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正木の家 8月

カテゴリ名: 正木の家

★今日はどっちだ!?

7月の前半頃から、利用者様K様が脇腹の痛みを訴えておられました。

今までは手引き歩行で歩けていましたが、歩き出すと「痛い!痛い!」と顔を歪められ、辛そうな表情をされます。

心配になり北川くりにっくを受診し、先生に抱えられながら、てんやわんやでレントゲンを撮り、骨にも肺にも異常なし。

ご本人も安心したご様子でした。

翌日の往診時にもケロッとしており、北川先生も驚いておられた程です。しかし、その後も痛みの訴えは続き、歩くとしゃがみこんで、「痛い! さすって! 」

と辛そうにされるので、職員も心配しておりました。・・・が、

左側が痛いと言っていたかと思うと、今日は右側。翌日はまた左側?!

触ると「痛い!」と言われるのですが、関係ない話をしながら触ると全く痛がらない。

職員みんなで??、

北川先生も「精神的なものじゃないかな~?。」と。

そこで、ベテラン職員さんが聞いてみました。「 Kさん。本当に痛い時だけ痛いって言わないと、本当に痛い時に誰も信じてくれないよ。」と。

するとK様、「そうだな。嘘はいかんな。」と、ケロッとした顔で言われたそうです。

 

痛いと言えば、周りの人は普段より優しくなる。そんな優しさを求めての事だったのでしょうか。

何にせよ、辛い気持ち、寂しい気持ちにさせてしまっていたのは事実です。

そこはしっかり反省!!でも、意外に策略家だったK様。そこは少し笑っておきます。

(あすか)

今、おもうこと 7月

カテゴリ名: 今おもうこと

例によってなにげなく新聞を見ていましたら、高齢者自身が感じる高齢者年齢という統計があるそうで、なんだかちょっと興味を惹かれました。

内閣府が6月に公表した「高齢者の日常生活に関する意識調査」なるモノによるらしいのですが、要は自分でトシだなぁ〜と感じる年齢のことのようです。過去の調査では「65歳以上」が最も多かったのが、「75歳以上」「80歳以上」が大きく伸びているとのこと。反して「60歳以上」でトシだと感じる人は調査対象の6%程度しかなかったそうです。

生涯現役を目標としている自分にとって、65歳はまだまだ序の口と思っていましたので、多くの方が同様に感じているのは、なんだか嬉しい気持ちです。よく自分に都合の悪いこと(物忘れだったりズッコケたり・・)があると、「もうトシだからなぁ〜」などとごまかしたりしますが、他人から年齢を指摘されると「いやいやオレはまだまだ・・」などと開きなおったりしますよね。

結局のところ、自分の都合次第ってことになるのでしょうが、超高齢社会の日本を考えると、ひとりでも多くの人に「オレはまだまだ」と元気に過ごして欲しいものです。

 

現在65歳以上で菜の花スタッフとして日々活躍してくださっている人は65名中11名。

スゴくない?

暑さもこれからが本番。シンドイ日々が続きますが、どうぞお元気でお過ごしください。

 

丸山秀樹

松原のいえ 7月

カテゴリ名: 松原のいえ

★夏祭り

6月中旬にのいえの住民G様が通う福祉施設で夏祭りが行われました。バザーや抽選会、出店もある盛りだくさんの夏祭り。利用者さんだけでなく、地域の方も毎年楽しみにされています。

もちろんG様もとても楽しみにされていて、前日の夜は夏祭りでビーズのお店の売り子さんをすること、出店でこんなものが食べたいなど、たくさん話してくださいました。

梅雨の真っ只中でしたが、当日は真夏のようなピカピカの上天気。たくさんの人でごった返していました。空いている席を見つけ、私も五平餅にかぶりつきながら周りの人たちを眺めてみると・・

子どもたちが走り回っているそばで、おばあちゃんは近所の方たちと立ち話。その横では車椅子の方がヘルパーさんとタコ焼きを美味しそうに食べていました。施設のスタッフの方は、炎天下の中遊びに来た人たちに声をかけながら、忙しそうに交通整理。

