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誤嚥を防止する対策 ~口腔ケア編~

カテゴリ名: 介護の知識

誤嚥とは、食物、液体、唾液が間違って気道に入り込むことです。

誤嚥は肺炎の原因ともなりますので、しっかり対策をとりましょう。

 

食事中、食事後に以下の様子が見られるときは、誤嚥しているかもしれません。

  • むせる
  • ガラガラ声になる
  • 呼吸の変化 (呼吸が荒くなる、肩呼吸など)
  • 顔面紅潮
  • 痰の増加
  • 発熱

 

誤嚥を防止するための対策の一つ、口腔ケアについて詳しく見ていきましょう。

口腔内を清潔に保つために

①乾燥の原因をなくす

室内の湿度を40%~60%に保ち、、唇が乾燥するときはリップクリームやワセリンを塗ったりマスクを使うといいでしょう。口内が暑いときは乾燥しやすいため、冷水や氷を含んで口内の温度を下げましょう?

②唾液の分泌を促す

すっぱいもので味覚を刺激する。口腔器官の運動や唾液腺マッサージも効果的です。

いつもより気をつけてよく噛んで食べるだけでも、唾液の分泌を促します。

③、水分の補給をする

一日に0.8~1.3Lの水分補給が目安です。また、うがいをすることも効果的です。

 

こんな便利なものがあります。

義歯用歯ブラシ 普通の歯ブラシよりも硬くしっかり汚れを取れます。

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モアブラシ 頬・唇の内側や舌など口内の粘膜清掃に使います。

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舌ブラシ 歯ブラシでは、固すぎて舌を傷付けてしまうので舌の掃除に使います。

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スポンジブラシ 頬・唇の内側や舌など口内の粘膜清掃に使います。

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転倒を予防しましょう。

カテゴリ名: 介護の知識

obaasan_korobu転倒は高齢者の大敵!

高齢者にとって、転倒はとても大きな問題です。
高齢者の方は、老化により骨と筋肉が衰えているため、ちょっとのことで転んだり、転んで骨折したりすることが多く、骨折すると治るまでに時間がかかったり、そのまま要介護の状態や、「寝たきり」につながる可能性あります。
また、ケガのあるなしに関係なく、転倒した経緯から「また転ぶのではないか」という不安や恐怖を感じて、日常生活の中で体を動かさなくなり、食事や排泄などの日常生活動作が普通にできなくなってしまう場合や、外出しなくなって「閉じこもり」になってしまう場合があります。そして、家の中に閉じこもっていることで、さらに足腰の筋力が弱まり、ますます転びやすくなるという悪循環に陥ることにもなるのです

pop_chuui2こんなところが転倒しやすい!

  • ○ 1~2cmくらいの室内段差
  • ○ 滑りやすい床(フローリングなど)
  • ○ スリッパやサンダルなどのつまづきやすい履物
  • ○ カーペットの端やほころびなどに躓きやすそうですか?
  • ○ 電気器具のコンセントやコードなど
  • ○ 照明不良(足元が暗くて見えない)
  • ○ 戸口の踏み段
  • ○ 不慣れな環境

 

自宅内には転倒をもたらす危険がたくさん潜んでいますが、
そのことに気付いていない場合が多く、それが自宅での転倒事故の最も大きな原因となっています。
自宅内で転倒しやすい環境がないか、障害物がないかをチェックし、できる範囲で整備しましょう。

 

 

 

火事はどこだ?

カテゴリ名: 松原のいえ

宿直の夜のことです。住人さんの就寝ケアも終わり、お風呂に入っていると、遠くから消防車のサイレンが聞こえてきて、それがどんどん近づいてきました。
なんだか周辺もざわざわした気配!
急いで服を着て出てみると、松原のいえの前の道が何台もの消防車でふさがれています。
となりのマンションからの火災通報だったようで、結局なにごともなかったのですが、数分のあいだ「まず、歩けないNさんを車イスに乗せて、それから、それから・・」と避難の段取りを考えていました。
ありがたかったのは、となりの家の奥様が「おたくかと思って!」と松原のいえの様子をまっ先に見に来てくださったことです。いざという時のご近所パワーはとても貴重なものだと痛感した出来事でした。

たまにはいいよね

カテゴリ名: 正木の家

先月、たまにはいつもと違った食事をと思い、昼食にお好み焼き&焼きそばを作りました。

テーブルの真ん中にホットプレートを置き、入居者様の目の前でジュージューと音を立て、ソースの匂いをプンプンと漂わせながら作りました。
すると、リビングのベットでお昼寝をされていたT様がむくっと起き「いい匂いだなぁ~」と一言。
いつもは起こしてもなかなか起きてくれない事の多いT様ですが、眠気を覚ましてしまう『ソースの匂い』。恐るべし・・です。

出来上がると皆様モクモクと食べ続け、男性陣はお好み焼きを5枚!(小さ目ですが…)も召し上がり、いつも小食のA様も焼きそばをおかわりしておられました。
栄養バランスの取れた食事はもちろん大事ですが、こんな食事もたまにはいいですよね。
次回はマックのハンバーガー大会を計画中(*^_^*)
あすか

今おもうこと

カテゴリ名: 今おもうこと

先月末、10年近く菜の花に勤めてくださったヘルパーさんが、 80歳で退職されました。
担当の利用者様を引き受けてくださって以降、体調不良等による休みは一度もなく、週に4〜5勤務というスケジュールを難なく消化してくださいました。
本当にお疲れさまでした。
菜の花には他にも70歳代のヘルパーさんが5名在籍され、毎日のように活躍されています。有り難いというか、頭が下がるというか、とにかく感謝!です。
昨今、介護人材不足がかなり深刻化している・・といった話をよく耳にします。
サービスを希望される方は増える一方、担い手の確保が困難になっている訳です。
理由は色々あると思いますが、それなら、元気な高齢者の方々に活躍してもらえる仕組みを、世をあげて考えるべきだ!とかなり真剣に感じます。

