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正木の家 9月

カテゴリ名: 正木の家

★祭りのあとの寂しさは?

先日、5回目となった正木の家夏祭りを開催しました。

年に1回、地域の方をご招待してのお祭り、年々参加して下さる方が増え、今年は入りきらない程の大盛況でした。

「楽しかったよ~ 」とのお声も頂き、お世話になっている地域の方々への恩返しが少しはできたのかなっと思います。

入居者様はというと、男性陣は美味しそうにビールで乾杯。 S様は浴衣を着てご近所の方とお話をしたり、花火をしたりと楽しそう。

ADL低下で、車イス移動の入居者様も多く、混み合った1階に車イスで降りる事ができませんでした。お祭りムード満載の中、いつもと変わらずリビングでご飯を食べてもらっている。少し空いてきてからようやく1階に降り、水風船や綿あめを楽しんでは頂けたものの、なんだかもどかしい気持ちでした。

祭り囃子が流れ、子供の頃を思い出せるような、そんな雰囲気をもう少し味わって頂きたかったなぁと反省しました。とはいえ、とっても大盛況だった夏祭り。

ご協力頂いた職員さん、ボランティアの方々に感謝です。

お疲れ様でした。

有難うございます。

そして来年も宜しくお願いします!

 

(あすか)

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今おもうこと 9月

カテゴリ名: 今おもうこと

朝日新聞朝刊に 「教えて!2025年問題」という連載があり、毎日切り抜きました。

介護関連のセミナーや講義では、必ずといっていいほど紹介されてきたデータですが、実に9年後に迫ってきました。

今、お世話をさせてもらっている利用者さん、ほとんどが大正末期〜昭和初期生まれです。その対象の多くが戦後生まれとなる。

人口構成から推測し、病院も施設も看護師もヘルパーも、すべて足りなくなってしまう・・・という予想ですが、はたしてそうなのかな?と、

ひとり首をひねっています。ゴルフを楽しんだり、デパートでの買物が日常だったりした方々も多く存在する年齢層です。

言わずもがな、お世話のされ方も仕方も、現状のまま・・という訳にはいかなくなるはず。

今でこそ当たり前ですが、サービス付き住宅や往診専門のドクター。

みんな国が考えるより先に、必要性を感じた先達が行動してきました。法律は、やはり後追いの感じ。今、たよりになる仲間を募って、市内の便利な場所にて、蜂を飼ったり野菜を作ったりして暮らす場が作れないかと、けっこう真剣に考えています。

2025年問題。政策や財政面での対策も必要だと思いますが、足りないなら足りないなりに、人は自らの知恵と工夫でどうにかするんじゃないのかな。過剰に不安をあおるよりは、流れに任せた方がよい場合もありますよね。

どうぞお元気でお過ごしください。

 

 

丸山秀樹

松原のいえ 9月

カテゴリ名: 松原のいえ

★やればできる!?

野球大好きで熱心なドラファンのGさん。

シーズン中はテレビ観戦と同時にラジオの野球中継も聴く熱の入れよう。

月に一度以上はナゴヤドームにヘルパーとでかけられます。

観戦と一緒に楽しみにされているのが売店の「ホットドッグ」。

ところが今年は大好きな「ホットドッグ」を食べていないとのこと。

理由は??

最近膝の調子があまり良くなく、主治医の先生から負担を減らすために減量を言い渡されてしまったのです。

あんなに楽しみにしてるのにちょっとかわいそう、たまにはいいのでは・・とスタッフも心配していましたが、なんと2キロの減量に成功!