どの人もニコニコ笑顔でとても楽しそうです。

食いしん坊のG様も五平餅、タコ焼き、その他いろいろ屋台を満喫されたようでした。

 

(あや)

正木の家 7月

カテゴリ名: 正木の家

★笹の葉さらさら

7月初め、正木の家にとても立派な笹が届きました。

早速、入居者様に短冊を書いてもらおうと、お願い事を聞いてみました。

「お願い事ある?」と聞くと「特にないわ」と、なかなか願い事がでてきません。

しかし、「食べたい物ある?」「行きたいとこある?」「会いたい人はいる?」と細かく聞いていくと出てくる、出てくる。

「旅行に行きたい」「可愛いお洋服がほしい」「息子に会いたい」等々。

そして、1番多かった願い事は、やっぱり「長生きしたい!」でした。

この言葉がたくさん吊るされている笹を見ながら、そこらの若者よりもなんて夢や希望溢れる願い事だろうと感心してしまいました。

 

「病は気から!」長生きしたい!がこんなに溢れる正木の家の入居者様は、きっと病なんて吹飛ばしてしまう事でしょう。

 

(あすか)

松原のいえ 5月 

カテゴリ名: 松原のいえ

★住めば都!?

訪問の利用者さんのM様のいえが水浸しに!!!

どうやら老朽化した配管から水漏れしてしまったらしく、天井から畳までびっしょり、とても住めるような状態ではありません。

お一人暮らしでご家族も遠くにお住いのM様、とりあえずのいえに緊急避難することに。外に出ることを嫌がられこの何年も家から出ていないM様、認知症も少し進み荷物をまとめている間もどうして避難しないといけないのかあまり理解されていない様子。

とりあえずのいえに到着、のいえのみなさんを紹介しお部屋にお連れすると少し緊張したご様子。一緒にいたスタッフも不安が募りました。

数日後M様のご様子を見に行くと

ご自宅にいた時と変わらない・・・いやいや、それ以上にしっくりきているじゃないですか(笑)

もともと社交的でお話好きなM様、すっかりのいえの住民さんスタッフとも打ち解け、まるでわが家にいるようなリラックスした様子。

表情も自宅にいた時より明るくなっていました。

洗濯物をたたんだりお茶碗を洗ったり、テキパキ家事をこなしながら、のいえでの避難生活をエンジョイされている様子を見て、スタッフみんな安心しました。

(あや)

正木の家 4月

カテゴリ名: 正木の家

★思い出はおもいで

先月末、入居者様全員で東別院にお花見に出かけました。毎年毎年雨に見舞われ、ろくにお花見ができていませんでしたが、今年は清々しい晴天に恵まれ、全員でお花見することができました。まだ満開とは言えませんでしたが、大きな桜の木の下で全員揃って記念写真を撮りました。年々ADLが低下していき、全員でお出かけする事が少なくなってきている正木の家にとって、全員揃った集合写真は大切な宝物です。

楽しかった思い出、たとえ忘れてしまっても、写真がしっかり記憶していてくれます。時々見ては思い出し、次見たら思い出せず・・そしてまた見たら思い出し。それを繰り返していけばいいのですね。忘れてしまうのならば、また新しい思い出を作ればいいのです。毎日あっという間に過ぎていく1日の中、思い出を残すという事がすっかり頭から抜けていたように思います。残したい記憶は毎日あるはず!!どんどん新しい思い出(写真)の記憶を残してそして、時々みんなで見ながら思い出話に花を咲かせようと思います。

あっ、その前にアルバムの整理から初めてみよっかな…

(あすか)

 

松原のいえ 4月

カテゴリ名: 松原のいえ

<はたらきもの>

3月中旬、 K様が突然の嘔吐。いつも気丈なK様が、「エラいわぁ、そこにおって 」と心細い様子。夜になっても収まらず救急車で病院へ、そのまま入院することになりました。