介護サービスはもとより、寄り合い所でも、喫茶店や食堂でもかまいません。
給料の額も充分・・という訳にはいきませんが、先細る年金の足しにはなる筈。
なにより毎日、仕事やする事があるというのが、元気な老後を送る秘訣だとか。かく言う私も生涯現役を最大目標にしています。
長年培われた先達の技を、少し支援が必要となられた方々のために生かして頂く場所を、一日も早く設けたいと思います。お元気でお過ごしください。        丸山秀樹

松原のかんてん

カテゴリ名: 松原のいえ

この夏、松原のいえでブレイクしたのは「麦茶かんてん」。お茶をなかなか飲んでい
ただけない入居者おふたりのために作りはじめたのですが、これが大ヒット!
冷たくてのどごしがよいのか、おふたりとも作るのが追いつかないほどたくさん食べ
てくださいます。水分補給もバッチリな上、お通じもよくなりました。
すごーいかんてん効果をスタッフ一同目の当たりにした夏でした。

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正木の家の七夕まつり

カテゴリ名: 正木の家

8月の正木の家は高校野球観戦に花が咲きました。
それぞれ地元の高校の試合では熱心に応援され、勝つと「わぁー!!」っと歓声を上
げて喜んでおられました。
いつもは全く野球に興味を示さない入居者様まで「大阪勝ったー?」と言われる程で
す。
特にT様は毎日のようにテレビの前のソファで真剣に応援しておられました。
山形の高校の試合では、「嫁さんのところだから…」と応援し、勝つと、「俺の女房
が喜んどるわ」と嬉しそうに言っておられました。

T様は時折、思い出したかのように奥様の話をして下さいます。
そして最後は「さみしいなぁ~」と一言。いつも笑顔で冗談を言って笑わせてくれる
T様も、どこかでさみしい思いを抱えているのでしょう。
奥様の代わりにはなれないけど、寂しさを紛らわせる事ならできる!!介護者として
出来ない事に目を向けるのではなく、私に何が出来るだろうっと考えていけたらいい
のかなっと思いました。
さて、T様に何が出来るかなぁ~。
彼女気取りでデートでもしよ~かぁ~なんて考え中です。
(あすか)

今宵も松原のいえ

カテゴリ名: 松原のいえ

夜の松原のいえ。
みなさん、お部屋で静かにお過ごしかと思いきや、「ヤッター!」「ああっやられ
た」と熱く野球中継を観戦するM様。
「瀬戸はひぐれて~ゆうなみ こなみ~♪」とひとり歌謡ショーで熱唱するH様。
「ヒックリ!ヒックリ!」と特大音量のしゃっくりをくりかえすY様。
廊下を歩くと「ちょっと、おにいさん?」とスタッフを呼びとめるN様。
それぞれが思い思いに更けていく、のいえの夜。

今夜も皆さまよく眠れますように!
(玉)

正木の家はまさきさんち

カテゴリ名: 正木の家

ある日のお昼前。買い物に出掛け、お昼ごはんに間に合うようにと大急ぎで帰ってき
ました。
荷物を抱え2階に上がり、「ただいまー」っと大きな声で言うと、お昼ごはんを待ち
ながらテーブルについていた入居者様とその日の職員さんが「おかえりー」と声を揃
えて言ってくれました。

仕事で帰りが遅い姉と2人暮らしの私は、「おかえり」なんて言われたの久しぶりだ
なぁっと、ふと思いました。
「おかえり」そんなたったひと言がこんなに嬉しいのだなっと、改めて感じました。
「おはよう」「おやすみ」、「ただいま」、「おかえり」、そして「ありがとう」。
当たり前だけど何よりも大切な、そんな言葉が元気に飛び交う『まさきさんち』で
す。
(あすか)

今おもうこと

カテゴリ名: 今おもうこと

台風十一号が日本列島を横断中の日曜日、窓を揺さぶる風や雨音を聞きながら原稿を
書いています。

この数年、ウナギが食べられなくなるのでは・・というニュースをよく耳にします。
とくに昨年は稚魚(シラスウナギ)が不漁で、価格も一気に高騰したようでした。
川を下りグアムの沖合で産卵、幼生は海流に乗ってまた日本の河川にたどり着くと言
われていますが、生態ははっきり分かっていません。

子供の頃、近くの川でミミズを餌にして立派なサイズのウナギを釣ったこともありま
したし、田んぼの用水にタモを入れて捕まえたりしたこともありました。なので、野
生のトキやカワウソに肩を並べるような希少生物となった気がしないのですが、上昇
一途のうな重の値段を見ると、やはりそうなのかもしれません。

うなぎに限らず、シャコやエビカニ、アサリや蛤に至るまで、美味しい海辺の食材は
食べ尽くされる傾向にあるような気がしますが、こうやって時々台風のもたらす大雨
が、川の養分を大量に海へ流し込み、漁師も船を出せずに休むことなどが、美味しい
資源の養育につながっているのかと思います。
災害になる程では困りますが、時々は必要な自然のサイクルですね。

旅程変更を余儀なくされた方々には残念な夏休みでしたが、後半は晴天続きとなりま
すように!

丸山秀樹