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正木の家 10月

カテゴリ名: 正木の家

先日、秋遠足と称しまして、ダリア・コスモスまつり絶賛開催中「なばな里」に出掛けました。

始めはみんなうきうき笑顔でしたが、しばらくすると「お腹がすいた」「お尻が痛い」とテンション↓。

ようやく到着し、腹ごしらえにレストランへ。

お造り定食、穴子重と皆様各々好きな物を注文しました。お酒大好きK様は昼間っから焼酎2杯。

「じゃあ私も」とH様もビールを注文。普段、ミキサー食多いT様も穴子重をそのままモリモリ。お腹もいっぱいになりテンション↑、いざ〜。

満開コスモスを前に「きれいね~」と笑顔です。

いつも気配りを忘れないK様はダリアお世話をしている人に「ご苦労様」と声をかけておられました。

M様はビール好きな息子さんに地ビールお土産。

 

後日写真を見ると、入居者様だけでなく、職員もいつもとは違った笑顔で映っていました。外出で名古屋を出るのは初試みで、体力が低下している入居者様には、少し遠いだろうかと心配もありましたが、無事に9名全員出掛ける事ができました。

行き中でM様が「前にあなたと菊を見に行ったわよね」と言われました。確かに菊人形展を見に行った際、私が車椅子を押しました。楽しかった事、

印象に残った事は、しっかり記憶に刻まれているだと改めて実感しました。来年も記憶に残る外出を9名全員で出来たらと思います。

 

(あすか)

今、おもうこと 9月

カテゴリ名: 今おもうこと

取るに足りないような事から、人生の転機!といったような一大事まで。人はよく悩み、考える生き物だなぁと思います。

かく言う私も、( 若い頃などは特に)よく悩み、なんだかわからないままに考えていたような気がします。も、例えばこの原稿を書こうとしているときも、「何をどう書くべきか?」などと、目的を持った人のようなフリをして考えています。

ときどき考えることに飽きて、引き出しから手鏡と毛抜きを取り出し、顔に生えた黒い毛を抜いたりしますが、抜くべき毛がなくなると、道具をしまってまた考え始めます。

でも、考えてみたら(←考えてるではなく、単にパソコン入力してるだけですけどネ)アタマの中でぐるぐる考えているときって、実は何も物事が進んでいないんですね。考えることなど止めて、手や足を動かすところから、初めて自分の周りに変化が現れ、それに対してどう対処するかを求められる。

心に浮かんだことを文字にしたり人に話したりすると、次に直すべきところがわかる。行ってみたりやってみたりしなければ、その結果は得られませんね。よい考えが浮かばないときほど、さらに考えてしまうという悪い循環に陥りがちのように思います。

 

「へたの考え休むに似たり 」とは囲碁や将棋でコマを手にしたまま長く何もしない状態から出た言事らしいです。考え込むより「まず一歩!」ですかね。

 

お元気でお過ごしください。

丸山秀樹

松原のいえ 9月

カテゴリ名: 松原のいえ

★あなた誰だっけ?

、認知症あるS様が入居されました。

いえ生活に慣れてくれるか、他住人が受け入れてくれるか、スタッフはドキドキしていました。

初めはやはり落ち着かず、元気がなかったりイライラ怒りっぽくなったり日々でしたが、1週間を過ぎた頃から少しづつ落ち着き、今ではとても穏やかな表情を見せてくださる様になりました。

そんなS様、スタッフを色々な名前で呼ばれます。あるスタッフはママ。話を聞いてみると行きつけだったカラオケ喫茶大好きだった「ママ」に似てる!他にも、「ミチヨさん」・「先生」・「看護婦さん」等々。次々と新しい登場人物が!S様思い出にある人たちを、スタッフに重ねてくれたこと、少し嬉しく思いました。

 

(あや)

正木の家 9月

カテゴリ名: 正木の家

★あたりまえはありがとう!

