見守りが必要です。

 

食事介助のポイント

利用者と同じ目の高さで、横に座って介助する。

声かけしながら、ペースに合わせて

原則、健側からの介助

舌の中央に食べ物を置く

閉口を確認してから、まっすぐスプーンを引き抜く

一口はティースプーン1杯程度から始める

口に食べ物が入っている状態で話しかけない

喉の動きを確認してから、次の一口を入れる

時々声を出してもらい、口の中の食べ物の残留をチェックをする

 

窒息・誤嚥を疑うサイン

むせる

湿性嗄声

呼吸の変化(呼吸が荒くなる、肩呼吸など)

顔面紅潮

チアノーゼ

 

最初だけご自分で召し上がって頂き、途中から介助するなど、できる限りご自分で召し上がって頂けるように工夫してみましょう。

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誤嚥を防止する対策3 〜食事での環境調整〜

カテゴリ名: 介護の知識

食べることは栄養をとるた目だけが目的ではなく、味わう、食感、見た目の全てを楽しむ事です。その人に合った正しい食形態を選択し、環境を整えて楽しく食事をしていただきましょう。

<食形態について>

食形態とは一体どういうことなのでしょうか?食形態は主に4つに分類することができます。

普通食
私たちが食べているのと同じ食事

やわらか・ソフト食
常食より柔らかいおかずやおかゆ

きざみ食
噛む力が低下した人に合わせて、食材を刻んだもの

ミキサー・ペースト食
噛まなくてもいいように食材に水分を加えミキサーにかけペースト状にしたもの

嚥下の状態をしっかり観察して、その食形態が一番その人に合っているか選択してください。

 

<とろみについて>

嚥下の状態が悪くなってくると、まず水分をとることが難しくなってきます。
とろみをつけるとゆっくり喉に流れていくので、安全にお食事を取れるようになります。
最近は、薬局などでいろいろな種類のとろみ剤を見かけます。

上手なとろみのつけ方

ダマにならないよう、少量ずつ加えてかき混ぜる。
乾いたコップには先にとろみ剤を入れてから水分を入れてかき混ぜる。
いつも同じ状態でとろみがつけられるよう、同じスプーンやコップを使用する。
仕上がりを待つ(とろみがつくまでに10分くらい置いておく)
牛乳や酸味の強い果汁はとろみがつきにくいため、とろみ剤を入れすぎないよう注意する。

ダマやとろみの付けすぎは窒息につながり危険です。

 

<スプーンや食器類について>

最近は様々な介護用食器具類が売られています。上手に活用しましょう。

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えの部分が太くなっていて持ちやすいスプーンや、自由に角度を付けられるものなどがあります。

 

他にも声かけやセッティング、食事に集中できる環境作りなど、その人にあった環境を整えて楽しく安全に食事を楽しんで頂けるように工夫してみましょう。