そしてダイエットを成功させたGさんはゴキゲン♪

色々なダイエットがありますが、まずはGさん

の「折れない心」を見習いたいです。

 

(あや)

正木の家 8月

カテゴリ名: 正木の家

★いまもむかしも(正木の家)

いつもは職員のMパパがひとりで行ってくれる朝ご飯の買い物に、新入居者S様が同行することになりました。初日は私も一緒にお付き合い。

大須のサノヤへ出かけると、大須商店街が懐かしいようで、歩いていると「平和堂薬局に薬買いに来たことあるわ!」。やきとり角屋をみつけると、「あそこ前に先輩に連れて来てもらったぁ〜」などと懐かしそうに話して下さいました。

買い物はS様にカートを押してもらい、パパが前からカートを引く感じです。階段ではMパパが心配して手を繋いでくれていました。歳が近いだけに夫婦のよう。S様もMパパの事を「お父さん」と呼んでいました。昔はご主人と大須を一緒に歩いていたのかもしれません。会社の先輩達と飲み歩いていたのかもしれません。S様の昔の姿が垣間見えた気がしました。

短期記憶が苦手な認知症の人にとって、昔を思い出す事はとても大切です。私もですが、普段は思い出せなくても何かきっかけがあれば思い出す。認知症の人だってそうですよね。

大須へのお買い物はS様にとっていいきっかけになったのかもしれません。新しいお店が増え、変わりつつある大須商店街ですが、やっぱり昔ながらのお店にはまだまだ頑張ってもらいたいものです。

 

 

(あすか)

松原のいえ 8月

カテゴリ名: 松原のいえ

★お楽しみはこれから

のいえに8月からOさん(女性)が入居されました。

とっても美味しい!と言ってなんでもモリモリ食べてくださり、「ありがとうね」と何かお手伝いするたびに声をかけてくださる素敵な方です。

Oさんが入居されてから私の初めての宿直の日、初対面でお互い少し緊張しているのを感じたので夕食を食べながらお話をすることにしました。

はじめは私が質問しそれに答えてくださる形で会話が進んで行きましたが、しばらくすると自宅にいた時の生活のこと、野菜が大好きなこと、京都で生活をされていたこと、ジャニーズの亀梨くんが大好きなこと、2日前に初めて行ったデイサービスがとても楽しかったこと、のいえに引っ越して安心していること、ラビちゃんというペットのうさぎのこと、オリンピックが始まることをとても楽しみにしていること・・・

ご自身のことやお気持ちを時には涙をこぼされながらたくさんお話くださり、あっという間に打ち解けることができました。

早くのいえでの生活に慣れて楽しく過ごして頂けるようにお手伝いできればと思います。

 

(あや)

今、おもうこと 8月

カテゴリ名: 今おもうこと

もとより涙腺の弱い私。

このところ時折テレビで見るオリンピックの映像に、けっこうやられています。日の丸旗が揚がろうがそうでなかろうが、精一杯戦った選手や、ちからの限り応援している家族・友人の映像など。

ただ眺めているだけですが、なぜか涙。さらに言えば、そこに至るまでの彼

らのストーリーは、自分勝手に想像しているだけ。身勝手な感動といえばそうですね。

トップアスリートたちの努力とはとても比較になりませんが、それでも人間が限界に挑む姿を見て、なにかを重ね合わせて観ているのかもしれません。

お盆と言えども普段通りの毎日ですが、もうしばらく楽しませてもらえそうです。そうそう、高校野球も同様、目が離せませんね。

まだまだ暑い日が続きますが、どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

松原のいえ 7月

カテゴリ名: 松原のいえ

★引越しは大変!?

おかあちゃんことN様。今までの3号室より少し広い1号室へお引越しすることになりました。

とはいえ、タンスやベッドなどの大物家具、その他細々したものなど・・・移動もなかなか大変。

ところが引越しの数日前、福祉用具屋さんからベッドを交換したいと連絡あり。なんというナイスタイミング!

福祉用具屋さんにも参加してもらい、スムーズに済ませることができました。新しいお部屋、今までよりちょっと広くてキッチンにも近く、家事の合間に様子も見られる・・。きっと喜んでくれるはず!