7月末に入所されたM様お話です。

入所されてまだ2ヶ月とたたないうちにあっという間に正木アイドル座を獲得しました。目はパッチリ、まつ毛バサバサでとってもお綺麗な上、言う事がまた素敵。ご飯時は「あ〜美味しい。最高!」と食事度に言って下さり、職員顔を見ては「ここはべっぴんさんばっかりだね~」と嬉しい言葉オンパレードです。目が合うと毎度にっこり微笑んで下さり、職員一同もうメロメロ。

T様をご主人と思い込み、目の前からいなくなると「お父さんどこいった?」と探す探す。隣K様とは、かみ合っているか、かみ合っていないか毎日『あんぱん』話で盛り上がります。

「パン買いにいかないかん」と立ち上がる立ち上がる。それを聞いたK様が「私、お金がないよ」とお金事で頭がいっぱい。『あんぱん』と『お金』話で なぜだか会話が弾みます。職員がお手伝いをお願いすると、「あいよ」と元気に答えてくださり、こちらがお手伝いさせてもらった時には「ありがとう」とお礼を言って下さいます。

先日、「人に何かをしてもらったら、当たり前顔をしていちゃだめなよ。」と話して下さいました。『あたりまえ』を『ありがとう』と言うが感謝という話を聞いた事があります。

愛らしく、常に感謝気持ちを忘れない、そんな素敵女子M様です。

 

(あすか)

今、おもうこと 8月

カテゴリ名: 今おもうこと

昨年の秋以降、スタッフのご懐妊の知らせを聞くことが多かったのですが、

このひと月ぐらいでおめでたラッシュでした。

みなさん無事のご出産、おめでとうございました。

3人とも妊娠中も仕事を続けてくださっていたので、お腹の中でママと利用者さんの声を聞いていたかも。

暑さも峠は越したようです。夏の疲れが出ませんよう、どうぞお元気でお過ごし下さい。

丸山秀樹

岡本虎太朗

丹羽陽斗

奥村ひまり

松原のいえ 8月

カテゴリ名: 松原のいえ

★笑う門には

7月末、住人Y様と中日劇場へ志村けんの「志村魂」を見に行ってきました。

当日会場は夏休みということもあり、小さな子供から車イスのお年寄りまで超満員!

まずはお約束のバカ殿から始まり、コントライブ、志村けんの演奏する津軽三味線、最後にはホロリと泣かせる新喜劇と盛りだくさんの内容!

会場にいた全員がずーっと大爆笑、3時間の長丁場だったので最後の方は笑い疲れ、ウトウトしている子供の姿も・・。

 

笑うことは私たちの健康にとてもいいそうです。

ストレス解消や免疫力アップ、さらには鎮痛効果や心臓病予防にまで効果があるとのこと。

「笑う門には福来る」なんて言われますが、たくさん笑って体も心も元気でいたいですね。

(あや)

正木の家 8月

カテゴリ名: 正木の家

★今日はどっちだ!?

7月の前半頃から、利用者様K様が脇腹の痛みを訴えておられました。

今までは手引き歩行で歩けていましたが、歩き出すと「痛い!痛い!」と顔を歪められ、辛そうな表情をされます。

心配になり北川くりにっくを受診し、先生に抱えられながら、てんやわんやでレントゲンを撮り、骨にも肺にも異常なし。

ご本人も安心したご様子でした。

翌日の往診時にもケロッとしており、北川先生も驚いておられた程です。しかし、その後も痛みの訴えは続き、歩くとしゃがみこんで、「痛い! さすって! 」

と辛そうにされるので、職員も心配しておりました。・・・が、

左側が痛いと言っていたかと思うと、今日は右側。翌日はまた左側?!

