正木の家 11月
カテゴリ名: 正木の家
★お祭り大好き!(正木の家)
先月14日、闇之森秋祭りに出掛けました。和太鼓を叩く元気な子供の姿を見て皆様ニコニコ。
太鼓が終わると・・・
「私は、産まれも育ちも葛飾柴又、帝釈天に産湯をつかり、姓は車、名は寅次郎・・」っと寅さん登場。
M様、見るなり「キャー寅さーん!」と大興奮。
寅さんに握手をしてもらい、にっこにこです。
W様はしゃべり続ける寅さんに「もぉええわ〜!」とニコニコしながら厳しいツッコミ。
A様、U様も声を出して大笑いです。
寅さんの出番も終わり、そろそろ帰ろうかと言
うと、W様「…。」無言。
「まだいる?」と聞くと「いる」と。
じゃあもう少しだけと思い、2人だけ残りカラオケを2曲聞いて帰りました。
日中はリクライニング車椅子で過ごす毎日で、
なかなか外出もできないW様。
ご主人の話では、家にじっとしている事が嫌いで、お祭りなどのワイワイした雰囲気も大好き
だったとの事。この夏、盆踊りに出かけた翌日に熱発し、今回は大丈夫かなと心配しながら出
かけましたが、お祭りでのあの表情を見て、行ってよかったなぁとしみじみ思いました。
いつもと違う事をする時には心配や不安はつきものですが、だからと言って何もしないのは寂
しい。多少のリスクがあれど、楽しい事、うれしい事には変えられませんよね。
(あすか)
松原のいえ 10月
カテゴリ名: 松原のいえ
★おいしい!はハッピー!(松原のいえ)
Y様のお誕生日、お寿司と、大好きな肉の戸松のローストビーフを用意して、誕生日パーティーをしました。
食いしん坊スタッフたちの箸は止まりませんが、それ以上に見事な食べっぷりを見せてくれたのは、あと2ヶ月で101歳となるN様でした。(笑)
Y様がぽつりと「やっぱりみんなで食べると美味しいなぁ、ありがとう」と笑顔で言ってくれました。
お寿司を満喫されるN様、その姿を見て笑顔を見せるY様、そんなY様の笑顔を見て嬉しくなる私たち。
ちいさなハッピーの連鎖を感じてとても嬉しい気持ちになりました。
(あや)
正木の家 10月
カテゴリ名: 正木の家
先日、秋の遠足と称しまして、ダリア・コスモスまつり絶賛開催中の「なばなの里」に出掛けました。
始めはみんなうきうき笑顔でしたが、しばらくすると「お腹がすいた」「お尻が痛い」とテンション↓。
ようやく到着し、腹ごしらえにレストランへ。
お造り定食、穴子重と皆様各々好きな物を注文しました。お酒大好きのK様は昼間っから焼酎2杯。
「じゃあ私も」とH様もビールを注文。普段、ミキサー食の多いT様も穴子重をそのままモリモリ。お腹もいっぱいになりテンション↑、いざ〜。
満開のコスモスを前に「きれいね~」と笑顔です。
いつも気配りを忘れないK様はダリアのお世話をしている人に「ご苦労様」と声をかけておられました。
M様はビール好きな息子さんに地ビールのお土産。
後日写真を見ると、入居者様だけでなく、職員もいつもとは違った笑顔で映っていました。外出で名古屋を出るのは初の試みで、体力が低下している入居者様には、少し遠いだろうかと心配もありましたが、無事に9名全員出掛ける事ができました。
行きの車の中でM様が「前にあなたと菊を見に行ったわよね」と言われました。確かに菊人形展を見に行った際、私が車椅子を押しました。楽しかった事、
印象に残った事は、しっかり記憶に刻まれているのだと改めて実感しました。来年も記憶に残る外出を9名全員で出来たらと思います。
(あすか)
今、おもうこと 9月
カテゴリ名: 今おもうこと
取るに足りないような事から、人生の転機!といったような一大事まで。人はよく悩み、考える生き物だなぁと思います。
かく言う私も、( 若い頃などは特に)よく悩み、なんだかわからないままに考えていたような気がします。今も、例えばこの原稿を書こうとしているときも、「何をどう書くべきか?」などと、目的を持った人のようなフリをして考えています。
ときどき考えることに飽きて、引き出しから手鏡と毛抜きを取り出し、顔に生えた黒い毛を抜いたりしますが、抜くべき毛がなくなると、道具をしまってまた考え始めます。
でも、考えてみたら(←考えてるではなく、単にパソコン入力してるだけですけどネ)アタマの中でぐるぐる考えているときって、実は何も物事が進んでいないんですね。考えることなど止めて、手や足を動かすところから、初めて自分の周りに変化が現れ、それに対してどう対処するかを求められる。
心に浮かんだことを文字にしたり人に話したりすると、次に直すべきところがわかる。行ってみたりやってみたりしなければ、その結果は得られませんね。よい考えが浮かばないときほど、さらに考えてしまうという悪い循環に陥りがちのように思います。
「へたの考え休むに似たり 」とは囲碁や将棋でコマを手にしたまま長く何もしない状態から出た言事らしいです。考え込むより「まず一歩!」ですかね。
お元気でお過ごしください。
丸山秀樹
松原のいえ 9月
カテゴリ名: 松原のいえ
★あなた誰だっけ?