デイサービスから戻ったおかあちゃんに引越ししたことを伝えると、

「あら、そう?」とクールなお返事(笑)

環境が変わることを少し心配しましたが、今まで通り変わった様子もなく、新しいお部屋ですっかりリラックス〜。

ちょっとやそっとのことでは動じないおかあちゃん、さすがです。

 

(あや)

 

正木の家 7月

カテゴリ名: 正木の家

★ここならまぁいっか

7月1日から新しい入居者様が入られました。
独り暮らしで半年位前から認知症が進み、火の扱いが危険・・・出かけて家に帰れなくなる・・などでケアマネさんも施設入所を決断。
ご本人はまだ一人で暮らしていけると思っており、「 引っ越しはいやよ。引っ越すなら九州に帰る 」と言っておられたのですが、
昼間お試し+1回のお泊りを経て、なんとか入所となりました。
今ではすっかり正木の家になじんで、バリバリお仕事を手伝って下さっています。

施設入所を決断するタイミングは難しいものです。近くに身内がなく、一人で住んでいたA様。
初めて見学に来た時はケアマネさんも後見人の方も迷っておられました。
「 ここは素敵だけど、引っ越すなら九州に帰る 」というA様の言葉。
本人の意思を尊重する事が一番ではあるけれど、一人暮らしも限界だし、実際九州に帰れる家はありません。
では私達に出来ることは?

「ここならまぁいっか。」、「本当は九州がいいけどまぁいっか。」と思って頂けたらいいのかな。
満足度百%ではないけれど、60〜70位で正木の家で暮らしてもらえたらいいのではないかと思いました。
「まぁいっか戦法」今のところ成功です。
これからも「正木の家でまぁいっか」と思いながら暮らしてもらえたらなっと思います。

(あすか)

今、おもうこと 7月

カテゴリ名: 今おもうこと

毎月のことですが、月初めからの実績報告と請求処理。それと並行して給料計算や税金等の各種支払い。
併せて菜の花通信の原稿書きなど、15日頃まではアタフタの連続です。
スタッフで手分けして担当してくれるので、昔に比べると、ずいぶんスムーズに運ぶようになりました。

それにしてもひと月という時間が過ぎるのがあまりに早くて・・。

通信とお給料を無事皆様にお届けしたら、なんとすでに月半ば。

あっという間に月末が来て、それでまたひと月の繰り返しとなります・・・嗚呼。

歳月人を待たず・・と言いますが、ほんとうに誰の都合にもかまわず時間は流れていきます。

しかも悲しいほど正確に。

小学生ぐらいの頃はまだ、1日とか1週間がすごく長く感じました。

今も昔と同じように時は流れているはずですが、年を追うごと、確実に加速しているように感じます。

そういえば小学校の運動場も、当時はとても広い場所だと感じていましたが、オトナになった今見るとそれほどの広さは感じません。

自身のモノサシが延びてたるんでいることはまちがいないのですが、それ以上に、何かを見つけたり、
小さな喜びや驚きを感じにくくなっているのかな。

もうすぐ夏休みです。たまには童心にかえって、こころのアンテナを磨かないといけませんね。

暑い日が続きますが、どうぞお元気でお過ごしください。

 

丸山秀樹

今、おもうこと 6月

カテゴリ名: 今おもうこと

少し前の新聞に出ていた記事より。

 

「ヒヤリハット 」は、事故につながりかねない出来事をさす言葉。

業務引き継ぎに書いて同僚に注意を促そうと、職場で心がけている方も多い。

東京都の有料老人ホーム「ライフ&シニアハウス井草」もそうだ。

でもここにはもう一つ、「にやりほっと」がある。

介護していて思わず笑ってしまう、心がなごむ。そんなお年寄りの言葉や振る舞いを職員がカードに残している・・・。

 

そうだ!

そうだよね。

菜の花だって

会社案内の表紙に書いているじゃないですか。「 介護をもっと楽しい仕事に 」って。

雨の降る日に外の支援だったり、次々とトイレに呼ばれる施設内の日常では、記録する余裕などないかも知れません。でも、心の中で「クスッ 」と笑ったり和んだりする瞬間、1日に1度や2度はあるんじゃないかな。

どちらかといえば身も心も消耗することが多い介護の仕事ですが、

相手が人間だからこそ、「クスッ」の瞬間もあるはずですよね。

いちいち紙に記録する必要はないと思いますが、そんななごみを糧に、明日もがんばらなければなぁと感じました。

過ごしにくい時期を迎えましたが、どうぞお元気でお過ごしください。

 

丸山秀樹