正木の家 H26.2
カテゴリ名: 正木の家
暦の上では立春が過ぎましたが、厳しい寒さはもう少し残るのでしょう。新聞に「太陽の光は立春前から変わり始める」とありました。やさしく、あたたかな春の光を浴び入居者との散歩が楽しめる日が待ち遠しいです。
先日、NHKテレビで「ユマニチュード」という認知症ケアを紹介していました。フランス人のイヴ・ジネストさんがつくりあげたものです。
ユマニチュードの4つ基本
◇相手を見つめること
◇話しかけること
◇触れること
◇できるだけ自分で立つよう支援する
『私たちが人として存在するには、誰かに見つめられて言葉を交わし、ふれあい、そして自分で立つことが大事だからです。それがなければ、あなたは存在しないと言っているのと同じです』
どうでしょうか?とてもシンプルなテクニックですよね。
「そんなこと、わかっていつもやっていること・・」
とも思いますよね。車椅子に座っている方に、いつも同じ目線で話しているだろうか?
何もせず、座っておられる方に声をかけているだろうか?自分で立てる方にすぐに手を差し伸べてしまっていないだろうか?
「いつでもそばにいますよ。安心して下さいね」って感じていただける環境。私達も入居者にとってはご自分を取り巻く環境の一部なんですよね。まなざしや言葉やしぐさで、入居者と心が通じ合う回路を作りましょう。回路はたくさんあったほうが楽しく過ごせるのではないでしょうか。
放映の30分間、グラスの手を止め私自身の介護を振り返る時間となりました。 (赤)