8月、認知症のあるS様が入居されました。
のいえの生活に慣れてくれるのか、他の住人が受け入れてくれるのか、スタッフはドキドキしていました。
初めはやはり落ち着かず、元気がなかったりイライラ怒りっぽくなったりの日々でしたが、1週間を過ぎた頃から少しづつ落ち着き、今ではとても穏やかな表情を見せてくださる様になりました。
そんなS様、スタッフを色々な名前で呼ばれます。あるスタッフはママ。話を聞いてみると行きつけだったカラオケ喫茶の大好きだった「ママ」に似てる!他にも、「ミチヨさん」・「先生」・「看護婦さん」等々。次々と新しい登場人物が!S様の思い出にある人たちを、スタッフに重ねてくれたこと、少し嬉しく思いました。
(あや)
正木の家 9月
カテゴリ名: 正木の家
★あたりまえはありがとう!
7月末に入所されたM様のお話です。
入所されてまだ2ヶ月とたたないうちにあっという間に正木の家のアイドルの座を獲得しました。目はパッチリ、まつ毛バサバサでとってもお綺麗な上、言う事がまた素敵。ご飯の時は「あ〜美味しい。最高!」と食事の度に言って下さり、職員の顔を見ては「ここはべっぴんさんばっかりだね~」と嬉しい言葉のオンパレードです。目が合うと毎度にっこり微笑んで下さり、職員一同もうメロメロ。
前の席のT様をご主人と思い込み、目の前からいなくなると「お父さんどこいった?」と探す探す。隣の席のK様とは、かみ合っているのか、かみ合っていないのか毎日『あんぱん』の話で盛り上がります。
「パン買いにいかないかん」と立ち上がる立ち上がる。それを聞いたK様が「私、お金がないのよ」とお金の事で頭がいっぱい。『あんぱん』と『お金』の話で なぜだか会話が弾みます。職員がお手伝いをお願いすると、「あいよ」と元気に答えてくださり、こちらがお手伝いさせてもらった時には「ありがとう」とお礼を言って下さいます。
先日、「人に何かをしてもらったら、当たり前の顔をしていちゃだめなのよ。」と話して下さいました。『あたりまえ』を『ありがとう』と言うのが感謝という話を聞いた事があります。
愛らしく、常に感謝の気持ちを忘れない、そんな素敵女子M様です。
(あすか)
今、おもうこと 8月
カテゴリ名: 今おもうこと
松原のいえ 8月
カテゴリ名: 松原のいえ
★笑う門には
7月末、住人Y様と中日劇場へ志村けんの「志村魂」を見に行ってきました。
当日会場は夏休みということもあり、小さな子供から車イスのお年寄りまで超満員!
まずはお約束のバカ殿から始まり、コントライブ、志村けんの演奏する津軽三味線、最後にはホロリと泣かせる新喜劇と盛りだくさんの内容!
会場にいた全員がずーっと大爆笑、3時間の長丁場だったので最後の方は笑い疲れ、ウトウトしている子供の姿も・・。
笑うことは私たちの健康にとてもいいそうです。
ストレス解消や免疫力アップ、さらには鎮痛効果や心臓病予防にまで効果があるとのこと。
「笑う門には福来る」なんて言われますが、たくさん笑って体も心も元気でいたいですね。
(あや)
正木の家 8月
カテゴリ名: 正木の家
★今日はどっちだ!?
7月の前半頃から、利用者様K様が脇腹の痛みを訴えておられました。
今までは手引き歩行で歩けていましたが、歩き出すと「痛い!痛い!」と顔を歪められ、辛そうな表情をされます。
心配になり北川くりにっくを受診し、先生に抱えられながら、てんやわんやでレントゲンを撮り、骨にも肺にも異常なし。
ご本人も安心したご様子でした。
翌日の往診時にもケロッとしており、北川先生も驚いておられた程です。しかし、その後も痛みの訴えは続き、歩くとしゃがみこんで、「痛い! さすって! 」
と辛そうにされるので、職員も心配しておりました。・・・が、
左側が痛いと言っていたかと思うと、今日は右側。翌日はまた左側?!
触ると「痛い!」と言われるのですが、関係ない話をしながら触ると全く痛がらない。
職員みんなで??、
北川先生も「精神的なものじゃないかな~?。」と。
そこで、ベテラン職員さんが聞いてみました。「 Kさん。本当に痛い時だけ痛いって言わないと、本当に痛い時に誰も信じてくれないよ。」と。
するとK様、「そうだな。嘘はいかんな。」と、ケロッとした顔で言われたそうです。
痛いと言えば、周りの人は普段より優しくなる。そんな優しさを求めての事だったのでしょうか。
何にせよ、辛い気持ち、寂しい気持ちにさせてしまっていたのは事実です。
そこはしっかり反省!!でも、意外に策略家だったK様。そこは少し笑っておきます。
(あすか)