触ると「痛い!」と言われるのですが、関係ない話をしながら触ると全く痛がらない。

職員みんなで??、

北川先生も「精神的なものじゃないかな~?。」と。

そこで、ベテラン職員さんが聞いてみました。「 Kさん。本当に痛い時だけ痛いって言わないと、本当に痛い時に誰も信じてくれないよ。」と。

するとK様、「そうだな。嘘はいかんな。」と、ケロッとした顔で言われたそうです。

 

痛いと言えば、周りの人は普段より優しくなる。そんな優しさを求めての事だったのでしょうか。

何にせよ、辛い気持ち、寂しい気持ちにさせてしまっていたのは事実です。

そこはしっかり反省!!でも、意外に策略家だったK様。そこは少し笑っておきます。

(あすか)

今、おもうこと 7月

カテゴリ名: 今おもうこと

例によってなにげなく新聞を見ていましたら、高齢者自身が感じる高齢者年齢という統計があるそうで、なんだかちょっと興味を惹かれました。

内閣府が6月に公表した「高齢者の日常生活に関する意識調査」なるモノによるらしいのですが、要は自分でトシだなぁ〜と感じる年齢のことのようです。過去の調査では「65歳以上」が最も多かったのが、「75歳以上」「80歳以上」が大きく伸びているとのこと。反して「60歳以上」でトシだと感じる人は調査対象の6%程度しかなかったそうです。

生涯現役を目標としている自分にとって、65歳はまだまだ序の口と思っていましたので、多くの方が同様に感じているのは、なんだか嬉しい気持ちです。よく自分に都合の悪いこと(物忘れだったりズッコケたり・・)があると、「もうトシだからなぁ〜」などとごまかしたりしますが、他人から年齢を指摘されると「いやいやオレはまだまだ・・」などと開きなおったりしますよね。

結局のところ、自分の都合次第ってことになるのでしょうが、超高齢社会の日本を考えると、ひとりでも多くの人に「オレはまだまだ」と元気に過ごして欲しいものです。

 

現在65歳以上で菜の花スタッフとして日々活躍してくださっている人は65名中11名。

スゴくない?

暑さもこれからが本番。シンドイ日々が続きますが、どうぞお元気でお過ごしください。

 

丸山秀樹

松原のいえ 7月

カテゴリ名: 松原のいえ

★夏祭り

6月中旬にのいえの住民G様が通う福祉施設で夏祭りが行われました。バザーや抽選会、出店もある盛りだくさんの夏祭り。利用者さんだけでなく、地域の方も毎年楽しみにされています。

もちろんG様もとても楽しみにされていて、前日の夜は夏祭りでビーズのお店の売り子さんをすること、出店でこんなものが食べたいなど、たくさん話してくださいました。

梅雨の真っ只中でしたが、当日は真夏のようなピカピカの上天気。たくさんの人でごった返していました。空いている席を見つけ、私も五平餅にかぶりつきながら周りの人たちを眺めてみると・・

子どもたちが走り回っているそばで、おばあちゃんは近所の方たちと立ち話。その横では車椅子の方がヘルパーさんとタコ焼きを美味しそうに食べていました。施設のスタッフの方は、炎天下の中遊びに来た人たちに声をかけながら、忙しそうに交通整理。

どの人もニコニコ笑顔でとても楽しそうです。

食いしん坊のG様も五平餅、タコ焼き、その他いろいろ屋台を満喫されたようでした。

 

(あや)

正木の家 7月

カテゴリ名: 正木の家

★笹の葉さらさら

7月初め、正木の家にとても立派な笹が届きました。

早速、入居者様に短冊を書いてもらおうと、お願い事を聞いてみました。

「お願い事ある?」と聞くと「特にないわ」と、なかなか願い事がでてきません。

しかし、「食べたい物ある?」「行きたいとこある?」「会いたい人はいる?」と細かく聞いていくと出てくる、出てくる。

「旅行に行きたい」「可愛いお洋服がほしい」「息子に会いたい」等々。

そして、1番多かった願い事は、やっぱり「長生きしたい!」でした。

この言葉がたくさん吊るされている笹を見ながら、そこらの若者よりもなんて夢や希望溢れる願い事だろうと感心してしまいました。

 

「病は気から!」長生きしたい!がこんなに溢れる正木の家の入居者様は、きっと病なんて吹飛ばしてしまう事でしょう。

 

(あすか)