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今、おもうこと 6月

カテゴリ名: 今おもうこと

少し前の新聞に出ていた記事より。

 

「ヒヤリハット 」は、事故につながりかねない出来事をさす言葉。

業務引き継ぎに書いて同僚に注意を促そうと、職場で心がけている方も多い。

東京都の有料老人ホーム「ライフ&シニアハウス井草」もそうだ。

でもここにはもう一つ、「にやりほっと」がある。

介護していて思わず笑ってしまう、心がなごむ。そんなお年寄りの言葉や振る舞いを職員がカードに残している・・・。

 

そうだ!

そうだよね。

菜の花だって

会社案内の表紙に書いているじゃないですか。「 介護をもっと楽しい仕事に 」って。

雨の降る日に外の支援だったり、次々とトイレに呼ばれる施設内の日常では、記録する余裕などないかも知れません。でも、心の中で「クスッ 」と笑ったり和んだりする瞬間、1日に1度や2度はあるんじゃないかな。

どちらかといえば身も心も消耗することが多い介護の仕事ですが、

相手が人間だからこそ、「クスッ」の瞬間もあるはずですよね。

いちいち紙に記録する必要はないと思いますが、そんななごみを糧に、明日もがんばらなければなぁと感じました。

過ごしにくい時期を迎えましたが、どうぞお元気でお過ごしください。

 

丸山秀樹

松原のいえ 6月

カテゴリ名: 松原のいえ

★元気もぐもぐ

のいえの朝ごはんは、パン派とご飯派。

ある日、スタッフが自分の朝ごはんの納豆を「ご飯派」の方におすそ分けしました。

G様はギブアップ。

N様もダメかな〜と思いきや、美味しそうに食べてくれたそうです。ねば

る納豆の糸と戦うN様、引く糸を切ろうといつもよりたくさん噛んで、お口の運動にもなったかも。

食欲はあるものの、最近はなかなか食事が進まず、介助が必要になってきたN様。

できる限り好きなものを食べて食事を楽しんでもらえるよう、スタッフみんなで知恵を絞りたいです。

 

(あや)

正木の家 6月

カテゴリ名: 正木の家

★ここに居てくださいね〜★

4月よりアニマルセラピーがスタートしました。

とってもかわいいワンちゃんが4匹、正木の家に遊びに来てくれています。

入居者様もまるで子供をあやすかのように、素敵な笑顔で接しておられます。癒し以上に「この子を守ってあげたい」という使命感が生まれ、感情を豊かにする効果があるとか。

「生きている意味」、 「ここにいるという存在意義」が入居者様に必要なのだと感じました。

子供も自立し、当たり前にしてきた生活ができなくなり、長年暮らした家を離れ、正木の家で暮らしている入居者様にとって、私がここにいる意味を感じてもらうにはどうすればいいのか。

入居者様から時々、「ここにいていいの?」、「何も出来ないけど…。」という声を聞くことがあります。

「私はここにいて役に立っている」、「ここにいていいんだ」と安心してもらえるようなケアが私たちにはまだまだできていないのかもしれま

せん。「毎日楽しければいいじゃん 」とのんきな私ですが、アニマルセラピーを通じて大切な事に気づかされた気がします。

『楽しみ』 +『使命感』を感じられたら、正木の家はもっと素敵になるのかもしれませんね。

 

あすか

松原のいえ 5月

カテゴリ名: 松原のいえ

★リア充〜 (松原のいえ)

のんびり屋さんのG様ですが、この1ヶ月は施設の行事で野球観戦に

出かけたり、週末には妹さんと美容院&ランチ。

名駅までヘルパーさんと映画やボーリングにも出かけられました。

熱心なドラゴンズファンでおしゃれにも気を抜かず、アクティブに過ごしているG様。

今風に言うなら「リア充」です。

そんな素敵女子G様を横目に、私と言えば休みは家でゴロゴロ、

趣味もなくアクティブとは程遠い生活。

高齢になっても楽しみを持ってはつらつと・・と

いつも利用者さんに対して思っていたけど、意外とできていない自分かも・・と感じました。

この夏はG様を見習って、小さな楽しみをたくさん見つけてみたいな〜と思います!

 

 

(あや)

正木の家 5月

カテゴリ名: 正木の家

  • 笑顔でね!ずっといつまでも

 

5月2日、入院中だったA様が永眠されました。

先月書いたように食事も始まり、お見舞いに行くとお話&沢山の笑顔。

職員はまだかまだかと帰りを待っていました。しかし、 A様の身体はもう限界だったようです。

食事を始めては誤嚥と熱発を繰り返し、CVポートから栄養を入れない限り、 身体がもたなくなっていました。

息子様は最後は正木の家でと望んで下さり、「 母の気持ちになって考えたら、正木のあのリビングがいい。 」と。

食事も正木の職員さんからなら食べれるかもしれない」 ・・とも言って下さいました。

本当に、本当に出来る事なら応えたかった。

しかし、ポートが取れない限り正木での受け入れは難しく、他施設への転居が決まりました。

結局、転居予定の日に熱発。その後もメドが立たぬまま病院で最後を迎える事ととなりました。

亡くなる4日前に病室に行った時、苦しそうながらも、笑顔で応えて下さったA様。

「退屈だね~」と言うと、「そうなのよ~」と笑いながら言って下さっていました。

「いっつも笑顔!!」それがA様でした。

そして最後のお顔もやっぱり「笑顔」でした。

A様からもらった笑顔の幸せを、これからは沢山の人に分けてあげられるようになりたいと思います。

笑顔=幸せ。

本当に沢山の幸せをありがとうございました。

 