数日後、スタッフと一緒にお見舞いに行くと、だいぶ元気になり、顔色もよくなった様子でホッと一安心。でも、なにやら様子が・・・少し体調がよくなったK様、点滴針を保護する包帯をほどいたり、鼻の酸素チューブを外したり、手首のバンドを取ろうとしたり、とにかく忙しそう・・・(笑)

若い頃、休むことなく畑仕事を頑張って来られたK様、入院中も休むことなく動いていました。早く元気になってのいえに帰ってきてね。

(あや)

今おもうこと 4月

カテゴリ名: 今おもうこと

通信2月号で紹介しましたシニア向け麻雀荘「ダグラス 」改修工事が始まりました。今月中には設備等も含めて完成予定ですが、営業許可証がもらえるのは5月中旬になりそうです。

記憶をたぐると平成 21年春に松原のいえの改築工事、23年の春には正木の家の古家解体工事が始まったことを思い出します。今回の雀荘改修工事もそうですが、工事が始まった現場を見た瞬間、「あぁ 、もう止められなくなったんだ!」と後戻りできないことを実感します。

契約して工事しているので、当たり前と言えば当たり前のことなんですが、図面を見て打ち合わせしているうちは、まだどこか他人事のようなイメージ。それが人の手を介して工事が始まった途端、ひとつの生き物が動き始めたように感じるんです。

若い二人が結婚を決めたり、新境地を求めて生まれ育った場所を後にしたり・・など、気持ちが行動に変わるときというのも、もしかしたら同じようなものかもしれません。

春。出会いと別れの季節、新入生や新社会人など、日本中でたくさんの人々が、新たな出会いと向き合っています。ほのかな期待と大きな不安を胸にした日は、きっと誰にもありますよね。この素敵な季節を気持ち新たに楽しみたいと思っています。

どうぞお元気でお過ごしください。

丸山秀樹

松原のいえ 3月

カテゴリ名: 松原のいえ

<ニコニコいきいき>

2月末のある日、Y様は楽しみにされていた「にっぽん演歌の夢祭り」を見に、ヘルパーさん同行でガイシホールにお出かけされました。

北島三郎・天道よしみ・鳥羽一郎・・・日本を代表する演歌歌手が出演する、まさに演歌ファンにとっては夢祭り!

お部屋にはポスターを飾るほどのサブちゃんファンのY様は、何ヶ月も前にチケットを取り、ワクワク楽しみにされていました。夕方帰ってくると、ニコニコ顔でとってもご満悦のご様子。

「やっぱり生で聞くええなぁ〜」とショーの様子をたくさんお話ししてくれました。ニコニコ笑顔で楽しそうに話をする表情がとてもいきいきしていて、私も嬉しい気持ちになりました。

 

正木の家 3月

カテゴリ名: 正木の家

<元気の秘訣はなに?>

正木の家の恋バナ大好きK様。

私の顔を見るたびに「はよ結婚せないかんな。選びすぎたらいかんのよ」と心配してくださいます。そんなK様の好みのタイプを聞いて見ると、「キリッとした人がいいなぁ」と。そこでジャニーズ本を開き「この人は?」と順に聴いてみました。するとこんな厳しい答えが・・・

堂本光一・・・甘すぎるな

相葉雅樹・・・タイプじゃないな

櫻井翔・・・しまりがないな

山下智久・・・きどってるな

錦戸亮・・・「知らんわ」って感じだな(自分勝手そう)

木村拓哉・・・男前すぎるな

なかなか好みのタイプが出てきません。そうしてようやく見つかりました!K様のタイプ!!!

「松本潤」「この人ならいいかな!」と少し恥ずかしそうに言われました。入居者A様も松潤好きなようで、正木の家では松潤人気が高いみたいです。

こんな中学生のような話を久しぶりに聴いた33歳。「わたしはこの人がいいな〜」と一緒になってキャピキャピしてしまいました。

女性の元気の源は「いい男を見ること」!!!

これ間違いない!