(あすか)

今、おもうこと 5月

カテゴリ名: 今おもうこと

前月号に続き、古い手帳をめくりながら、 15年を振り返ってみました。

その時のご縁やお力添えでうまく運んだこと、残念ながらそうでなかった

ことなど、その時の緊張感や空気の感じを伴って思いだしたりしました。

予期せぬことが起こるのが当たり前だと、耳の奥で聞こえるような気もし

ますが、まずは今日という日。これからもひるまずたゆまず毎日を紡いで

いこうと思っています。

本当にいつもありがとうございます。

今、おもうこと 4月

カテゴリ名: 今おもうこと

今はもうなくなってしまいましたが、金山センタービルの怪しげな部屋から始まった介護サービス事業所「菜の花」。
当初はこんなところに会社があるの?って感じで訪ねてこられる方もビックリされるような始末。
振り返ってみれば、本当にたくさんの方々に支えていただきながら今日に至っています。
現在在籍している方は全部で75名。過去の台帳をめくってみれば、二百名近い方々のお世話になったことがわかります。
独立された方、他の事業所に移られた方、結婚や出産で退職された方・・などなど。
漢字の示すとおり、人は人に支えてもらって成り立っているんだと実感し
ます。
介護事業は制度に大きく影響されるため決して平坦な道ばかりではありませんでしたが、
それを乗り越えてこられたのもまた支えてくださる皆様あればこそ。
そこで今月と来月、2回に渡り、15年の歩みをご紹介します。
懐かしい話や、エッ!そうだったの?という話など・・。
お楽しみいただければ幸いです。
本当にいつもありがとうございます。
丸山秀樹

松原のいえ 4月

カテゴリ名: 松原のいえ

★春が来た〜 (松原のいえ)

3月のある日、泊まり明けの朝早くホー・ホケキョときれいな鳴き声が聞こえました。

「 春なんだなぁ」としばらく聞いていると、鳴き声はどんどんエスカレート。静かな朝の街にひびきわたっていました。

朝ごはんの時、皆さんに今朝のことを話すと、

まだ鳴き声は聞いてないな〜とY様。

うぐいす???な反応のG様

そして「私も聞いたよ」と、おかあちゃんこと101歳のN様。

ほとんど室内で過ごしているので、

 

ウグイスの鳴き声は聞いてないはず・・・

「 おかあちゃんも聞いたの?」再度聞いてみると

「何度も聞いたよ!」と。

おかあちゃん、春を感じてウグイスの鳴き声を想像したのかな。

なんだか温かい気持ちになった朝でした。

 

(あや)

 

正木の家 4月

カテゴリ名: 正木の家

★早く戻ってこられますように(正木の家)

先月、A様が心不全で入院。当初は点滴や酸素の管がつながれ、声をかけても弱々しい笑顔で、正木の家に戻れるのかとても心配していました。

ところが生命力の強いA様。しばらくすると酸素もとれ、食事も開始するとの事で「帰れる」と職員一同ホッと胸をなでおろしました。

しかし、ホッとしたのも束の間・・。

食事がなかなか食べられず、胃ろうでも受け入れは可能かと、ワーカーさんから確認の連絡。

胃ろうでは正木の家での受け入れは難しい…。モヤモヤしながら病院へ行ってみると、「 今日のお昼は全部食べられたそうです」と、ワーカーさん。本人もずいぶん元気で「Aさん」と声を掛けると「あら~」と笑顔。

ニコニコしながら「ぜんざいをあげたのよ~」とちらっと隣を見て「やっぱりこういう事はやらなきゃだめでしょ~」と。(笑)

??でしたが、沢山お話しをして下さいました。

まだまだ油断はできませんが、ひと安心です。

いつもニコニコ顔のA様。その笑顔に職員みんなが癒されていました。そんな愛されキャラA様の帰りをみんな待ち望んでいます。1日も早く戻れる事を願うばかりです。

 

(あすか)

松原のいえ 3月

カテゴリ名: 松原のいえ

  • い〜い湯だナ!?(松原のいえ)

 

当直スタッフはのいえでお風呂に入ります。

洗面所の棚にずらりと並んだカゴには、スタッフのお風呂グッズが入っていて、

まるで合宿所のようです。

先日の社長当直時、みんなが休まれたのを確認してお風呂へ。

ゆっくり湯船に浸かっていると、「ガラッ」と洗面所の戸が開き、G様が洗面

所でなにやら始めた様子。

10〜15分かけてとても念入りに歯磨きをされるG様。

出るに出られずの社長。

G様が歯磨きを終えて洗面所を出るまでに、すっかりタコ社長・・ならぬ茹でダコ状態になってしまったそうです(笑)。

 

(あや)